本日4月16日午後にプラユット首相を議長とするCCSA本会議が開催され、新たな規制措置について決定した。
会議後に開催されたCCSAブリーフィングにて詳細が発表となった。
4月18日から2週間、規制が強化される。
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新ゾーニングと規制強化
会見では、まず、夜間外出禁止令の発令はしないと明言していた。
夜間外出禁止令やロックダウンについては、一部から提案はなされていたがCCSAとしては人々への影響を考えて、その提案を却下したということだ。
新たな規制措置は以下のようになる。
有効期限は、4月18日(日曜日)からの2週間。
新ゾーニング
現在のゾーニングをやめて、感染危険度に応じて新しいゾーニングを適用する。
タイ77県をレッドゾーンとオレンジゾーンの2つに分ける。
新ゾーニングエリア
レッドゾーン(最高管理エリア)18県:バンコク、チェンマイ、チョンブリ、サムットプラカン、プラチュアップキリカーン、サムットサコン、パトゥムタニ、ナコンパトム、プーケット、ナコンラチャシマー、ノンタブリ、ソンクラー、ターク、ウドンタニ、スパンブリー、サケーオ、ラヨン、コンケン
オレンジゾーン(管理エリア):その他59県
このゾーニングを元に、新しい規制措置を定めている。
これまでのゾーンごとの規制内容とは異なるものになる。
一時的な措置かもしれないが、とりあえず古いゾーニングは忘れたほうがよさそう。
新しい規制内容
タイ全土に適用
・パブ、バー、カラオケ、マッサージパーラーなどの娯楽施設は閉鎖
・レストラン店内でのアルコール提供は禁止
・ショッピングモールの閉店は午後9時
・遊園地、モール内の遊技場は閉鎖
・学校、教育施設は閉鎖(試験が必要なインターナショナルスクールはのぞく)
・50人以上が集まる活動は禁止(事前許可が必要)
レッドゾーンに適用
・コンビニ、スーパーは、午後11時から午前4時まで閉店
・フィットネスジム、体育施設は午後9時閉店
・レストランの店内飲食可能な営業時間は午後9時まで。午後11時まではテイクアウトのみで営業を続けることができる。
オレンジゾーンに適用
・レストランの営業時間は午後11時まで(適用飲食可能)
オレンジゾーンでは、コンビニやスーパーの時短措置は適用されず。またジムも通常通りに営業できる。
レッドゾーンとオレンジゾーンの違いは、レストランの営業時間と、コンビニ24時間営業可能かどうか、それとジムの営業時間。
レッドゾーンでもオレンジゾーンでも、バーはすべて閉鎖で、レストラン店内飲酒は不可だ。
まとめ
新しい規制措置は日曜日午前0時から始まる。
レストラン店内で酒が飲めるのは、明日土曜日まで。
バンコクやパタヤなどでは、コンビニの24時間営業も終わる。土曜日の23時をもって、夜中の営業はなくなる。スーパーも同様に夜中は閉まる。
パタヤでは、現在のレストラン閉店時間(店内飲食)は午後10時。日曜日からは午後9時となり、店内アルコール消費も不可となる。
4月10日から4月23日まで、41県に対して娯楽施設閉鎖命令がすでに出ている。
今回の新しい規制措置では、タイ全土に対して娯楽施設の閉鎖命令だ。
命令が上書きされる形となった。
新しい規制は4月18日から2週間だが、娯楽施設に関しては、最低でも2週間で新たな指示があるまで閉鎖ということになっているようだ。
少なくとも4月末までの閉鎖は決定だが、実質無期限と考えてよさそう。
先だってのチョンブリ県の命令でも期限は記載されていなかった。
また、タイ全土での夜間外出禁止令やロックダウンは発令されていないが、各県知事の独自判断で厳しい措置を課すこと可能。
県によっては夜間外出禁止令や移動制限命令を出す可能性もある。
CCSAの決定を受けて、これから各県それぞれの命令書を出していくはずだ。
チョンブリ県でも独自の命令があるだろう。
たとえ夜間外出禁止令が出ておらずとも、夜はほとんど何も営業していない。
バーはすべて閉鎖、レストランで食事ができるのは夜9時まで。コンビニですら11時には閉店してしまう。
要するに、夜はおとなしく部屋にいろということになる。
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