バンコク現状シリーズ。
前回はアソークからナナにかけての様子を見てきた。
関連記事：ゴーゴーが八百屋に。ナナプラザ、テーメーカフェ、ソイカウボーイの現状。
食事を探しつつ歩き回ったが、テイクアウト営業しているレストランは少なかった。
売っているのは野菜や果物ばかりという状況だ。
結局、アソークまで戻ってきた。
ソイカウボーイではクレイジーハウスでも野菜を売っていた。
このままでは食事難民になりかねない。
そこでプロンポン方面へ出向くことにした。
広告
アソークからプロンポン
八百屋となったクレイジーハウスをあとにして、ソイ23を歩く。
すると、うなぎの文字を発見した。
Kaku maru（カク丸）というお店らしい。
新しいどんぶり屋さんのようで、サーモン丼なんかも売っていた。
隣はナポリの窯。
スクンビット通りをプロンポン方面へ向けて歩く。
日本語の看板がどんどん増えていく。
焼き肉食べたいなあ。
Prime Burgerがあった。
パタヤのソイブッカオにもあるハンバーガー屋だ。
バンコク店も営業しているが、バンコクで食べる必要はない。
剣心という居酒屋はクローズ中。
ソイ33の入り口、元々はファミリーマートがあった場所は、海鮮居酒屋の工事中。
外観は完全に日本の店だ。さすがプロンポン。
どんどん日本エリアになっていく。
すれ違う人も日本人。
ソイ33/1に入っていく。
たしかこの先にフジスーパーがあったはずだ。
このあたりの飲食店はテイクアウトのみで営業しているところが多い。
人も多く歩いている。大半が日本人だろう。こんなに多くの日本人を目にしたのはひさしぶりだ。
と、一軒の店先にひときわ多くの人が集まっている。
近づくと、カスタードナカムラという看板。
聞いたことがある。日本人の人気のパン屋だそうな。
創業1970年とのこと。
カスタードナカムラ
入るのはこれが初めて。
狭い店内には惣菜パンがずらり。
客が多くて、トレイを持ちながらすれ違うのも一苦労するほど。密です、密。
一番目立つ場所にはメンチカツサンドがこれでもかと並んでいる。
このメンチカツサンドがうまいとの評判は耳にした。買っておこう。
コロッケもある。日本式のコロッケは貴重だ。パタヤでは滅多にお目にかかれない。
惣菜パン３種とコロッケ２個で170バーツ。560円くらい。まあ、日本よりは安いかなという価格帯。
これでようやく食料をゲットした。
長い道のりだった。
また歩いてアソークにあるホテルに戻る。
夕暮れが迫っている。
本来であればネオンサインが点灯し始めている時間帯であるが、ソイカウボーイは暗く沈んでいた。
夜も朝も惣菜パン
腹が減った。さっそくパンを広げる。
メンチカツサンド、卵サンド、明太スパゲッティサンド、それとコロッケ。
まず卵サンドから。
うまい。普通に日本の味。こういうシンプルな卵サンドイッチって、パタヤでは意外と売っていない。
コロッケも日本の味。懐かしい。
そして、名物のメンチカツサンド。
メンチカツがうまい。分厚くてジューシー。衣もしっかりついている。
電子レンジで温めるとさらにうまくなった。
日本の惣菜パンっていいよね。
パタヤではまず買えないんで、ちょっと感動した。
それなりに空腹がまぎれたので、明太スパゲッティパンとコロッケ1個は残しておく。
時刻は夜8時半になった。
外に出てみると、ソイ19はすでに真っ暗。
ターミナル21はクローズ、BTSアソーク駅は電気がついているが電車の運行は終わっている。
夜間外出禁止まであと15分だ。
屋台もすべて撤収済み。
コンビニも閉まっている。
もう何も買えない。
腹が減ってもどうしようもない。
パタヤの自宅であれば、冷蔵庫に食料があるし、自炊はいつでもできる。
でも旅行先のホテルではどうしようもない。
ロックダウン中の旅行はいかに大変なのか、よくわかった。
外食はできず、持ち帰りしようにも営業している店は少なく、ショッピングモール内のレストランはデリバリーしかできない。
これは面倒だ。
多めにパンを買っておいたよかった。
結局、次の日の朝食もパンとなる。
明太スパゲッティサンドである。
バターロールにこれでもかとスパゲッティがつめこんである。
明太子風味はやや薄めだが、ボリュームはたっぷり。
洋食やイタリアン料理の多いパタヤだが、明太子パスタなんて入手不可。
貴重なものが食べられた。
カスタードナカムラ、気に入った。
日常利用するのは少し料金が高いが、たまにはこういった日本式惣菜パンが食べたくなる。
パタヤにもこういったパン屋がほしい。
広告