5月14日のタイ国内状況。
昨日はバンコクの刑務所クラスター発生報告をうけて過去最高値となった。本日は数字上は大幅に減少しているが、それでも国内新規感染は2000人以上を記録。
この状況下であるが、CCSAは規制緩和について言及した。
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タイ全国の感染状況
5月14日発表、タイの新規感染確認者は2,256人(前日4,887)
(累計93,794人)
外国からの入国:5人
国内感染(病院にて検査):1,523人
積極調査:545人
刑務所:183人
死亡:30人(累計548人)
亡くなった30人のうち、バンコクで11人、ラチャブリで4人など。
男性16人、女性14人。
15歳から85歳で、中央値は63歳。
高血圧19人、糖尿病14人など基礎疾患をもっていた。
タイ国内における致死率は0.57%に上昇
回復済み:62,316人(+1,701)
治療中:33,186人
重症患者は1,203人(-6)、うち人工呼吸器をつけているのが408人(+2)。
刑務所クラスターをのぞいた国内新規感染は2,036例。
国内感染上位10県
バンコク1,087
パトゥムタニ157
ノンタブリ131
サムットプラカン121
チョンブリ64
プラチュワップキーリーカン52
サムットサコン46
ラヨーン33
アユタヤ29
ナコンシータマラート25
16県では新規感染者が確認されなかった。
100人以上の感染者が赤地でバンコクと周辺3県。
チョンブリとプラチュワップキーリーカンが51人から100人のオレンジ。
白地が感染者ゼロの県。
ここ1週間の感染者の推移グラフ
刑務所クラスターをのぞいた国内新規感染はほぼ横ばい。
外国からの入国5人は、隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
出発国は、カンボジア2、マレーシア2、UAE1。すべて帰国タイ人で無症状。
アジア各国の統計
日本は新規感染者7,058人で前日(6,242人)よりも大きく増加。
インドでは1日の感染者は34万人、死者は3,999人に。なおも危機的な状況が続いている。
マレーシア、カンボジア、ベトナム、ラオスでも増加傾向にある。
さらにシンガポールでも感染者が増えている。
タイワクチン接種状況
2月28日から5月13日までの累計:2,124,732回
初回接種:1,416,432人(+21,302)
2回目接種:708.300人(+63,067)
タイ総人口うち2回のワクチン接種を済ませた割合は、1.07%
タイ入国者数(フライト)
2021年5月8日から5月14日
タイ人:2,501人
(商業フライト153便、チャーター1便)
外国人:2,994人
(商業フライト192便、チャーター2便)
1日あたりの外国人入国者は、427人。
第3波発生以前よりも減少しているようだ。
2020年4月4日から2021年5月13日累計
タイ人:172,907人
2020年6月9日から2021年5月13日累計
外国人:128,157人
CCSAブリーフィング概要
・明日5月15日にCCSAは新しい規制内容を発表する
・バンコクは感染率が最も高い。新しい感染は、感染者との接触(家族、友人、同僚)、建設現場、混雑した場所、市場で発生している。
・タイFDA(食品医薬品局)は、モデルナ製ワクチンの緊急使用許可を承認した。シノバック、アストラゼネカ、ジョンソンアンドジョンソンに続いてタイ国内で承認された4番目のワクチンとなる。
・サイアムセメントグループとRatchawithi病院が協力して、ICU患者のための野戦病院を設営。
店内飲食再開の規制緩和
ブリーフィングで言及された規制緩和について。
現在のゾーニングを見直し、またゾーンごとの規制内容についても改めるとしている。
ダークレッドゾーンは減少すると見られる。
新しい規制内容草案(決定ではない)
ダークレッドゾーンでは、レストラン店内飲食が認められる。ただし、座席利用はキャパシティの25%までに制限。イートインでの営業時間は午後9時まで、テイクアウトのみで11時まで営業できる。店内でのアルコール提供ならびに消費は禁止。
学校の閉鎖も続く。
レッドゾーンでは、店内飲食営業は午後11時まで。アルコール提供は不可。
オレンジゾーンでは、レストランの営業は通常どおりだが、アルコール提供は不可。
公共の場のマスク着用はタイ全土で義務のまま。
新しい規制措置の開始時期は未発表。
新しいゾーニングや規制内容詳細については、明日のCCSA会議で正式決定したのちに発表するとのことだ。
バンコクがダークレッドゾーン継続なのは明らかだが、チョンブリ(パタヤ)がダークレッドゾーンから外れるかは微妙なところ。
どっちにしろ店内飲食は可能になるだろうが。
また、タイ全土での娯楽施設閉鎖は続く。
バーの再開にはまだまだ時間がかかりそうだ。
とにかく明日の正式決定発表を待とう。
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