5月1日から有効となる新しいタイ入国措置が官報入りして正式決定となった。
官報掲載は4月29日付けで、一般に発表されたのが4月30日のこと。
新しい入国ルールは、開始の前日で最終的に正式決定した形だ。
隔離と検査のない自由なタイ入国がいよいよ始まる。
新しいタイ入国措置とスワンナプーム空港での到着の流れについて触れておく。
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5月1日からのタイ入国措置
官報掲載が4月29日付け。おそらく夜遅くに掲載され、一般に明らかとなったのが4月30日だ。
官報の内容をもとに、TAT(タイ国政府観光庁)がわかりやすく概要を発表している。英語のみ。
⇒https://www.tatnews.org/2022/04/thailands-latest-entry-requirements-from-1-may-2022/
TATの最新公式情報は、これまでTATやタイ外務省、タイランドパスで発表された内容と同じ。
官報掲載によって公的に正式決定となっただけで、実際の中身は変わっていない。
2022年5月1日以降にタイに入国する旅行者は以下のような入国要件となる。
到着前の要件
ワクチン接種済みの旅行者は次の書類が必要となる。
・パスポートとタイランドパス(陸路入国の場合のボーダーパス)
・最低1万ドルをカバーする医療保険
・ワクチン接種証明書
ワクチン未接種の旅行者は以下の書類が必要となる。
・パスポート、タイランドパス(陸路入国の場合のボーダーパス)
・最低1万ドルをカバーする医療保険
・SHA++ホテル5泊、PCR検査の予約確認書
・タイランドパスを通じて出発前72時間以内にRT-PCR検査した陰性証明書をアップロードすれば隔離は免除される
タイへの旅行者のワクチン接種条件
18歳以上は、最低でも出発の14日より前に完全なワクチン接種を受けることが条件となっている。
2回目接種から2週間経過していない場合は完全なワクチン接種を終えたとは見なされないので要注意。
到着要件
タイ到着時、すべての旅行者は体温チェックなどすべての入国スクリーンを受け、必要書類をイミグレーションと健康管理の係官に提示しチェックを受ける。
その後、ワクチン接種済み旅行者は入国を許可され、タイ国内をどこでも自由に旅行できる。
※ボーダーパスで陸路入国した場合は指定エリア内で3日以内の滞在が許可される。
ワクチン接種済み者と同様に、陰性証明書をアップロードしているワクチン未接種者もタイ入国が許可されて、タイ国内をどこでも自由に旅行できる。
これら以外のワクチン未接種旅行者は5日間の強制隔離を受ける必要がある。空港からは事前手配した車両で事前予約したホテルへ移動し、滞在4-5日目にPCR検査を受ける。検査陰性であれば、タイ国内を旅行できるようになる。陽性の場合は、適切な治療を受けるよう指示が出され、治療費は旅行者の保険もしくは自費で支払われる必要がある。
滞在中
ワクチン接種の有無にかかわらず、タイ滞在中の症状がでている場合は、検査を受ける必要がある。検査結果が陽性であれば、適切な治療を受ける必要がある。
スワンナプーム空港到着でのタイ入国の流れ
・ワクチン接種済み者/ワクチン未接種だが出発前72時間以内にPCR検査を受けて陰性証明書を持っている人
・ワクチン未接種者
この2タイプに分かれる。
ワクチン接種済みもしくは陰性証明書あり旅行者
1コンコースC,E,F,Gのいずれかで降機
2タイランドパスチェックを受ける
3体温検査を受ける
4パスポートチェックを受ける
5預け荷物を回収
6税関を抜ける
7出口2,3,6,7,8,9,10から外へ
8公共交通機関の利用可能
降機すると長い廊下を渡った先にタイランドパスチェックカウンターがある。
混んでいると椅子に座って順番に待機。
ここで最初の軽い書類チェックがあるかもしれない。
順番が来ればタイランドパス専用カウンターでチェックを受ける。ものの数分で終わるはずだ。
その後のコンコース上を歩いていると体温測定される。特に何もする必要がない。声をかけられることがなければ、そのままイミグレーションへ向かえばいい。
あとはパンデミック前の通常のタイ入国と同じ流れ。
パスポート提示して入国審査を受け、エスカレーターを降りて、バゲージクレームで荷物を回収し、税関を抜ける。
あとは自由だ。
空港送迎は必要なくなっており、バスでもタクシーでも電車でも好きにつかって、好きな場所へ移動すればいい。
完全に自由だ。
ワクチン接種済みあるいは陰性証明書がある旅行者は、空港を出て、即自由行動可能。
検査も隔離も一切ない。
ワクチン未接種で陰性証明書もない場合は事前予約したホテル送迎車と合流して空港からホテルへ直行して5日間の隔離を受ける。その間は自由行動不可だ。
PCR検査を受けて陰性で隔離期間が終われば自由行動可能となる。
まとめ
日本語での公式情報がどうしてもほしい人は、タイ大使館ないし日本大使館の発表を待つこと。
5月1日の開始に発表が間に合わない可能性もある。これはいつものこと。
日本語公式情報を待っていると出遅れてしまう。
すでに5月1日以降入国のタイランドパスの手続きは開始されている。
関連記事:タイ入国に必須 タイランドパス(THAILAND PASS)申請方法[5月1日アップデート版]
さっそく承認された例がいくつも上がっている。
関連記事:タイランドパス即日承認実例レポート
おおよそ半日で承認されるようだ。
5月1日以降、タイ入国には隔離も検査も一切不要だ。
タイ入国が大きく近づいた。
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