本日2月10日、フィリピンが観光目的での隔離無し入国を開始した。フィリピン開国だ。
日本からは、ビザを取得する必要はなく、ワクチン接種済みであれば隔離無しでフィリピンへ観光旅行ができるようになった。
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新しいフィリピン入国要件
新しいフィリピン入国要件は2月10日に開始されている。
先月末に最初に発表されたものとは変更になった。
日本からの隔離無しフィリピン渡航条件について簡単にまとめる。
・日本はビザ免除対象国につき、ビザ無しでの30日以内の観光目的渡航が可能
・完全なワクチン接種済みであること。日本のワクチンパスポート・ワクチン接種証明書は有効。
・出発前48時間以内のRT-PCR検査による陰性証明書が必要
・フィリピン到着日より30日以内にフィリピンを出国する航空券を所持していること
・パスポートの有効期限が残り6ヶ月以上あること
・フィリピン滞在中に有効な新型コロナ対応の海外旅行保険(最低補償額3.5万USドル)に加入すること
これらの条件を満たせば、強制隔離の対象とならない。
入国後は、滞在7日目までは自主健康観察(セルフ・モニタリング)を行う。症状がなければ外出可。
ざっくり以上となっている。
詳細については大使館情報を参照に。
参照:https://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/11_000001_00002.html
フィリピン開国
ビザ免除入国でフィリピン出国航空券が必要だったのは以前と変わらない。パスポート有効期限についても同様。
追加で必要となったのは、ワクチン接種証明書、陰性証明書、海外旅行保険加入。
タイのTest&Go制度と軽く比較してみる。
ワクチン接種証明書は、フィリピン入国でもタイ入国でも日本のワクチンパスポートが有効だ。
陰性証明書は出発48時間前までとなっており、72時間前としているタイより厳しい。
海外旅行保険加入は最低補償額が3.5万ドルで、最低5万ドルとしているタイよりゆるい。
タイのTest&Goとは違い、事前のホテルとPCR検査と空港送迎の予約は不要。滞在中の検査も必要ない。これはフィリピンのほうが圧倒的に利便性が高い。
本当に隔離無し入国といっていい条件だ。
まさにフィリピン開国である。
日本からは、「観光目的」「ビザ不要」「隔離不要」でフィリピンに入国できる。
もちろん、コロナ前のようなパスポート一つで気軽に旅行といったものよりはるかにハードルが高い。
日本での陰性証明書取得には金もかかるし、海外旅行にも加入する必要がある。
ワクチン接種はもはや前提条件となっている。2月10日からはワクチン接種していない外国人のフィリピン入国は不可だ。
医師からの診断書がある場合などの例外はあるようなので、ワクチン接種をしていない人は、フィリピン大使館に問い合わせを。
いよいよ東南アジアでも開国ムードが高まってきた。
ただ、日本はまだまだ鎖国状態にある。
海外からの日本入国時には7日間の待機期間が必須となっている。
フィリピンからの日本入国では、3日間の強制隔離が必要。これはタイからの帰国でも同様だ。
検疫所指定施設で3日間強制隔離のあと、自宅などでさらに4日間の待機が求められる。合計で7日間だ。
フィリピンなりタイなりへ旅行へ出かけても、日本帰国時は最低7日間は身動きが取れない。
タイもフィリピンも開国したが、日本からの短期観光旅行はまだまだ厳しい。
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