ワクチン接種済みの外国人観光客は14日間強制隔離免除でタイに入国できるサンドボックスプログラム。
7月1日にプーケットサンドボックスが開始され、続いて7月15日にはサムイプラスが始まった。
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サムイプラス利用者数
サムイプラス初日の様子はこちらから
⇒サムイ島開放スタート。サムイプラス初日の到着は9人。
初日の利用者は9人となった。TAT(タイ政府観光庁)の招待によるメディア関係者のみだった。
その後の発表で到着時の検査で全員の陰性が確認された。
ついで、2日目。
サムイプラス日報7月16日
本日の旅行者 1人
累計旅行者 10人
フライト1便 PG5151(15:30)
島内新規感染者(国内1、海外から0)
当初の発表では4人がバンコクエアウェイズ便を予約しているという話だったが、蓋を開けてみれば1人のみという結果に。
この1人が、TAT招待客なのか、純然たる観光客なのかは不明。
スワンナプーム発サムイ行きの特別乗継便は1日3便の運航だが、客が一人だけなので2便は欠航となったようだ。
この特別乗継便は、通常の国内旅行者の搭乗は不可。サムイプラス限定となっている。
TATの予測では、サムイプラス開始の1ヶ月で1,000人の利用者を見込んでいるとのことだ。
プーケットサンドボックス利用者は半月で5,000人超え
プーケットサンドボックスは7月1日の開始から半月が経過した。
プーケットサンドボックス日報7月15日
旅行者237人(感染者なし)
2回目検査499人(感染者なし)
3回目検査225人(感染者なし)
累計旅行者(7月1日-15日)5,710人(陽性10人)
2回目検査累計3,108人(陽性7人)
3回目検査累計896人(感染者なし)
県内新規感染者11人(国内11、海外から0)
SHA+ホテル予約(7月-9月) 205,883泊
フライト2便:シンガポール航空、エティハド航空
プーケットワクチン接種率:1回目85%、2回目68%
累計の旅行者が5,710人。
このうち感染が確認されたのが10人。陽性率は0.17%となっている。
タイ観光協会では、この2週間で外国人旅行者の信頼を築き上げたと述べている。
協会の予測では、サンドボックス利用者は7月に18,000人、8月に30,000人、9月に35,000人と見積もっている。
現在最多なのはアメリカから出発する旅行者で、ビジネスと観光目的の旅行者が混在している。続いて多いのは、UAE、イスラエル、イギリス、ドイツ。
2019年まではロシアからの旅行者が多かったが、ロシア製ワクチンのスプートニクⅤはタイでは承認されておらず、ロシアはサンドボックス対象国に入っているものの、ロシアからのサンドボックス利用がしづらい状況となっている。
もしもスプートニクが承認されれば、ロシアからの旅行者が増えるだろうと。
参照:https://www.bangkokpost.com/business/2149411/phuket-hoteliers-optimistic-on-recovery
なお、7月16日夜に発表されたプーケット感染レポートでは、サンドボックス利用者から2人の感染が報告されている。
これで累計12人の感染が確認された。
それでも陽性率は1%を大きく下回る。
プーケットから県外へ移動
プーケットサンドボックスでは、プーケット県外へ移動する場合は、最低14日間はプーケットに滞在しておく必要がある。(サムイプラスでも同様に県外移動を希望する場合は、サムイ・パンガン・タオ島内に14日間滞在が必要。)
プーケットサンドボックス初日や2日目に到着した旅行者はすでに14日滞在を終えている。
滞在14日中に3度の検査を行い、最終的に陰性が確認されれば、県外移動が認められる。
プーケットオフィシャルセンターでは、14日滞在を完了した際の県外への移動に準備すべきものを紹介している。
SHABA予約システムアプリでSHA+ホテルに最低14日間滞在した情報をスキャンできるようにしておく。
また、印刷された証明書が必要。(おそらくホテルチェックアウト時に渡される)
14日間以上の滞在を済ませた証明書と検査履歴が記載されたものだ。
これらをプーケットから外に出るときに提示する必要がある。
パスポートはサンドボックスでの到着日をチェックされるとのことだ。
隔離無し入国をはたして旅行者がタイ国内を自由に移動できるようになった。
今のタイ国内、とりわけバンコク周辺やパタヤよりも、プーケットのほうがよっぽど安全だとは思うが、14日間強制隔離を経ずに自由行動が認められるようになったことは大きな前進。
徐々に進展させていくしかない。
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