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タイの非常事態宣言は7月31日までとされていたが、本日のCCSA会議において8月31日まで1ヶ月延長することを承認した。
非常事態宣言延長の理由として、外国での感染拡大が進んでいる中、タイでは外国人の受け入れを増やし、また国内では感染リスクの高い活動を再開しているため、としている。
国内での感染を防ぐためには、厳格かつ継続的な管理監督が必要で、非常事態宣言下であれば行政の迅速な行動が可能となる。
外国人の入国を制限し、感染疑いのある症例を追跡し、あらゆる事業や活動に感染対策を実施することができる。
ただし、非常事態宣言を延長しても、新たな外出禁止令を出したり、集会を禁止することはしないとのこと。
非常事態宣言の延長は、来週の閣議で正式決定される。
参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/1955691/state-of-emergency-extended
感想
タイで暮らしていると、非常事態宣言延長はお約束みたいなもので、もはや驚きは何もない。
ああ、またねといった感じだ。
タイでは現在50日以上、国内感染が確認されていない。
今月中半ばには、陽性が確認されたエジプト軍人がラヨーン市内を歩き回っていたり、スーダンの外交官の家族が陽性のままバンコク市内を行動していたりして、大問題となっていた。
また、タイ入国が認められる外国人グループが増えつつあり、タイ国内への感染流入と拡大防止のために、非常事態宣言を継続するという名目になっているようだ。
ただ、非常事態宣言にかわる新しい法律を制定中のようで、非常事態宣言はその法律ができるまでの暫定的な措置といったニュアンスの発言もある。
とりあえず8月いっぱいは非常事態宣言が継続。
9月以降は未定。
非常事態宣言があろうとなかろうと、日常生活にほとんど影響はない。
ここまで非常事態宣言が常態化してしまうと個人的にはもうどうでもいいような気もしているが、反政府デモがバンコクやチェンマイで開かれており少々きな臭い匂いもする。
今月末から来月にかけてのタイ国内の情勢は要注意かもしれない。
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