沈没日記50
この夜も、日本から来た友人と遊ぶ。
まずは、LKメトロのゴーゴーバーへ。
タッチとニンジャ
タッチ(Touch)は何度目かの来店。
今、LKメトロの中では安定したレベルにある気がする。
タイミングによっては当たり外れがあるのは当然だが。
続いて、ニンジャ(NINJA A GOGO)へ。
ここは初めての入店。
以前はカラオケ兼バービアみたいな店だった。
その後、ゴーゴーバーへ改築。
呼び込み嬢がかわいいなあ。
店内はいたって普通のゴーゴーバーの作り。
中央にステージ。それを囲むようにして段差のある席が並ぶ。
わたしと友人は手前角の上段に座った。
やや暗めの照明の影響か、ステージ上のダンサーの顔がはっきりと見えない。
もっと正面の席に座ったほうがよさそう。
よって、肝心のダンサーのレベルはよくわからないまま。
しばらくするとママさんが挨拶に来た。
日本語がお上手で。
隣の席に、日本人が一人で来店。
ダンサーを召喚していたが、タイ語も英語も苦手なようで、ママさんが通訳していた。
ママさんもレディドリンクゲット。
お仕事がんばってますね。
まあ、わたしのようなスレ客に用はないだろうし、ママさんとは特に何も会話せずに退店。
ソイ7のハッピー出身バービア嬢
ついで、バービアがみたいという友人とともに、バービアめぐりへ。
まず向かったのがソイ10のバービア。
ここは特に収穫なし。
それからソイ7、ソイ8へ。
ここではバイクをとめて、じっくりと徒歩でまわる。
バイクを置く場所は、ソイ7とソイ8を結ぶ路地の中。
ここは比較的駐輪しやすい。
とりあえず、ソイ7と8をぐるりと歩いて一周。
ざっと見たところ、ペイバーできそうな感じのバービア嬢が3,4人ほど。
その中で一番気になるバービア嬢の元へ。
スレンダーな体型で、年齢も若そうだ。
なかなかバービアで見かけないレベル。
軽く話を聞いてみると、まだ20歳という。
色黒だけど、スタイルが良くて色っぽい。
つい最近まで某ハッピーグループでゴーゴーダンサーとして働いていたそうだ。
なるほどね。それは納得。
友人は、ちょっとプンプイだけど思っきり積極的な23歳バービア嬢を膝の上に乗せて、ぐいぐいやっている。
あれま、いつの間に。
オープンエアのバービアでここまでお触りやらチューやらすれば充分でしょう。
じゃあ、わたしも20歳の元ハッピーと楽しくやりますか。
と、意気込んでいたら、横入りしてきたファランがさくっと連れ去っていった。
あれま、手の早いファランなこって。
というか、わたしが出遅れただけだ。
どうにも、最近、手が遅くなっていかんなあ。
先手必勝がパタヤでの遊び方なのに。
まあ、たぶん、彼女もファラン好きだと思われる。気にしないことにする。
ウォーキングストリートで衝撃の再会
それからウォーキングストリートへ。
友人と二人で、何気なく、某ゴーゴーバーへ入店。
ふらふらと席に座ろうと歩いていると、ステージ上のダンサーから声をかけられた。
ああ、きみは!?
わたしの脳内に電流が走る。記憶回路が炸裂した。
忘れることなどできようか。
時はさかのぼり、2012年へフラッシュバック。
その頃、わたしはパタヤカン近くのアパートを借りて半年ほど生活していた。
初めてのパタヤ長期滞在だった。
バーファイン600B、ショート1500Bがデフォルトのゴーゴーバーがまだまだ残っており、ゴーゴーバーでのペイバーが現在よりも比較的容易だった時代。
そんな折、出会ったのが彼女。
ウォーキングストリートの某ゴーゴーバーで働いていた。
当時19歳。子どもなし。
顔はまだまだ子供っぽいが、かわいい。
胸は大きく、スタイルはばっちり。
すぐに意気投合して、ペイバー。
ベッドの上のサービスは抜群だった。
年齢、ルックス、サービスとも申し分なし。
過去ゴーゴーバーでペイバーした中でもトップランクの大当たり嬢。
ただ、家庭の事情とか何とかで、ロングが不可だった。
昼間はずっと寝ているそうで、デートもできない。
どうせなら、アパートで同棲生活がしたかった。
しかたなしに、何度かショートでペイバーしていた。
3回目くらいのペイバーから、しきりに「テンガーン テンガーン(結婚結婚)」とせがまれるようになった。
いつ結婚してくれるの?
早く一緒にイサーンの実家へ帰りましょう
そんな誘いがひっきりなしにかかるのだ。
いやいや、話が早過ぎるだろ。
このレベルの19歳と結婚できれば、日本人のおっさんとしては、そりゃあ勝ち組かもしれない。
でも、いくらなんでも早急すぎる。
まあ、どうせ冗談か単なるカネ目的だろうけど。
最後にペイバーしたのが、2012年の年末年始だった。
この頃には、アパートを引き払い、現在のホテル宿泊型長期滞在に切り替えていた。
写真も残っている。
ドゥアンナムインホテルに宿泊していたっけ。
それ以降、彼女はゴーゴーバーを移籍。一度、遊びに行ったが、ペイバーせず。
バーファイン代が値上がりしていたし、やっぱりロングでペイバーできないのがネックだった。
次第に疎遠となっていく。
電話番号は知っていたが、お互いに連絡せず。
そのうち、わたしの携帯電話のSIMカードのデータが消失していまい、連絡先も完全に不明。
ウォーキングストリートのゴーゴーバーでも出会うことはなかった。
てっきり田舎へ帰ってしまったものだと思っていた。
その彼女が今、わたしの目の前で踊っているではないか。
出会いから4年近くが経過した。
当時19歳、現在23歳。
やや顔が老けている。いや、言葉が悪いな。大人になったと表しておこう。
腹回りに少し肉がついている。それでもスタイルはまだまだいいほうだ。
もし現時点で普通に出会っていても、ペイバー候補に入れていいレベル。
ダンスのローテンションが終わり、彼女がわたしの隣に座る。
ひさしぶりの再会。
きゃ~と喜ぶ彼女。
開口一番、
「あなた、ジローよね?」
いや、あの、違います。
目が点になった。ずっこけそうになった。誰だよ、ジローって。
あれだけ結婚してくれとお願いしておきながら、相手の名前を忘れるのか。
わたしはきっちり覚えているぞ。
どうせ、そんなもんさ。
まあ、すぐにちゃんと思い出して、わたしの名前を呼んでくれたけど。
もともと性格は明るい彼女。
レディドリンクをおごって、がっつりコミュニケーションをはかる。
その大きな乳はまだタレていないようだ。すばらしい。揉みがいがある。
この店は、バーファインが1000バーツ。
ショートは2500バーツが基本価格のようだ。
ちらっと聞いてみたところ、彼女の言い値も2500。
合計3500バーツ必要。
当時はバーファイン600+ショート1500で2100バーツ。
たった数年で1400バーツの値上がりかあ。
これも時の流れ。
チップはまけてもらえるかもしれないが、バーファインの値引きは無理。
やっぱり、ペイバーできそうにない。
一方、わたしの友人は別のゴーゴー嬢を召喚して楽しくやっていた。
22歳くらいだったかな。こちらもスタイルがよくて、ノリもいい。ちょっと性格はきつそうだけど。
この友人、酒池肉林で毎日楽しんでいるなあ。そのわりにはちっともペイバーしないけど。
なんでも、無駄にペイバーしてブンブン代にカネを浪費するくらいなら、その分レディドリンクを奢って、狼藉遊びをするほうが楽しいとのこと。
それもアリだ。
そろそろバーも閉店の時間。
ペイバーはしないにしても、とりあえず、電話番号交換でもしておこう。
でも、店内での番号交換はあまりよくないみたい。
彼女からの提案で、仕事終わりにバーの近くで合流して、そこで教えてもらうことになった。
チェックビンをすませて退店。
ほどなくして、閉店となり、待ち合わせ場所へ。
すぐに彼女がやって来た。
わたしの友人が隣につけていたゴーゴー嬢も一緒だ。
これで二人とも電話番号ゲット。
なかなか仕事が早い。
とりあえず繋がりだけは維持しておこう。
それにしても、びっくりしたなあ。
まあ、正直、この先の展開があるとは思えないんだけどね。
どうせ、結婚する気もないし。
出会いと別れを繰り返すのがパタヤの夜遊び。
二度と交わらないこともあれば、ふいに再会することもある。
人生、どう転ぶかわからない。
今を楽しもう。