4月9日のタイ国内状況。
新規に確認された感染者数は連日増加中。
タイ41県に対する娯楽施設閉鎖命令が正式となった。また各県で独自の規制措置を発表している。
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タイ全国の感染状況
4月9日発表、タイの新規感染確認者は559人
(累計30,869人)
外国からの入国10人
国内感染(病院にて検査):401人
積極調査:148人
死亡:1人(累計96人)
亡くなったのはナラティワートの60歳タイ人男性。結核を患っていた。
病院での検査401例内訳
バンコク138
サムットプラカン46
チョンブリ29
プラチュワップキーリーカン29
チェンマイ16
他県にも多く拡大、感染確認されたのは全部で37県
積極調査148例内訳
バンコク130
チョンブリ17
プラチュワップキーリーカン1
国内で感染が見つかった549人のうち、バンコクは266人で割合は48.45%
国内感染の多くは娯楽施設に関連したもの。
CCSAでは、214例は娯楽施設に直接関連したものとしている。
その一方、ナイトスポットとは無関係の感染も増えており、124例あった。
娯楽施設クラスターはバンコクでは85人で、そのうち3人が韓国人。
チョンブリでの娯楽施設クラスターは7人で、そのうち1人が日本人。
娯楽施設クラスターとは無関係の感染者がチョンブリで7人。そのうち2人が日本人。
感染経路調査中の感染者がチョンブリで7人。そのうち1人が日本、1人が中国人。
発表されている感染者のうち計4人が日本人となっている。
外国からの入国10人は、隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
国籍は、タイ3、アメリカ、インドネシア、フランス、中国2、ベルギー2。
出発国は、イギリス、アメリカ、インドネシア、フランス、中国2、エストニア、マレーシア、ベルギー2。
ここ1ヶ月あまりの感染者数の推移
左から病院で見つかった国内新規感染者、外国からの入国、積極調査と並ぶ。
ここ数日で一気に感染者数が増えてきた。
アジア各国の統計
日本は新規感染者3,299人で前日(2,031人)より大きく上昇。
フィリピンでも上昇。
インドではついに13万人越え。
韓国やカンボジアでも増加傾向にあり。
チョンブリ県感染状況
4月9日、チョンブリ県発表による新規感染者は34人。
(CCSA発表によるタイ全国統計では計46人となっているが、集計タイムラグによるもの)
ムアン地区12人
シラチャー地区3人
バンラムン地区(パタヤ)9人
他
バンコクの娯楽施設に関連した感染が多い。
感染経路調査中10人のうち2人が中国人。
日本人に関する発表はない。
チョンブリでは現在691人に対する検査の結果を待っている。
チョンブリ保健局より日本語でのリスクスポットの発表があった。
他にも新しいリスクスポットの発表あり。
シラチャーが多く、KISSスナックも掲載されている。
ただ、今回の感染波発生当初は日本人が関係するスポットばかりだったが、ここ数日はローカルディスコやパブが増えてきており、タイ人ローカルの間での感染が広がっている。
CCSAブリーフィング概要
金曜日はCCSA状況説明ブリーフィングの定例開催日。
臨時に開かれた昨日に続いてのブリーフィングとなる。
・ウタイタニで新たなクラスターが発生した。感染者数確認のため、本日発表のレポートに含まれず。
・首相は、特にバンコクでの病床を増やすため、野戦病院や、ホテルと病院を合わせた「ホスピテル」を設置することにした。病院の検査で陽性が確認されると、必ず入院して治療する必要がある。
・CCSAは、41県の娯楽施設の閉鎖を承認した。4月10日午前0時から発効し、少なくとも14日間は実施される。
・41県を選んだ基準は2つ。第1は娯楽施設での感染が多い県、第2は多くの娯楽施設があるか、主要な移動ルート上にある県。
・レストランのこれまで通りの営業が許可されるが、厳格な予防措置を講じる必要がある。もしレストランで感染が見つかった場合は最低でも2週間は閉鎖される。
・タイ政府は、民間でのワクチン購入を禁じていないとあらため声明を出した
・バンコク都は、感染拡大防止のため、すべてのソンクラーンのイベントを中止した
娯楽施設閉鎖について
41県に対する娯楽施設閉鎖の正式決定についてはこちらも参照に。
関連記事:タイ41県の娯楽施設は4月10日から4月23日まで閉鎖決定
開始するタイミングは4月10日午前0時となった。
9日夜はこれまでと同じくバーに営業は可能となっている。
ただし、県によっては、すでに娯楽施設の閉鎖命令を出している。
バンコク3地区はすでに閉鎖、チェンマイでも9日より閉鎖となった。
チョンブリ県(パタヤ)は4月10日より娯楽施設はすべて閉鎖となる。
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