29日目
【ウドンタニーへ】
407のVIPシートは初めて利用したが、かなり快適だった。
おまけに一人がけシートだったので隣の人に邪魔されずに済んだ。
ぐっすり熟睡とはいかないが、それなりに眠れた。
VIPシートエリア
軽食(パン)と水ももらえる。
途中、コラートで食事休憩。
バスを降りたところで地上係員から食堂のクーポン券を渡される。
VIPシート用のクーポンをもらうようにしよう。
VIPシートには専用の食堂スペースがあるので、悠々と食事を取れるのだ。
とはいえ、時間は20分だけだけど。
カオトムかクイティアオから選択。お菓子ももらえた。
水とジュースも飲み放題。407を利用するなら断然VIPシートがおすすめだ。
さらに、ガソリン補給で30分ほど休憩タイム。
夜中なのでほとんどの店が閉まっており、退屈だった。周囲も真っ暗だ。
合計11時間ほどでウドンタニー到着。まあまあ早いほうかも。
いくら快適なVIPシートとはいえ、かなり疲れた。
朝7時15分だった。
【ビエンチャン行きの国際バス】
すぐにビエンチャン行きの国際バスのチケット売り場へ。
うわっ、もう長蛇の列だ。
8時発の始発のチケットが取れるか微妙なあんばい。
徐々に列が進む。
途中でお坊さん二人組がやって来た。タイはお坊さん最優先社会。列に並ぶことはない。係員が気を利かせて、優先的にチケット手配。
外国人から見れば、ちょっと納得がいかない部分があるけれど、ここはタイだ。文句は言うまい。
結局、3人ほど前で始発チケットは売り切れ。
9時発のバスとなった。80バーツ。
まあいいか。
ビエンチャンでタイのビザを取りたい場合は8時の始発でないと受付時間に間に合わない可能性があるが、今回はビザ取りは不要。そこまで慌てる必要はあるまい。
路上のぶっかけ飯屋で朝食。
それから近くのコンビニでコーヒーを買ってのんびり休む。
ウドンタニーに来るのは4回目なので、もうすっかり慣れた。
パタヤからノンカイまで直接向かってもよかったのだが、慣れたウドンタニーを基点にしたかった。
【タイとラオスの国境をとんぼ帰り】
9時発のバスでビエンチャンへ向け出発。
まずタイを出国。
規制が厳しくなったので、イミグレーションで何か言われるかと思ったが、無言で出国スタンプを押してくれた。
ついでラオス入国。
これは問題なし。
ラオス国境付近
国境でバスを降りてしまい、徒歩でUターンする方法も考えたのだが、ウドンタニーまでローカルな交通手段を乗り継ぐことを思えば、帰りも国際バスを利用したほうが楽だと判断した。
国際バスは何もしなくていいのでとにかく楽なのだ。
バスは一路、ビエンチャンのタラートサオ・バスターミナルへ。
すぐに折り返しの国際バスのチケットを購入。
11時半発のバスが取れた。おっと、10分後だ。
というわけでビエンチャン滞在時間わずか10分となってしまった。
ちなみに支払いはタイバーツだと90バーツ。行きより高い。
行きと同じバス、同じ運転手。
運転手は笑っていた。
すぐさまバスは出発。
同じ道を引き返す。
自分でも何をしているんだか、よくわからなくなってきた。
ラオス出国。問題なし。
すぐにタイ側のイミグレーションへ。
はたして無事に陸路での入国を認めてもらえるのか、ちょっとドキドキ。
仏頂面の中年男性係官がぶっきらぼうに質問。
「何日滞在するんだ?」
正直に答えると、すぐに入国スタンプを押してもらえた。
滞在期限は30日。
なんだ、まったく問題ないじゃん。心配して損した。
こうして、無事にタイ再入国。
帰ってきたぜ、タイランド。
お願いだから、もう少し滞在させてね。
(つづく)
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