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タイへ来たれ億り人 タイ政府観光庁が暗号通貨持ちの日本人をターゲットに

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タイ政府観光庁(TAT)は、荒廃しつつあるタイの観光業界を復活させるためのアイデアとしてビットコインを持つ日本人に目をつけた。
金を持っている日本の暗号通貨保有者をタイに呼び込もうというプランだ。

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タイの観光地で暗号通貨を使う

TATのアイデアでは、暗号通貨をタイ国内の観光セクターで利用できるようにしたいという。
ホテルやレストランや観光施設で暗号通貨での支払いができるようにする。
このため、ホテルやレストラン事業者、タイ中央銀行との話し合いを持つ。
マネーロンダリング防止のため、暗号通貨の使用には規制がかける必要がある。その規制措置についてタイ中央銀行との協議が必要となる。

TATは、泰日経済技術振興協会(TPA)とすでに話し合いを持った。
日本は暗号通貨(仮想通貨)の保有率が11%と世界トップ。
2位のドイツとアメリカの9%を上回っている。
特に日本の若い層で暗号通貨は人気がある。すでに一部のホテルやレストランはビットコインなど暗号通貨での支払いを受け付けていることで成長している。

まずは、日本の若い富裕層をターゲットにしたいとTAT。
タイでも暗号通貨が使えるようになれば、パンデミック後にはイーロン・マスクもタイを訪れるかもしれないともいう。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2070775/tat-targets-holders-of-cryptocurrencies

億り人よタイへ

要するには、パンデミックが終わったあとには、高額の支出が期待できる外国人観光客をタイは求めている。
今まではとにかく数を求めていた。
でもこの状況では多くの観光客はのぞめない。
これからは量より質を求める。

すでにTATは、今年のタイ観光客の目標は1000万人から800万人に下方修正した。
外国人観光客からの観光収入は5000億バーツから減少して4280億バーツと推定。
一人あたりの平均支出は53,500バーツとみている。
下方修正したとはいえ、TATの目標値は他の政府機関よりも高い数値となっている。
たとえば、タイ国会経済社会開発庁は、年間320万人の外国人観光客が到着するとみている。
他の機関でもせいぜい500万人ほど。

2019年にタイを訪れた外国観光客は約4,000万人。
あと数年は同じレベルにまで回復することはないと見られている。
観光客の数はかぎられる。
でも観光収入はほしい。
なれば、なるべく富裕層に来てもらって、たくさん金を落としてもらいたい。
その金は現金じゃなくてもいい。仮想通貨でもいいじゃないか。
日本の億り人よ、タイへ来てくれ。
というわけだ。

ここ数日でビットコインは最高値を更新している。
なんだか、そのお祭りムードに安易に便乗したかのようなTATのアイデアのように思えてしかたない。

タイで仮想通貨が使えるからといって、日本からの観光客が増えるのだろうか。
わざわざタイで仮想通貨での支払いを選択するとも思えない。
ビットコインでの支払いなら、現金やカードよりも大幅に安い価格になるといった利点があるなら別だが。
他にもっと富裕層をひきつける利点が必要だと思う。

というわけで、今回のTATのアイデアはたぶん成功しない。
タイ国内で暗号通貨の利用は可能になるかもしれないが、それで日本の億り人がタイに来ることはなさそう。
そもそも日本をターゲットにするといっても、日本人だけを特別扱いする気なのだろうか。

もっと大きな利点があれば、日本の億り人が今すぐにでもタイにやって来る。
それは、暗号通貨を1億円所有していれば、14日間隔離検疫を免除するというものだ。
滞在中はたぶん現金もたくさん落としてくれるだろう。
でもこれはさすがに無理。
イーロン・マスクでも観光目的では無理。
タイへ来たいならば、億り人でもあっても2週間は隔離される。

むろん今回のアイデアはパンデミック後の観光再開時を睨んでのこと。
でも、ワクチンパスポートの件も含めて、なんかずれているような気がしてしょうがない、最近のTATは。それだけタイの観光は危機的状況なのだろうけど

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