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タイ入国情報

今年タイを訪れる外国人観光客は1%

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タイでは1日あたりの新規感染者が2万人を超える状況となっている。
感染の波はおさまる気配がなく、厳しい状態が続く。
2019年にタイを訪れた外国人観光客は3,990万人だった。では今年のどれほどの観光客がやって来るのだろうか。

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2021年のタイへの外国人観光客は50万人

タイ観光スポーツ省のピパット大臣によれば、今年の海外からの旅行者は50万人となる可能性がある。
現在進行中の感染が9月以降も続くようであれば、外国人観光客の数は50万人から70万人となるだろうという。
この数字はタイ中央銀行の予測と似たようなもの。
今年上半期の外国人到着者は40,447人だった。昨年同時期は670万人(ただしほとんどは1月から2月に集中)。

また、別の報道では、タイ財務省では今年の外国観光客の到着予測を200万人から30万人に引き下げたという。

現在の感染状況が続くようであれば、外国人観光客はタイへの旅行を回避するだろう。

7月1日に開始されたプーケットサンドボックスでの強制隔離免除入国プログラムは、現在も継続中だ。
プーケットサンドボックスの7月の旅行者は14,055人。
ただ、8月は15,000人を超えることはできないとのこと。
タイ国内の感染者が増加する一方、プーケットサンドボックス予約者が減っている。
プーケット観光協会によれば、8月にプーケットのホテルを予約した観光客は9,000人。
プーケットサンドボックスの当初の予想では、8月には25,000から30,000人の到着があると見ていたが、大幅に下回ることになりそうだ。

また、サンドボックス開始3ヶ月(7月から9月)で合計10万人に利用者を目指していたが、これも実現は難しいだろう。

これまでのプーケットサンドボックス利用者は1日あたりにすると約450人ほど。
2019年にはプーケットを訪れる外国人観光客は年間1000万人、1日あたり43,000人だった。
サンドボックスでプーケットを開放しても、現在はたったの1%しか観光客がいない。
でも、たとえ1%であっても希望の光であり、励みになるとプーケット観光協会会長。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2159111/international-arrivals-picked-to-nosedive-in-2021
参照:https://www.reuters.com/article/health-coronavirus-thailand-tourism-idUSL4N2PB1RG

プーケットサンドボックスと県規制強化

最新のプーケットサンドボックスの利用状況はこちら。

8月4日のサンドボックス到着者は473人。
7月1日からの累計で16,060人となった。

8月のホテル予約は126,222泊分。一人が14泊すれば9000人でこの泊数となる。
むろん中には14泊せずに帰国する外国人も多いだろうし、それ以上プーケットに長期滞在する人もいるだろう。
また、14日間プーケット滞在後に他県へ移動する人もいる。

現在プーケットでは厳しい入県措置を取っており、国内旅行者であっても原則入境禁止だ。救急搬送や物資の輸送目的でしか入県を認めていない。それもワクチン接種と陰性証明書の提出が必要だ。
8月3日に施行された措置だが、開始初日には190人が入県拒否されている。

プーケットから県外へ出るのは自由だが、ほぼタイ全土で長距離路線バスや国内線フライトが運休となった。
フライトに関しては、ノックエアが特別にプーケット発ウタパオ行きの臨時便を運航している。
サンドボックス利用者への救済措置として、バンコク行きの特別バスを運行する。プーケットからスワンナプームまで約16時間かかり、料金は一人1500バーツ。
プーケットから県外への移動は不可能ではないが、かなり困難な状況。

プーケット県内の規制も強化されており、レストラン店内の飲酒が禁止となった。またスイミングプールも閉鎖。
ただ、サンドボックス利用者が宿泊するSHA+ホテルではスイミングプールの利用が認められる。どうやらSHA+ホテル内のレストランではアルコール提供も可能のようだ。

まとめ

それにしても、プーケットを開放しても、2019年の1%しか観光客がやって来ない。
それでも、サンドボックスが始まるまで外国人観光客がほぼゼロだったことを思えば、たとえ1%でも希望に光となる。
タイ全体でいえば、2019年の旅行者が3,990万人で、一ヶ月あたり平均で333万人いたことになる。

観光スポーツ省と中央銀行の予測では、今年のタイを訪れる外国人観光客は年間50万。財務省の予測では30万人。
プーケットサンドボックスも同じだが、予想が発表されるたびに下方修正されていく。
観光スポーツ省と財務省の予のを間をとると、年間40万人。
つまり、2019年の1%という数字になる。
隔離無し入国のプーケットサンドボックスと同じ割合となる。
今年第4四半期の早いタイミングでタイの主要観光地(バンコク、パタヤ、チェンマイ)が開放されないかぎり、この1%という数字すら達成するのは難しいかもしれない。
タイ国内感染状況が改善され、ワクチン接種を加速させる以外に解決策はなさそうだ。

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