タイ娯楽施設再開後のバンコクの現状について。
スクンビット編から時間が経ってしまったが、シーロムも取り上げておく。
というか記事をアップするのを忘れていた。
すでに半月ほどが経過しているが、たぶん今も変わっていないと思う。
タニヤとパッポンの様子をレポート。
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タニヤ通り
ひさびさにやってきたタニヤ通りだ。
前回の訪問は2021年10月だった。
娯楽施設再開どころか店内飲酒も再開しておらず、夜のタニヤは真っ暗だった。
まずは昼間のタニヤ通りから。
道が綺麗に整備されている。
ずいぶんと広く感じる。
タニヤ名物のカラオケの看板は大きく減っていないように見える。
カラオケ以外の飲食店は撤退済みの店がまだまだある。
一方、新しい店が増えている。
スラウォン通り側に新しい店が並ぶ。
七星、鶴うどんなどの日本食だらけ。
さすがタニヤだ。
シーロム通り側の裏手のウォーキングストリートにも日本食が増えた。
昼間のタニヤ通りは、もともと人通りが少ない。
ビジネス街なので観光客もほとんどいない。
夜のタニヤ
夜になった。
日系カラオケ屋はすでに再開。
以前の3分の1か4分の1くらいだろうか。
BTSの高架から眺めると、ネオンのついた看板はちょっと寂しい。
雨降りの天候のせいもあるだろうが、通りを歩く客は少ない。
日本人駐在員らしき姿をちらほら見かける程度。
昔のように店の下では呼び込みあり。
ホステスが椅子に座って、手招きしてくれる。
ママさんによる勧誘が強烈だ。
よほど客が少ないのだろう。
カラオケは1時間飲み放題セット700バーツ。
どこも同じ。
が、客がいないせいもあり、簡単に600バーツにディスカウント可能だ。というか勝手に割引してくれる。
レディドリンクは200バーツ。
システム自体はパンデミック前と変わっていない。
とにかく顔見せだけでもと手を引っ張られること多数。
ママさんは日本語が普通に通じる。タイ語だけでもいいんだけど、こういう場所では日本語を使うほうがおもしろい。
顔見せになると、ホステスたちとはタイ語でやりとり。ママさんやチーママとは日本語。
これ、楽しいなあ。
客は少なく、選びたい放題だ。
ホステスが余りまくっている。
新人の供給もちょっとはあるみたい。
ちょっと迷惑な話だが、通りを歩いて、わざと呼び込みに引っかかり、顔見せだけで退店するだけでも楽しめる。
タニヤ、いいなあ。
ビエンチャンとノンカイとウドンタニーを回ってきたあとの、タニヤ遊び。
タイの遊びも5周くらいまわれば、こういう日本カラオケが逆に新鮮でおもしろく感じる。
営業は基本的に24時まで。
午前0時過ぎにはネオンサインが消えてしまう。
一部の店は少し時間をオーバーして営業継続。
パッポン
さて、タニヤの隣にあるのがパッポン通りだ。
タニヤが日本人限定とすれば、パッポンは広く国際向けとなろうか。
昼間のパッポンは何もない。
怪しいマッサージ屋が呼び込みしているだけ。
夕方になっても、パッポン名物のパッチもん屋台は一つも出現せず。
あれだけにぎやかだったパッポン通りの影も形もない。
夜のパッポン
寂しい。
あまりにも寂しいパッポンである。
が、いくつかのバー再開済みだ。
本通りのパッポン1では、キングキャッスル系列が2店、Radio Cityなどがやっていた。
キングキャッスルのドリンク料金表は以前のまま。
瓶ビール170バーツ。
店内の客入りはまばら。
ステージの陣容はまずまずで、決して閑散としたものではない。
ちなみにバーファインは驚きの500バーツ。安い。
でもショートは3000よと笑っていた。
キングキャッスル、悪くないかも。
ドリンク代が高いのをのぞけば、この雰囲気は好きだ。
キングキャッスルの営業時間は午前2時までと言っていた。
この時はCCSA命令により、娯楽施設の営業時間は24時までと決められていた。
が、すでに午前2時閉店が当たり前だ。ナナプラも同様に午前2時閉店だ。
パッポン名物の2階にあるショー付きのバーも営業。
入場料300バーツがかかる。
インド人だかアラブ人だかが入っていった。
悪名高きぼったくりがあるのかないのか。
気をつけなはれや。
パッポン2
パッポン1の隣にはちょっと細めのパッポン2通り。
ピンクパンサーが営業。
瓶ビールが150バーツ。
ムエタイはやってなさそう。
客は思ったよりも多いが、むろん、昔のようなにぎやさかはない。
まったりと過ごす客が多い印象。
2階にあるブラックパゴダもやっているが、1階のグラマーはクローズ。
他にXXXラウンジも営業。
あと1,2軒営業していた。
営業再開店舗数でいえば、パッポン2のほうが多いくらい。
ボーイ系のバーは営業。
バービアも一部やっているが、客はとにかく少ない。
パッポン1もパッポン2も、とにかく歩いている人が極端に少ない。
特にパッポン1は通りの横幅が広いだけに、あまりにも寂しく見える。
インド系とアラブ系がグループで歩く程度。
欧米系バックパッカーもたまに見かける。
娯楽施設再開といっても、パッポンはこの惨状だ。
でも、個人的には今のパッポンはけっこう好き。
露店だらけでごみごみした頃よりも、この寂れた雰囲気が好みだ。
人の多いナナプラザやソイカよりも好きかも。
寂れ具合がたまらない。
まとめ
タニヤにはネオンサインが戻ってきている。
呼び込みは昔よりきついほど。
本当に客がいないことが体感できる。さらに自分がモテているような錯覚も味あわせてもらえる。いいことだ。
パッポンは寂れている。ネオンサインが極端に少なく、通り全体が暗い。特にパッポン1はひどい。でも、この寂れた雰囲気がまた楽しい。
今のタニヤとパッポンは誰にでも推奨できるレベルには程遠いけれど、普通に遊ぶことができるし、個人的には好印象だった。単純に楽しかった。
少ない客の環境がいいという人には今のタニヤとパッポンは楽しめると思う。
がんがんに通り全体が盛り上がってないとおもしろくないと感じる人はやめたほうがよさそう。
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