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タイ国内情勢

プーケットへの国内旅行は条件付きで再開に

投稿日:2021年9月1日 更新日:


9月1日からタイは全国的に規制緩和される。
バンコクやチョンブリ(パタヤ)などダークレッドゾーンでは、レストラン店内飲食や散髪屋やマッサージ屋やショッピングモールの再開が認められる。
サンドボックスを実施中のプーケットのゾーニングはオレンジゾーンのままで変更なし。
すでに9月1日からの規制措置にはついてはこれまでどおり継続されることが発表になっている。
ついで、プーケット県へ入境する際のスクリーニング措置について、8月31日の夜になってようやく発表があった。

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プーケット入県規制措置

プーケットへ入る際の規制措置は8月31日まで有効となっていた。

8月31日までの入県規制措置

タイ国内からのプーケットへの入県は禁止だった。ただ、例外はいくつか設定されており、救急車や物資輸送車、プーケット住人、サンドボックス利用者などは入県を許されていた。が、原則として県外からプーケットに入ることは禁止だ。
陸路や海路だけでなく、空路での入県も禁止されており、プーケットの国内線フライトは停止されていた。
要するにプーケットは国内で鎖国状態にあった。
ただし、外国に対しては開かれており、プーケットサンドボックス利用者はプーケットへ入ることができた。

9月1日以降、この入県措置がどうなるのか。
8月31日午後遅くに発表があり、県命令が発出された。

基本は、これまでどおり、陸海空すべてのチャンネルでのプーケット入県を禁止するというものだ。
ただし、例外規定が増えている。
これまでどおり、緊急車両や輸送業者、プーケット住人やサンドボックス利用者などはプーケットに入ることができる。

今回の新しい例外規定によりプーケットへの観光旅行者が追加となった。
ただし、条件付きだ。
プーケットへ観光へ訪れる旅行者は、事前の予約ホテルが必須で、宿泊料金は前払いしておく必要がある。また、7泊以上する場合は、5日目に自費で検査を受けなくてはいけない。(これは9月8日以降有効の命令)

これまでの規制措置と同じく、例外規定でプーケットに入県する際には、各種証明書が必要。
・必要な回数のワクチン接種を受けている証明書
(シノバックとシノファームとスプートニクVが2回接種、シノバック1回+アストラゼネカ2回接種、アストラゼネカとファイザーとモデルナとジョンソンアンドジョンソンが1回接種)
もしくは、90日以内に感染が治癒したという証明書

・72時間以内のRT-PCR検査あるいはAntigen Testによる陰性結果証明書

つまり、タイ国内からプーケットへ観光へ行こうとすれば、支払い済みのホテル予約書とワクチン接種証明書と陰性証明書がないと入県できないことになる。

また、プーケットサンドボックス(7+7エクステンション)旅行者がプーケット県外の開放エリアに海路で日帰り旅行する場合も入県が認められる。ボート乗組員やガイドも入県可。完全なワクチン接種を終えており、ATKで毎週検査する必要がある。

新しい措置は9月1日から9月14日まで有効となっている。
(プーケットへの国内旅行に関する条件は9月8日から有効のため、9月7日までは旅行不可ということになるはず)

新しい規制措置の英語版インフォグラフィック

プーケット県命令の詳細はこちらで確認を。
https://www.facebook.com/phuketinfocenter/posts/377024517286064
https://www.tatnews.org/2021/09/phuket-adjusts-covid-19-controls-and-travel-screening-in-september-2021/

感染抑制とサンドボックス継続

これでプーケットへのタイ国内観光旅行はいちおう解禁ということになった。
9月1日からは規制緩和により国内線フライトも再開される。
これまで禁止されたプーケット行きフライトも再開予定となっている。
ただ、プーケットへのフライトに搭乗するには、チェックイン時にワクチン接種証明書と陰性証明書の提示が求められることになりそうだ。ホテル予約書も求められるかもしれない。(詳細は各航空会社に確認のこと)
これではそうそう簡単にプーケットへ旅行できそうにない。

タイ全国的には感染状況が改善してきている。
が、プーケットではむしろ感染拡大傾向にある。
これにより、プーケットサンドボックスが危機に瀕している。

関連記事:プーケットサンドボックスは崩壊の危機に

9月にはなんとしてでも感染を抑え込む必要があるが、県の封鎖はこれ以上続けることが難しい。
そこでぎりぎりのラインで国内旅行者の入県も認めることにしたのではないだろうか。発表がぎりぎりになったのも、内部で揉めていたのかもしれない。

9月1日から9月14日までのプーケット県内の規制内容はこうなっている。

・バー、パブ、娯楽施設閉鎖
・闘鶏場、ムエタイスタジアム閉鎖
・ビリヤード場閉鎖
・ゲームショップ閉鎖
・公共エリア、ビーチ、公園などで宴会やアルコール消費は禁止
・レストラン店内での飲酒は禁止
・コンビニは午前4時から午後11時まで営業可
・フィットネスジムは午後9時まで

夜間外出禁止令は出されておらず、自粛要請どまりとなっている。
が、実質的に夜間は何も営業しておらず、屋外での宴会も禁止されているため、部屋にいるしかない。
ロックダウン状態ではないが、夜間はほぼロックダウン状態といえる。

この状態では、わざわざプーケットを訪れる観光客は少ないだろう。
プーケットのビーチはオープンしているが、パタヤでも規制緩和により9月1日からビーチは再開予定だ。

プーケットとしてはサンドボックスを死守したい。
砂上の楼閣として終わらすわけにはいかない。
ぎりぎりの戦いが続きそうだ。

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