タイ・エアアジアXの現状とクリスマスプロモーションの状況を見てみる。
数ヶ月前までは運航開始の告知とプロモーションを行っては、その度にキャンセルと延期を繰り返し、飛ぶ飛ぶなんとやらと言われたタイ・エアアジアXである。
まず、7月に成田・バンコク路線が運航開始。次に10月に関空・バンコク路線が飛んだ。
ついで12月には札幌・バンコク路線も運航開始となった。
飛ぶ飛ぶなんとやらはどこ吹く風で、日本とバンコクを結ぶ路線は大人気となっており、チケット価格は高騰で、ほぼ満席状態が続いている。
そんな中、クリスマス記念のプロモーションを実施中だ。
各路線の増便予定も合わせて見ていこう。
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タイ・エアアジアXのクリスマスプロモーション
タイ・エアアジアXがクリスマスプロモーションを実施中だ。
タイから韓国、日本、オーストラリアへの路線が3,990バーツより
予約期間:2022年12月12日から12月25日
旅行期間:2023年3月1日から2024年3月30日
フライトコードXJが対象となるプロモーションだ。
つまり、日本なら成田と関空と札幌からバンコク・スワンナプーム空港行き、韓国ならソウルからスワンナプーム行き、オーストラリアならメルボルンとシドニーからスワンナプーム行きとなる。
座席数に限りあり。連休時など対象外期間あり。
成田・関空・新千歳発バンコク行きの運航日と運賃
実際の運航状況と運賃を見てみる。
まず成田発から。
現在は1日1便での運航となっている。
今月末からは曜日によっては1日2便へ増便予定だ。
ただし、年末の成田発バンコク行きのフライトは売り切れた模様。
来年3月の運賃はどうか。
来年3月は1日2便の運航となっている。増便分は政府当局の認可待ち状態だ。
往路が29,400円、復路が27,372円で、往復総額56,772円。
うーん、全然プロモーション価格とは思えない。
5月以降でも似たようなもの。
バンコク発成田行きでは3,990バーツは見つからず。
次に関空発もチェック。
関空-バンコク線は、どうやら3月末から毎日運航となるようだ。
現在は、月・水・金・日の週4便。
3月28日からは火・木・土も運航する予定。
あくまでチケット販売上であり、100%必ず運航するとは限らない点には注意。
満席状態が続いているエアアジア便なので増便する方向なのは間違いないけれど、油断は禁物だ。
価格は高いまま。プロモーション価格は全然表示されない。
毎日運航開始の3月末か4月頭にかけては往復で74,436円もする。
ひどい話や。
最後に札幌・新千歳発。
タイ・エアアジアXによるバンコク-札幌路線は12月1日よりすでに運航開始となっている。
週3便(火・木・土)
XJ620 バンコク・スワンナプーム発03:05 札幌・新千歳着11:40
XJ621 札幌・新千歳発12:55 バンコク・スワンナプーム着18:50
ここ一週間の運航記録を見るかぎり、欠航はなく、週3便できちんと往復している。
来年2月からは月曜日に増便され、週4便運航となるようだ。
ただ、現在販売中のチケットは、来年3月25日のフライトまで。それ以降の予定は決定していないもよう。
来年3月はプロモーション対象であるはずだが、価格は高いまま。
安い日程でも往復で62,000円程度だ。
なお、バンコク(ドンムアン空港)-福岡路線は、タイ・エアアジアXではなく、タイ・エアアジアによる運航のため、今回のタイ・エアアジアXのプロモーションの対象外だ。
ただ、別途エアアジアのプロモーションがあるため、安い価格となっている。
現状では、日本とタイを結ぶエアアジア便は、福岡発がもっとも安い。
また、タイ・ベトジェットエアによるバンコク(スワンナプーム)-福岡線も安いフライトが出ている。
来年1月31日からはタイ・ベトジェットエアによる関空-チェンマイ線が新規就航予定だ。これもプロモーションによっては片道2万円以下で購入可能だ。
まとめ
タイ・エアアジアXは無事に飛んでいる。
成田、関空、そして札幌からバンコクへ。
でも価格は高い。プロモーションでも全然安くならない。
本当に飛ぶ前は安いプロモーションで客寄せしてキャンセルを繰り返したものだが、いざ本当に飛んでからは安いプロモーションを出さない。
いやもうあっぱれというしかない販売戦略だが、まあ、民事再生手続き中の会社としてはこうするしかなかったのかもしれない。
ともかく無事に飛んでいるわけで、一利用者としては、なるべく安い運賃で購入して、便利に旅行できればそれでいいとわりきっている。
LCCとはほどよい距離感が大切だと思う。
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