5月17日のタイ国内状況。
全国の刑務所から続々と大量感染報告が上げられており、新規感染者の数は過去最高となった。
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タイ全国の感染状況
5月17日発表、タイの新規感染確認者は9,635人（前日2,302）
（累計111,082人）
外国からの入国：9人
国内感染（病院にて検査）：1,820人
積極調査：953人
刑務所：6,853人
死亡：25人（累計614人）
亡くなった25人のうち、バンコクで18人。
男性15人、女性10人。
33歳から86歳で、中央値は60歳。
高血圧15人、糖尿病7人など基礎疾患をもっていた。
タイ国内における致死率は0.55%。
回復済み：67,200人（+1,397）
治療中：43,268人
重症患者は1,226人（-2）、うち人工呼吸器をつけているのが400人（-8）。
刑務所クラスターと海外からの入国をのぞいた国内感染は2773例。
国内感染上位10県
バンコク1,843
サムットプラカン155
パトゥムタニ146
ノンタブリ129
サムットサコン53
チョンブリ45
ソンクラー42
ペチャブリ39
ナコンパトム36
アユタヤ31
17県では新規感染者が確認されなかった。
バンコクでは19の地区に28のクラスターが発生している。
その中でも、感染封じ込めのため、ラクシの建設労働者キャンプに重点を置いていた。
キャンプは2階建ての仮設住宅が19棟で構成。
キャンプ一帯は閉鎖されて、14日間誰も出入りできない。
軍によって警備されている。
タイ各地の刑務所での感染確認報告一覧
バンコクの5つの刑務所で6,749人
チェンマイで3,929人
ノンタブリで48人
チャチュンサオで22人
計10,748人
検査結果待ちがあと2,200人いる。
ここ1週間の感染者の推移グラフ
刑務所クラスターをのぞいた国内新規感染は、横ばいから増加傾向に転じている。
バンコクの建設現場クラスターによるものだ。
外国からの入国9人は、隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
マレーシアから4人、カンボジアから2人、パキスタンとアイルランドとイスラエルから1人ずつ。
アジア各国の統計
日本は新規感染者6,425人で前日（6,272人）よりも少し増加。
インドでは新規感染者が30万人を下回ったが、死者は4,000人を超えている。なおも危機的な状況だ。
マレーシア、カンボジア、ベトナム、でも増加傾向にある。
さらにシンガポールでも感染者が増えており、店内飲食禁止と集会は2人までと大幅に規制が強化された。さらに水曜日からは学校が閉鎖となる。
タイワクチン接種状況
2月28日から5月16日までの累計：2,264,308回
初回接種：1,482,702人（+19,940）
2回目接種：781,606人（+2,218）
タイ総人口のうち2回のワクチン接種を済ませた割合は、1.18%
5月1日より、タイ国内一般向けのワクチン接種予約登録を開始した。
モープロムというアプリ、LINEオフィシャルアカウントで登録ができる。
優先グループは、60歳以上の高齢者（1170万人）と7種の基礎疾患（呼吸器系疾患、心臓病、腎不全、がん、糖尿病など）のある者（430万人）。
モープロムは現在タイ語版のみ。
CCSAによれば、英語版アプリケーションを開発中とのこと。
いずれはタイ在住外国人のワクチン接種予約登録が可能となる。
外国人ワクチン接種へ
本日タイ政府広報により外国人のワクチン接種についての情報がアップデートされた。
保健省はタイにいるすべての外国人がワクチン接種を受ける資格があると再確認した。
タイ在住外国人のためのワクチン接種計画アップデート
１.ワクチン接種登録を行うMor Prompt アプリケーションは非タイ国籍者向けに現在開発途中
２.外国人のためのウォークイン接種サービスはタイ全国で利用可能となる予定
すべての外国人のニーズに効率よく応えるための施設について保健省と外務省の間で議論されている。
言語の問題でミスコミュニケーションが起きるのを防ぐため、外国人専用の接種会場を設置する予定となっている。
CCSAブリーフィング概要
・バンコクを含むダークレッドゾーンでの店内飲食は本日より再開された
・毎日感染者などの数字を発表しているが、Every number Every digit is a lifeであることを認識してほしい。
・CCSAでは、バンコクのラクシー地区に労働者キャンプに野戦病院を設営することを検討中。また、労働者が現在地からの移動を一時停止とする「バブル＆シール」の採用も検討中。
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