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タイ国内情勢

タイ10都県のゾーニング変更と規制措置強化詳細

投稿日:

深夜に官報掲載されたバンコク首都圏とタイ南部4県に対する規制強化命令。
いきなりの発表に衝撃が走った。
一夜明け、詳細が明らかになった。
CCSA発表と在タイ日本大使館によるお知らせをもとに紹介していく。
また、バンコク都からも規制強化の発表があった。

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新ゾーニング設定

6月26日付けで、CCSAがゾーニングの見直しを発表した。

バンコク首都圏とタイ南部4県の計10都県はダークレッドゾーン(最高度厳格管理地域)に指定。
すでに官報に掲載されている。

以下、在タイ日本大使館のお知らせを引用。

・6月26日、新型コロナ政府対策本部(CCSA)は、感染拡大状況に応じたゾーニングを見直し、10都県を「最高度厳格管理地域」に指定する旨のCCSA指令第6/2564号を発出しました。
・本指令は、6月28日以降、別途の指令があるまで適用となっています。
・「最高度厳格管理地域」に指定された10都県は次のとおりです。
・今後の発表等により変更の可能性もありますので、最新の情報収集に努めて下さい。

・バンコク都
・ナコンパトム県
・ノンタブリー県
・ナラティワート県
・パトゥムタニー県
・パッタニー県
・ヤラー県
・ソンクラー県
・サムットプラカン県
・サムットサコン県

引用元:https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=114684

なお、これまでダークレッドゾーンに指定されていたのは、バンコク、ノンタブリ、パトゥムタニ、サムットプラカンの4都県。
ここに6県が加わる形となる。
これら以外の県に対するゾーニング指定に変更はないようだ。
パタヤのあるチョンブリ県はレッドゾーンのまま。

規則措置強化

CCSAが規制措置の強化を決定し、官報入りした。
ダークレッドゾーン10都県に対する規制強化となる。

以下、在タイ日本大使館によるお知らせを引用。

COVID-19タイ(CCSA決定事項第25号の発出(規制措置の強化))

ポイント
・6月26日、新型コロナ政府対策本部(CCSA)は、「最高度厳格管理地域」における施設の閉鎖や防疫措置の強化を柱とする「非常事態令第9条に基づく決定事項第25号」を発出しました。

・本措置は、6月28日以降の適用となっております。

・本措置のポイントは次のとおりです。特にバンコク等の飲食店は明日から持ち帰りのみになります。

・今後の発表等により変更の可能性もありますので、最新の情報収集に努めて下さい。

本文
1 本決定事項の内容は、最高度厳格管理地域(注:CCSA指令第6/2564号で指定された10都県。バンコク都、ナコンパトム県、ノンタブリー県、ナラティワート県、パトゥムタニー県、パッタニー県、ヤラー県、ソンクラー県、サムットプラカン県、サムットサコン県。)において少なくとも30日間適用することとし、15日毎に見直しを行う。(第1項第1段落)

2 最高度厳格管理地域に対し、6月19日付CCSA決定事項第24号(参照 https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20210620.html )の内容を適用する。(第1項第2段落)

3 首都圏の工事現場にて作業に従事する移民労働者による感染拡大を防ぐ観点から、都知事および首都圏の各知事に対し、工事現場および移民労働者の施設ないし宿泊所の、少なくとも30日以上の一時的な閉鎖や解体および移動の禁止に係る指示を検討せしめる。(第2項第1段落)

4 首都圏の工場にて作業に従事する移民労働者による感染拡大を防ぐ観点から、当局が指定する施設において限定的な関連拡大防止措置(bubble and seal)を実施するための方針や要領について、当局職員および保健当局者に検討せしめる。(第3項第1段落)

5 首都圏の最高度厳格管理地域(注:バンコク都、ナコンパトム県、ノンタブリー県、パトゥムタニー県、サムットプラカン県、サムットサコン県)に対し、6月19日付CCSA決定事項第24号の措置を強化し、以下を適用する。(第4項)

(1)飲食店の営業を、持ち帰りのみとする。
(2)デパート等の営業は午後9時まで(注:CCSA決定事項第24号から変更なし)とするが、その内部の、劇場、映画館、水公園、フードセンターの営業を禁じ、休憩場所における物理的距離を拡大せしめる。
(3)ホテル、展示会場、会議センター等の営業は認めるが、会議、セミナー、宴会の実施は禁ずる。
(4)当局が許可した、ないしは当局が主催する行事や活動を除き、20人以上の活動を禁ずる。

6 最高度厳格管理地域の当局者に対し、感染拡大の危険性の高い集落、市場や地域の積極的な検査を実施し、感染者を隔離せしめる。集団感染が判明した場合は、一時的な当該地域の閉鎖や人の移動の制限を指示せしめる。(第5項)

7 本件決定事項の第5項に則して閉鎖や移動の制限を指示した場合、右指示によって影響を受ける人々に対する支援を当局は検討するものとする。(第6項)

8 CCSAオペレーション・センター(CCSA-OC)の方針に則し、以下における検問所、交通規制やスクリーニングを実施する。(第7項)

(1)南部4県(ナラティワート県、パッタニー県、ヤラー県、ソンクラー県)の入出境の管理。入出境を希望する者には身分証明に加え、移動元の当局者が発行する移動の必要性に係る文書を提示せしめる。

(2)首都圏(バンコク都、ナコンパトム県、ノンタブリー県、パトゥムタニー県、サムットプラカン県、サムットサコン県)の入出境の管理。移動労働者に関しては、移動元および移動先の都県知事による許可を要する。一般の人々には、必要不可欠な移動に限るよう求める。

(3)最高度厳格管理地域から、それ以外の県に向けて移動に関しては、移動先の県知事に対応を検討せしめる。

9 治安部門の職員、国家警察および軍の当局者に対し、感染拡大を招く虞のある施設や行為の監視と撲滅を行わしめる。違反行為は、適切な法令により処罰される。(第8項)

10 当局および事業者に対し、勤務先以外での作業の徹底を求める。(第9項)

11 事前に実施が決まっていた式典等を除き、最高度厳格管理地域における宴会等の活動を、少なくとも30日間自粛することを求める。(第10項)

〇原文
http://www.ratchakitcha.soc.go.th/DATA/PDF/2564/E/140/T_0001.PDF )

引用元:https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=114687

バンコク都の規制

バンコク首都圏と南部4県では、規制措置内容が一部異なる。

バンコク首都圏
・労働者キャンプ閉鎖と移動禁止
・店内飲食禁止
・デパート21時まで
・会議、セミナー、宴会禁止
・20人以上の活動禁止

移動制限については、基本的に移民労働者に対するチェックと考えてよさそう。県をまたぐ移動には許可が必要とされている。
バンコク首都圏からの一般的な移動は規制されない。
ただし、受け入れ側の県で検疫措置を講じる可能性はある。
現状では、たとえばバンコクからパタヤへ日本人が移動することは問題なさそうだ。ただし必要不可欠な移動に限るよう要請が出されており、不要不急の旅行は避けるのが無難。強制はされない。

ついさきほど、バンコク都でも命令が発出された。第34号。

内容は政府決定と同じもの。
・労働者キャンプは30日間閉鎖
・レストランの店内飲食禁止、持ち帰りのみで営業可
・デパート21時まで
・集会は20人まで

その他の閉鎖施設は命令第33号通りなので、バンコク都独自の規制強化はないようだ。ルール上は、プールや公園やマッサージ屋(フットマッサージのみ)、コンビニ24時間などは営業継続可能ということになる。
実際の運用は事業者によって異なりそうだが。

今回の政府決定による規制強化施行は6月28日より開始。
バンコクでは明日から店内飲食が不可となる。1ヶ月は続くだろう。
今夜が最後の晩餐となる。

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