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タイ国内情勢

タイ国内状況1月27日:ゾーニング見直し、大規模規制緩和の動き、学校再開

投稿日:

1月27日のタイ国内状況。
サムットサコーンでは連日大規模な積極調査を行い、予測通りに多くの感染者が見つかっている。
チョンブリ県では連日の新規感染者ゼロ。
CCSAがゾーニングの見直しと大規模規制緩和を実施を検討。
チョンブリやラヨーンではすでにマッサージ屋が再開に。

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タイ全国の感染状況

1月27日発表、タイの新規感染確認者は819人
(累計15,465人)

外国からの入国:11人
国内感染:92人
積極調査:716人
死亡:1人(累計76人)

国内感染県別
サムットサコーン1
バンコク6
ペチャブリ、ノンタブリ、ナラティワート、パトゥムタニ、アントン、サムットプラカン、チャンタブリ1

調査中となっているのがサムットサコーンの78件。

亡くなったのは、56歳のタイ人男性。脳卒中を患い寝たきり状態となっていた。1月22日、症状が出て、病院へ。23日に陽性確認。月曜に亡くなった。
寝たきりだったため、無症状で感染していた家族の誰かから感染した可能性がある。

サムットサコーンの積極調査で714人の感染が確認された。
他にラヨーンとサムットプラカンで1人ずつ。

確認された感染者の数は昨日より少し減少した。
感染者のほとんどがサムットサコーンで確認。市中感染と積極調査を合わせると808中783人となる。

サムットサコーンでは、3週間にわたり積極調査を継続する計画。
1月31日までは、エリア内にで強力な積極調査を実施中だ。
これまでの陽性率から推測すると、毎日数百人の新規感染が確認されるのは事前にわかっている。
ほとんどのケースでは無症状とのこと。

1月の感染者数の推移

左から国内新規感染者、外国からの入国、積極調査と並ぶ。

チョンブリ感染状況

1月27日発表、チョンブリの新規感染確認は0人
(累計648人)

これでチョンブリ県の新規感染者は6日間続けてゼロ。
バンラムン(パタヤ含む)にかぎると、12日連続となる。

政府ブリーフィング概要

毎日行われている政府ブリーフィングの概要。

・今週金曜日のCCSA本会議にて、多くの県での規制措置緩和の提案がなされ、最終決定する。
・サムットサコーンでも積極調査を急ぐ。

サムットサコーンでの感染封じ込めと、サムットサコーン以外のエリアでの規制緩和が大きな課題。

1月27日にCCSAの小会議が開かれ、基本的な提案が出された。
1月29日に本会議で承認のうえ、内閣承認を経て、2月1日より実施という流れになりそうだ。

タイ各県ゾーニング見直し

今回の感染新波での、感染拡大防止規制措置の基本となっているのが、各県各エリアごのゾーン分けだ。
感染者数やリスクの高さに応じて、色分けして、それぞれのゾーンごとに規制内容の指針を政府が示している。その指針をもとに、各県が独自の規制措置を講じるという仕組みとなっている。
ゾーン指定が高い県は、規制緩和したくとも、政府の定める基準よりも緩い規制とすることはできない。

このゾーン分けを再設定することになった。

対象無しとされていたグリーンゾーンが復活。

(ゾーン見直し草案)

グリーンゾーン:35県
(監視地域)

イエローゾーン:17県
(高度監視地域)

オレンジゾーン:20県
(管理地域)

レッドゾーン:4県
(高度管理地域)

ディープレッドゾーン:1県
(厳重高度管理地域)

これまでディープレッドゾーン(厳重高度管理地域)には、チョンブリ、ラヨーン、チャンタブリ、トラート、サムットサコーンの5県だったが、新しいゾーン設定では、サムットサコーン1県のみとなる。

新しいレッドゾーン(高度管理地域)は、バンコク、サムットプラカン、ノンタブリ、パトゥムタニの4県。つまりバンコク首都圏となる。

チョンブリは、新しくオレンジゾーンへ入る。
厳重高度管理地域から管理地域へと一気に2段階グレードダウンとなる。

規制緩和案

各ゾーンごとに規制緩和の度合いは異なる。

サムットサコーンで営業できるのは、フリーマーケット、テイクアウトのみのレストラン(午後9時閉店)、ショッピングセンター(午後9時)、保育所、居住者のいる高齢者介護施設、追跡されている労働者のいる工場。

サムットサコーンの学校は閉鎖のままだが、他の県では再開が可能となる。
サムットサコーン以外の県ではマッサージ屋とスパの再開が可能。

バンコク、サムットプラカン、ノンタブリ、パトゥムタニのレッドゾーンでは、バーやパブなどの娯楽施設は閉鎖のまま。
レストランは午後11時まで営業可能。酒類の提供も可能となるかもしれないが。音楽は演奏できるが、ダンスは禁止。

オレンジゾーン以下ではバーやパブの営業再開が可能。

グリーンとイエローゾーンでは、マッサージパーラーの営業は許可されるが、人数制限あり。

まだ提案段階で、決定ではない。
金曜日のCCSA本会議でさらに議論を経て承認され、2月1日から実施予定。

参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2058067/easing-of-restrictions-to-vary-in-different-covid-control-zones

規制緩和内容の細かい部分ははっきりしない。
新設ゾーン分けも完全に決定したわけではない。
チョンブリ県がオレンジゾーンに指定されれば、バーの再開が可能となるはずだが、これもはっきりしない。
最終的には県知事の判断となる。

学校再開

CCSA会見後、サムットサコーン以外の県での学校再開が教育省より発表になった。

公立および私立の教育機関は、2021年2月1日以降、学校の再開が許可される。
サムットサコーンは、厳重高度管理地域に指定されており、学校は閉鎖されたまま。
バンコク、ノンタブリ、サムットプラカン、ナコンパトム、パトゥムタニの学校は、1教室あたり生徒は25人までとする。

これで2月1日からの学校再開が可能に。
最終的には県の判断による。

チョンブリ規制緩和

金曜日のCCSA本会議を待たずして、すでに規制緩和は始まっている。
どうやら、県独自で決められる範囲で規制緩和を行っている模様。

チョンブリ県では、1月27日よりマッサージ屋やスパの営業再開が認められた。

関連記事:チョンブリ県規制緩和、パタヤのマッサージ屋は本日より営業再開

フィットネスなどはまだ閉鎖のまま。
バーやパブ、MPなどの娯楽サービス提供施設も営業再開不可。娯楽施設の再開は新しいゾーン分けが確定しないと無理のはず。
厳重高度管理地域の指定から外れないといけない。

ラヨーン規制緩和

ラヨーンでも規制緩和が実施。
1月27日より10業種の再開が認められる。

・ショッピングセンター、建築資材販売店と携帯電話ショップ
・マッサージ屋
・ビューティークリニック
・博物館、学習公園、ラーニングセンターなど
・公共の図書館
・公園、自然のアトラクション、ビーチ
・スポーツ広場、運動場(チームスポーツは不許可)
・ゴルフコース
・射撃場
・フリーマーケット

2月1日に学校を再開するかどうか、県間移動を許可するかどうかは検討中とのことだ。

参照:https://www.nationthailand.com/news/30401848

プーケットではバーの営業が通常通りに認められるようになった。
他のエリアでも、2月を待たずして、さらなる規制緩和が進みそうだ。

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