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盆休み帰国難民ラッシュか、大使館より日本帰国に際しての注意喚起

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このお盆休みでひさびさに海外旅行を楽しんでいる人も多いかと思う。ほとんどの人にとっては3年ぶりの盆休み海外旅行だろう。
成田空港での日本出国ラッシュは8月11日だったそうだ。成田空港での帰国ラッシュは21日がピークとみられている。
東南アジアにしろ欧米にしろほとんどは開国済みで入国はいたって簡単だ。
が、日本帰国には出国前陰性証明書取得というハードルが待っている。PCR検査で陽性となれば帰国不可となる。
帰国ラッシュが近づくにつれ、帰国難民ラッシュも起きつつあるようだ。
大使館より注意喚起メールが出ている。

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大使館より注意喚起

8月12日付けで、在ホーチミン日本国総領事館から注意喚起が発出されている。
出国前PCR検査で陽性となり帰国できない日本人が多数出ているとのことだ。
以下、引用。

【注意喚起】ベトナムを訪れる方々の日本帰国に際しての注意喚起
在ホーチミン日本国総領事館

ポイント
●最近、観光や出張などの短期滞在で当地を訪れる邦人の方々で、出国前のPCR検査等で陽性となり、予定通り帰国できない方が多数いらっしゃいます。
●現在、日本入国には日本の水際対策強化措置により、出国前72時間以内のPCR検査等の陰性証明が必要です。
●ベトナムに15日間の査証免除措置で入国され、当地出国前のPCR検査等で陽性となりオーバーステイとなった場合、出国の際に罰金を支払うケースなどもあります。
●つきましては、特に当地を訪れる観光旅行者や出張者の方々におかれては、当地で新型コロナウイルスに感染しないよう十分注意してご滞在ください。
●また、ベトナム入国前に、既に感染している方もいらっしゃいますので、感染が疑われる場合には、日本出国前にPCR検査等を受検する等の事前の対策をお願い致します。

本文
1 最近、ベトナムの15日間の査証免除措置を利用して、観光や出張などで当地を訪れる邦人の方々で、出国前のPCR検査等で陽性となり、予定通り帰国できない方が多数いらっしゃいます。

2 新型コロナウイルスに感染した場合、軽症又は無症状で自宅療養する場合の当地基準の療養期間は、陽性となった日から起算して7日目に検査を受けて陰性となるか、陽性が続く場合は、ワクチン接種者は10日目まで、ワクチン未接種者は14日目まで自宅療養が継続となり、短期滞在で当地を訪れている方々は、ホテル延泊及び出国時PCR検査などの追加的な予定外の費用が発生しています。

3 また、出国前のPCR検査で陽性となり査証免除措置期間を越えオーバーステイとなった場合、出国する際に空港の出入国管理局でコロナに感染していたことを説明することになりますが、この際に罰金を支払うケースも複数発生しています。

4 つきましては、当地を訪れる観光旅行者や出張者の方々におかれては、当地で新型コロナウイルスに感染しないよう十分注意してご滞在ください。

5 また、ベトナムに入国する前に、既に新型コロナウイルスに感染している方もいらっしゃいますので、旅行される前に37.5℃以上の発熱、咳、喉の痛み、倦怠感などの症状があり感染が疑われる場合には、旅行や出張の取り止めを検討されることや、日本出国前に自主的にPCR検査等を受検する等の事前の対策をお願い致します。

6 新型コロナウイルスに感染して当館にご相談される際は、感染拡大防止の観点から、ご来館は控えていただき、メールまたは電話でご相談ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=135867

以上。
わざわざこのような注意喚起を出さなくてはいけないほど、帰国できない旅行者が増えているということだろう。特に観光旅行者と短期出張者に多い。

総領事館が言及しているように、短期旅行者はベトナム滞在時に感染したというより、日本がすでに感染していたというケースが大半かもしれない。
たとえば5泊6日の旅行の場合、ベトナム出国前72時間以内に検査を受けるわけで、ベトナム入国後3、4日後の検査となる。
潜伏期間を考えると、日本出発前に感染した可能性は充分考えられる。
ウイルスにGPSはついていないのでどこで感染したかの特定など不可能だが。

日本で感染していたが無症状のままで日本を出国。まだ体内にウイルスが残っており、ベトナム出国前のPCR検査でウイルスを検出してしまい、陽性となるというパターンだ。
この場合でも陽性には違いないので、感染確認ということで、隔離療養の対象となってしまう。むろん日本帰国不可。
さらに陽性が続けば、いつまで経っても帰国できない。

もちろん、症状が出ていれば素直に治療に専念すべきだが、無症状なのに検査で陽性が出続けるがために延々と帰国できないのはやはり理不尽と言うしかない。

ホーチミンの日本総領事館からの注意喚起だが、ベトナムと同様の事態は世界各国で起きているはずだ。
日本人観光客の多いタイでも同じこと。ベトナム以上といえるだろう。

タイでの事情

タイでの事情もホーチミン総領事館からの注意喚起とほぼ同じとなる。

タイでPCR検査の結果が陽性となれば、原則10日間の隔離療養が必要だ。
検査日を起算として10日間。普通は検査翌日に結果が判明して、そこから隔離治療がスタートとなるので、隔離は9泊10日となろう。
隔離療養期間は医師の判断によって7日間ほどに短くなることもあるが、原則は10日間だ。

隔離期間が終わって、再度検査して陰性となれば帰国可能となる。
再度検査で陽性となれば、すぐには帰国できない。

大使館に連絡して、帰国のために領事レターを発行してもらう必要がある。

関連記事:帰国前陰性証明書取得不可の際の大使館・領事レター発行について、在タイ・フィリピン大使館から発表

在タイ日本大使館ではレター発行に最大5営業日必要としている。
最初の検査陽性から15日以上帰国できない事態も考えられる。
これが典型的な帰国難民だ。

タイではノービザ入国の滞在期限は30日。ベトナムより長い。
一週間程度の短期旅行なら滞在期限が切れることはないが、帰国までの期間が長引くと、オーバーステイとなってしまう可能性もある。
タイでのオーバーステイの罰金は1日あたり500バーツだ。
もし隔離のためにオーバーステイとなってしまうようなら、ビザ延長手続きをしたほうが無難かもしれない。
通常の滞在延長でもいいし、治療のため出国不可のケースに適用される治療ビザ延長という手続方法もある。隔離中は外出不可のため、エージェントや病院に依頼するしかない。
隔離期間が終わった再検査で陽性が続いてしまい、ノービザ滞在期限が切れそうな場合は、自分でイミグレーションオフィスに出向いて滞在延長手続きをしてもいい。30日延長可能で費用は1,900バーツ。
2,3日程度のオーバーステイで済むのならば、タイ出国時の空港でオーバーステイ手続きをして、その場で罰金を払うほうが手っ取り早い。
数日程度のオーバーステイならば将来のタイ再入国には問題ないと言われるが、できればオーバーステイの記録を残すのは避けたほうがよさそう。

帰国ラッシュと帰国難民ラッシュ

日本の第7波とお盆休みがちょうどぶつかった。
第7波で無症状のまま感染していて、まだウイルスが体内に残ったまま海外旅行にでかけて、帰国のためのPCR検査で陽性確認という人が多いかもしれない。

ベトナムでもタイでもまだ感染者が出ているが、表向きの新規感染者数は日本より大幅に少ない。
でも、タイでは実数はその10倍以上とも言われている。
タイ旅行中での感染する可能性もまだまだある。
ずっと無症状だと検査しないかぎり、感染が判明することはない。
もしタイでの感染者が本当に10倍いるとしよう。つまり、何の症状も出ていない人もまとめてPCR検査すると10倍の新規感染者数になるわけだ。
日本帰国者は全員検査必須なので、市中で判明している感染者の10倍の割合で陽性判定が出てしまうことになる。

さらに日本国内ですでに感染している可能性もある。
無症状や軽症であっても陽性のケースが続発するのも当然の話だ。
しかも、お盆休みで日本人旅行者の母数が一気に増えている。

以前にも帰国前PCR検査で陽性となり帰国できない日本人はタイでも出ていた。ただ、一般的な短期旅行者の絶対数が少なかったため、それほど目立つことはなかった。
旅行者が増えれば、それだけ帰国できない人が増える。
陽性率が以前と変わらないと仮定しても、旅行者の母数が増えれば陽性者の絶対数も増えるのは当然のことだからだ。
陽性率が上がっていれば、さらに陽性判定が出て帰国できない旅行者が増える。

帰国ラッシュを迎える数日前から帰国難民ラッシュが発生してもおかしくない。
むろん、大多数の旅行者は陰性証明書を取得して、無事に帰国できるだろう。
10人中9人が大丈夫だとしても、残り1人は帰国できない。いやもっと少ないかもしれない。
でも母数が万単位にまで大きくなれば、数百人数千人単位で帰国できない人が出てきてしまう。
こうして帰国難民ラッシュが始まる。

日本国内では行動制限はない。国内旅行は自由だ。Uターンの際に検査の義務などない。
海外旅行へ出かけるのも自由だ。多くの国は入国制限を完全撤廃ないし大幅緩和しており、自由に入国できる。が、国内Uターンとの違いは、帰国時にはどんなに無症状であっても検査を義務付けていること。
これがあるかぎり帰国困難者はなくならない。

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