ソンクラン中のパタヤで起きた事件を2例紹介。
どちらもLKメトロ内で外国人観光客が関係する出来事だ。
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LKメトロ暴行事件
4月13日深夜2時過ぎのLKメトロ内で暴行事件があった。
34歳のタイ人女性と32歳のイタリア人男性がセキュリティ数人から暴行を受けたと警察に被害を報告。
その後、警察署にて事情聴取が行われた。
深夜のため店は閉店していたが、観光客とセキュリティスタッフはまだ通りに残っていた。
外国人観光客グループ同士が喧嘩になり、セキュリティが仲裁に入った。
すると、外国人観光客がセキュリティを殴った。
切れたセキュリティがその観光客が殴り飛ばし、地面に倒れた。
という流れだったもよう。
セキュリティは罪を認め謝罪したとのこと。
セキュリティがかわいそうな気もするが、観光イメージを気にする当局からすると、理由はどうあれ外国人観光客に手を出し怪我をさせるほうが悪いということになる。
ソンクランでの水かけ問題もそうだが、今は対外的にタイのイメージが悪くなることを警戒している。
スワンナプーム空港での混雑問題も同じで、SNSで拡散されると、イメージが悪いからとすぐに対応に乗り出す。
だったら最初からやっておけよと反発を招きかねないが。
デスティニーとパラダイスが摘発
昨日というか日付的には本日だが深夜0時にLKメトロで警察による手入れがあり、2軒の店舗が摘発された。
1軒目がDestiny。名目上はレストランとして営業しているが、中身はゴーゴーだ。
現行規則では午後11時閉店となっているが、0時でも営業を続けており、警察が踏み込んだ際には、店内では音楽をかけ、多くの外国人観光客が店の女性たちが酒を飲んでいた。
2軒目が向かい側にあるParadise。
状況は同じで、定められた営業時間を越えて営業しており違反。
客はすぐに会計を済ませて退店させられて。従業員は事情聴取され、店のオーナーは警察に呼ばれて法的措置を取られるという。
昨日はソンクラン最終日ともあり、いくつかのバーではパーティが開催されていた。
デスティニーでもパーティを開催しており、店先ではおなじみの豚の丸焼きも登場。煙がもくもく上がっていた。
スタッフも客も多くかなり盛り上がっていた。
が、現行規則ではバーの閉店時刻は午後11時だ。
レストランは午後11時以降も営業可能だが、アルコール提供はありの営業は不可。
デスティニーもパラダイスも表向きはレストランに業態変更したうえでの営業となっているが、もともとが酒提供がメインの娯楽施設のため、閉店は午後11時となっている。
LKメトロは全体的に閉店時間を守る傾向が強いが、一部の店は11時以降も営業を続けている。
昨晩は特にパーティ開催ということで営業時間が延びたようだ。
深夜のLKメトロで暴行事件が起きたばかりというのも取り締まり強化につながったのかもしれない。
また、バンコクのカオサン通りとプーケットのバングラ通りでの水かけとパーティも影響がありそうだ。
カオサン通りでは4月13日のソンクラン初日に禁止されている水かけが盛大に行われてしまった。14日からは警察が徹底ガードして水かけは阻止された。水かけをしていた観光客は摘発されていないようだが、一部店舗では午後11時以降も酒提供を続けて、実際に摘発された。
バングラ通りでも緩んでいた閉店時間がまた厳しくなったとの話も出ている。
パタヤでのバーの営業時間違反の摘発は散発的に実施。
ただよほどのことがないかぎり、客が逮捕されることはない。
昨晩の摘発でも客は会計を済ませたうえ退店するよう命じられただけで済んでいる。
午後11時閉店が現在の規則。
実際の運用は緩んだり厳しくなったりの繰り返しだ。
閉店時間を気にしつつ、さらに警察の手入れを警戒しながら飲むのは正直あまり楽しくないが、今のタイ・パタヤではそれが現実だ。
早めに楽しむのならば何の問題もない。
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