41日目
いよいよ7月に突入。日本も暑くなっていることだろう。
パタヤはもっと暑い。ここ数日はほとんど雨も降らなくなってきた。まさに猛暑。
【散髪とタイ語】
今回の滞在で2回目の散髪へ。
さらにさっぱり。
いつものサロンで99バーツ。やっぱり安い。
担当したおばさんは、英語不可。
あまり外国人に慣れていないのか、こちらのしゃべるタイ語が通じにくかった。
ユー ムアンタイ ナーン マイ(タイは長いの?)
と聞きかれたので、
ヌン ドゥアン レーオ(もう一か月だよ)
と、答えた。
でも、その「ドゥアン」がなかなか通じなかった。
何度かアクセントとイントネーションを変えるとようやくわかってもらえた。
あなたは少しだけタイ語がしゃべれるわね、とおばさんに言われ、ちょっとショック。
バービアやゴーゴーバーでは、タイ語がうまいとおだてられることも多いが、しょせんこのようなレベルだ。
彼女たちは外国人の下手くそなタイ語(もどき)に慣れているので、脳内変換して理解してくれる(もしくは理解しているフリをしてくれる)だけなのだ。
そういえば、チェンマイのバスターミナルの食堂で、「カオトム」を注文したが、なかなか通じなかったことを思い出す。5回くらい連呼しても理解してもらえなかった。「トム」の声調が悪かったせいだ。ついつい日本語のくせで、平坦に発音してしまう。これでは、なかなか通じない。タイ語の声調はほんとやっかいだ。
本日の昼食
貧乏なのでコンビニ弁当。
ファミリーマートで新発売された和食シリーズ。
今回選んだのは、チャーシュー弁当。
パッケージには日本語で「日本米のチャーシューどん」と書いてある。
味はまずまずだが、やはり量は少ない。
本日の夕食
夜になり外出。
ブッカオをぶらぶらと歩く。
Rコン近くのクィッティアオ屋台で食事を取る。
ちょうど道路がクランク状に曲がっているところ。
Rコン・コーナーバーの目の前だ。
バミームーデーン
標準的な味。40バーツ。
しまった。昼飯でチャーシューを食べたばっかりだったのに、また焼き豚かよ。
まあ、日本式とタイ式の違いってことで。
【現金が底をつく】
手持ちの金がほとんどなくなった。持参してきた日本円もすべて両替済み。
バンコク銀行のATMでキャッシングする予定だったのだが、なぜか銀行が臨時休業。ATMも使えなかった。よって現金がない。
まあ、どうせ誰もペイバーしないし、飲むだけにしよう。
Nのバービアへ。
ビリヤードやジャックポット(サイコロゲーム)をして遊ぶ。
やはりNといると楽しい。
かなり情がうつってきたかも。
昨晩は浮気してゴメン、と心の中だけで謝っておく。
例によってNは連れ出してほしそう。
でも金がないのでペイバーはできないよ、と伝える。
明日銀行が開いていて、金が入ったらペイバーするかも、と言い残してチェックビン。200バーツ。
本当に現金がなくなってきた。
しかたない。いつものバービアでだらだらビールを飲んでおこう。ここなら金を使わないですむ。
ワールドカップのアルゼンチン・スイス戦を見ながらビール。
試合は白熱する攻防。どちらも守備が堅い。
ハイレベルなテクニックと戦術の応酬だ。
こちらも、バービア姉さんたちのドリンク奢って攻撃を巧みなガードでブロック。
いや、単に金がないだけの貧乏アピール戦術だが。
大変申し訳ないが、会計時のチップもなし。
財布に残った現金わずかに60バーツ。
ひどいな、こりゃ。
ママさんが心配してくれて、必要なら金を貸してあげるよと言ってくれた。
飲み代もツケでオッケーだと。
ありがたい申し出。
でもさすがにそれはよくない。
面倒をみてもらうにもほどがある。
バービアで借金するようになったら、それこそ沈没生活以下。
リアル人生沈没である。
まあ、でもマイペンライだ。なんとかなる。
魅力的なオファー
帰り道、通りすがりのバービアで声をかけられる。
「わたし、日本人好き~。タダでいいから連れて帰って~」(元は英語)
それを近くで聞いていたファランが、びっくりしていた。
「おい聞いたか、ファ○ク・フォー・フリーだってよ。おまえ、行かないのか?」
はは、タダより怖いものはありませんぜ、ファランのだんな。
たしかに、リアルに現金のない今の自分には実に魅力的なオファーだ。
でも、残念ながらその女性は好みではないし、何かあったときに対処のしようがない。
何せ手持ちの現金は60バーツなのだ。
そもそもバーファインすら払えないのだから、どのみち無理。
タダ女とファランに笑って手を振ってから、立ち去った。
深夜2時過ぎ帰宅。
金がないなら、部屋で大人しくしとけって話ですな。