燃油サーチャージの見直しは2ヶ月ごとに実施されている。
今年の春から毎回のように値上げされている状況だ。
現在は8月1日から9月30日までの価格となっており、JALならば日本-タイ路線で片道24,700円。
10月からはさらに値上げされることになった。
広告
JALの燃油サーチャージ値上げ
8月18日付けで日本航空(JAL)が国際線「燃油特別付加運賃」改定について発表した。
燃油特別付加運賃とは燃油サーチャージのこと。
⇒https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/fare/fuel/detail.html
2022年10月1日から11月30日発券分までの燃油サーチャージがこちら。
1区間片道あたりの金額だ。往復なら2区間分かかる。
日本ー韓国 7,700円
日本ータイ、マレーシア、シンガポール 29,800円
日本ーハワイ、インドネシア、インド 37,400円
日本ー北米、欧州、中東、オセアニア 57,200円
2022年9月30日までの現行燃油サーチャージは、日本ータイ片道で24,700円だ。
よって、10月1日発券分からは片道5,100円の値上げとなる。往復では10,200円の値上げだ。
たとえば9月に購入すれば総額9万円のチケットが、10月に入ってから購入すると10万円となる。
10月からは燃油サーチャージだけで59,600円だ。約6万円。これが運賃以外にかかってくる。(その他にも空港使用料やら諸税やらあり)。
燃油サーチャージだけで6万円なので、JALの日本ータイ往復航空券を10万円以下買うのはほぼ不可能になりそう。
いったいどこまで値上げするのだろうか。
他の航空会社は?
ANAでは、10月以降の燃油サーチャージについてまだ発表されていない。
8月1日から9月30日の燃油サーチャージは、日本ータイ路線で片道25,800円、往復51,600円。
10月1日発券分では、おそらくJALと同じく値上げになると思われる。
往復で6万円程度になりそうだ。
タイ航空もまだ発表はない。
現行の燃油サーチャージは、日本ータイ路線で片道140USドル、往復280USドル。
日系2社より元から安めの料金設定で値上げ幅も少ない。
10月1日どうなるかは不明だが、現状維持か少し値上げといったところか。
8月1日発券分の燃油サーチャージについての発表が7月8日だったので、次の発表は9月上旬になりそう。
ZIPAIRやエアアジアなどのLCCは基本的に燃油サーチャージは不要となっている。
ただ、LCCでは状況に応じて基本運賃を変動させているので、航空券自体が値上がりする可能性はある。
LCCではプロモーション実施時に安く購入するのが一番だ。
まとめ
タイ行きにかぎらず、海外航空券の高騰化が進む、入国者数制限、燃油サーチャージ、円安というトリプルパンチだ。
このうえ、10月発券分よりさらに燃油サーチャージが値上がり。
10月までに日本の水際対策が大幅に緩和され、日本往来が自由化して、便数が増えていけば、航空券の価格も落ちつくかもしれない。
特に海外発日本行きのチケットが安くなりそうだ。
でも旅行希望者が増えれば価格は下がらないかもしれない。
10月以降にタイ旅行を考えている人には航空券購入のタイミングは難しい判断となる。
レガシーキャリアでもLCCでも安いプロモーションで買えるならさっさと購入しておくのがベターだと思う。
広告