現在、外国人のアメリカ入国にはワクチン接種証明書の提示が必須となっている。
グリーンカードをもたない日本人が空路でアメリカへ渡航するには、ワクチン接種証明書を提示しないと飛行機に搭乗できない。
先に、5月11日の非常事態宣言終了が発表されていた。
非常事態宣言終了に合わせて、外国人入国に際してのワクチン接種証明書提示義務を撤廃すると、5月1日に発表があった。
つまり、5月12日以降は、外国人がアメリカへ空路で渡航する際には、ワクチン接種証明書の提示は不要となる。
ただ、詳細はまだは発表されていない。
正式な入国要件は近く発表するとのことだ。
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アメリカと日本の開国
日本は5月8日に予定されていた水際措置撤廃を4月29日に前倒しで実施したばかりだ。
日本人も外国人も日本入国には、ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書の提示は不要となった。
アメリカは日本に遅れて水際措置を撤廃し、開国することになる。
ちなみに、アメリカ入国にあたっての陰性証明書提示義務は昨年6月には撤廃されていた。ワクチン接種証明書提示義務は続いていたが、アメリカ人ないし永住外国人は証明書提示不要だった。
アメリカ入国に必要なワクチン接種の回数は2回。日本のようにブースター接種は要求されない。
日本とアメリカの入国・帰国の水際対策の違い
日本
4月28日まで
日本人:ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書の提示
外国人:ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書の提示
4月29日より
日本人:ワクチン接種証明書(要ブースター接種)も陰性証明書も不要
外国人:ワクチン接種証明書(要ブースター接種)も陰性証明書も不要
アメリカ
5月11日まで
アメリカ人と永住外国人:ワクチン接種証明書も陰性証明書も不要
外国人:ワクチン接種証明書(2回接種)の提示、陰性証明書不要
5月12日より
アメリカ人と永住外国人:ワクチン接種証明書も陰性証明書も不要
外国人:ワクチン接種証明書も陰性証明書も不要
水際措置に関しては、日本は日本人と外国人の区別はしておらず、アメリカは区別していた。
5月12日からは、日本からのアメリカ旅行に際しては、ワクチン接種証明書も陰性証明書も不要となる。
ワクチン未接種者であっても、自由に往来できる。
アメリカ入国要件の公式発表までは待つこと。
でも、これで、日本-アメリカの自由旅行がついに実現することは確実だ。
結局、いわゆる西側主要国の中で、もっとも開国が遅れたのがアメリカで、その次が日本ということになった。
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