フィリピン入国には事前の登録が必要となっている。
絶対必須というわけではないが、事前登録のQRコードがないとフライト搭乗や入国手続の際に問題となる可能性がある。
以前は、One Health Passというシステムを使っていたが、少し前にeARRIVAL CARDへ変更された。
が、早くも別にシステムに変更となる。
eTravelという登録システムだ。
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フィリピン入国用「eTravel」への運用変更
12月2日付けで出された在フィリピン日本国大使館よりお知らせを引用しておく。
【ポイント】
●フィリピン政府は、これまでフィリピンへ入国する際に登録が必要だった「eARRIVAL CARD」を、「eTravel」に変更すると発表しました。【本文】
1 フィリピン政府は、これまでフィリピンへ入国する際に登録する必要があった「eARRIVAL CARD」を、12月2日午前0時01分から「eTravel」に変更したことを発表しました。
なお、「eTravel」登録にかかる概要は以下のとおりです。
(1)フィリピンに渡航する全ての渡航者は、航空機への搭乗前に「eTravel」に登録する必要がある。
(2)登録は、フィリピン到着前の3日(または72時間)以内に行うことができる。
(3)登録後、出力されたQRコードのスクリーンショットを保存、ダウンロード、または印刷の上、航空機への搭乗前、及びフィリピン到着時に提示する必要がある。
(4)登録は無料であり、オンライン決済は一切必要ない。登録時に支払いを要求する偽・詐欺サイト、団体には注意する。
(5)フィリピン到着時、出力・提示したQRコードが緑色の場合は、面接や書類の提出は必要ない。赤色の場合には検疫官から入国規則に適しているかなどを確認され、適していない場合には、検疫(到着日を初日として5日間)を受ける必要がある。また、5日目にRT-PCR検査を受けることとなる。○eTravel:https://etravel.gov.ph/
また、詳細については同ホームページのFAQ等をご参照ください。
○FAQ:https://etravel.gov.ph/frequently-asked-questions
⇒https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01045.html
eTravel
実際のeTravelの画面はこのようになっている。
外国人パスポートホルダーを選択し、入国移動手段、到着日、Eメールを入力してから手続きを進める。到着予定日の3日前から登録が可能となるとの説明があるが、実際には4日前から登録できるようだ。
(12月4日時点で、12月8日フィリピン入国の登録が可能となっている)
登録は全部で5ステップあり。
名前、パスポート番号、住所以外の項目は選択式のため、特に難しいことはない。
eARRIVAL CARDの登録内容とほとんど同じものだ。
ワクチン接種履歴は2回まで記載する。
ブースター接種は必要ない。
また、ワクチン接種証明書のアップロードも必要ない。
ワクチン2回接種を終えていない場合は、出発前24時間以内に受けた抗原検査による陰性証明書が必要だ。
すべて登録すると、最後にQRコードが発行される。
このQRコードをスクリーンショットするか印刷しておくといい。
フライトチェックイン時やフィリピン入国時にQRコードを提示すればスムーズに渡航できるようになる。
フィリピン入国ガイドライン
eTravelのサイトに記載されたフィリピン入国ガイドラインを見てみる。
A.ワクチン接種済み(フィリピン人および外国人旅行者)
・出発前の検査は不要
・出発前14日以上前にワクチン接種2回接種を受けている必要がある
B.ワクチン接種を受けていない、もしくは部分接種を受けている(フィリピン人および外国人旅行者)
・15歳以上の旅行者は出発前24時間以内に専門家による抗原検査の結果を提示する必要がある
・15歳以上の旅行者で出発前検査の陰性結果を提示できない場合は到着した空港で抗原検査を受ける必要がある
(陽性と判定された場合は保健省が定める隔離プロトコルに従うものとする)
・ワクチン接種を受けていない15歳未満の旅行者は両親または同行者の検疫プロトコルに従う
以上。
以前はブースター接種済みであれば陰性証明書の提示が不要とされていたが、現在は2回接種のみで陰性証明書不要となっている。
また陰性証明書の検査方式は抗原検査でいい。
かなり敷居は低くなっている。
ワクチン2回接種済みであれば、特に何も難しいことはない。
eTravelには、2回分のワクチン接種履歴を記入しておけばいい。
ワクチン接種証明書の登録は不要だが、フライトチェックイン時に証明書の提示が求められるケースがある。
念のためにワクチン接種証明書を持参しておくか、スマホで表示できるようにしておくこと。
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