昨日4月16日に、タイ全土に対する規制強化命令が出された。
すべての県においてバーなどの娯楽施設が閉鎖され、レストランでの店内飲酒も禁止となる。
また、各県をレッドゾーンとオレンジゾーンに分けて、それぞれに対する規制措置を定めた。
この政府決定をもとに、各県においても独自の規制措置を定めることができる。
政府基準よりも緩くするのは不可だが、厳しくすることは可能。
連日多くの感染者が報告されているチョンブリ県(パタヤ・シラチャーを含む)はどうなるのか。
本日17日の朝にチョンブリ県の命令が公布された。
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チョンブリ県の規制強化
パタヤやシラチャーのあるチョンブリ県はレッドゾーンに指定された。
政府指定レッドゾーンでの規制措置はこうなっている。
・バー、パブ、カラオケ、マッサージパーラーなど娯楽施設閉鎖
・学校閉鎖
・遊園地、モール内のゲームセンターは閉鎖
・50人以上の集まり禁止
・レストランの営業時間は、店内飲食が午後9時まで、持ち帰りのみが11時まで
・レストラン店内でのアルコール消費禁止
・ショッピングモールの営業時間は午後9時まで
・コンビニやスーパーの営業時間は午前4時から午後11時まで(深夜営業停止)
・ジムやフィットネスジムは午後9時まで
この政府決定をもとに、チョンブリ県が新たな命令書を公布した。
(他2枚あり)
チョンブリにおける規制内容が記してある。
政府が定める規制よりもさらに厳しいものとなっている。
チョンブリ規制内容
ざっくりと規制内容を上げていく。
・すべての娯楽施設の閉鎖
・ビリヤード場、スケート場、ボーリング場の閉鎖
・インターネットカフェの閉鎖
・遊園地、遊技場、遊び場は閉鎖
・スイミングプール、ウォーターパークの閉鎖
・宴会場の閉鎖
・託児所と老人介護施設の閉鎖(宿泊型施設はオープン可)
・学校の閉鎖
・50人を越えるイベントは禁止
・仏教護符販売店は閉鎖
・スパ、マッサージ、ビューティークリニック、サウナなど健康施設は閉鎖
・タトゥーとピアス店は閉鎖
・ジムとフィットネスセンターは午後9時まで営業可
・スーパー、コンビニ、市場、持ち帰りレストランは、午後11時から午前4時まで閉店
・レストランでの店内飲食営業時間は午後9時まで。店内でのアルコール販売は不可。
・ショッピングモールの営業は午後9時まで
・映画館、劇場は閉鎖
・県をまたぐ移動の制限はないが、県から離れず家にいるように要請する
命令が有効となるのは、4月18日午前0時より。
期限は特に記載されておらず、追って指示があるまでとなっている。(前回のチョンブリ県命令でも期限は記載なし)
政府による決定では最低でも2週間となっている。
チョンブリ県では、政府による規制より厳しいものとなった。
チョンブリ県独自の閉鎖命令対象は、マッサージ屋、スパ、タトゥーショップ、映画館、ビリヤード場、スケート場、スイミングプール、デイケアセンターなど。
個々の細かい部分は不明。
たとえば、スイミングプールはコンド内のプールは利用できるのか、ジムの営業開始時間は何時なのか、などなど。
毎度のことだが、現場では混乱を起こすだろう。
なお、県独自で夜間外出禁止令や移動制限措置を発令することは可能とされているが、チョンブリ県ではそのような措置は取られていない。
夜11時以降でも外出は自由だし、県外への移動も制限されていない。
現時点では、ロックダウンは実施されない。
なるべく移動は避けてほしいという要請にとどまっている。
夜9時でレストランの店内飲食は終了。テイクアウト店舗でも11時には閉店。
コンビニですら11時には閉まってしまう。
夜11時以降は街全体でほとんどすべての店が壊滅状態となる。
ロックダウンでも夜間外出禁止でもないが、外出する意味はあまりない。
アルコール類の販売は禁止されていない。
通常通りにコンビニやスーパーで酒が買える。
ただ、集まって宴会していると摘発の対象となりかねない。
現在もなお非常事態宣言は継続中だ。
飲むなら自分の部屋でひっそり飲めということ。
まとめ
ある程度予想していたが、政府の定める規制内容よりも厳しいものとなった。
パタヤではマッサージ屋も明日より閉鎖される。
これまではマッサージパーラーだけが閉鎖で、タイマッサージ屋は営業できていた。明日からは通常のマッサージ屋も閉鎖。
バーの閉鎖は継続だ。
すでに4月10日から閉鎖されている。
政府の定める期限は最低2週間だが、状況次第では延長するとのこと。
4月18日から2週間なので、日付ははっきりしないが、4月末ないし5月1日までか。
チョンブリ県ではそもそも期限を定めておらず、無期限閉鎖状態。
5月1日にバーが再開する可能性は極めて低いと言わざるをえない。
今は耐えるしかなさそう。
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