海外で自動車を運転する場合に欠かせないのが、国際免許証。
国際免許証を取得しておけば、ジュネーブ条約に加盟している国で運転できます。
もちろん、タイでも運転可能。
ジュネーブ条約加盟国一覧
ア行
アイスランド、アイルランド、アメリカ合衆国、アラブ首長国連邦、アルジェリア、 アルゼンチン、アルバニア、 イスラエル、イタリア、インド、ウガンダ、英国、エクアドル、エジプト、オーストラリア、オーストリア、オランダカ行
ガーナ、カナダ、カンボジア、キプロス、キューバ、ギリシャ、 キルギス、グアテマラ、グルジア、コートジボワール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国サ行
サンマリノ、シエラレオネ、ジャマイカ、シリア、シンガポール、ジンバブエ、スウェーデン、 スペイン、スリランカ、スロバキア、セネガル、セルビアタ行
タイ、大韓民国、チェコ、中央アフリカ、チュニジア、チリ、デンマーク、トーゴ、ドミニカ共和国、トリニダードトバゴ、トルコナ行
ナイジェリア、ナミビア、 ニジェール、日本、ニュージーランド、ノルウェーハ行
ハイチ、バチカン、パプアニューギニア、パラグアイ、バルバドス、ハンガリー、バングラデシュ、フィジー、フィリピン、フィンランド、フランス、ブルガリア、ブルキナファソ、ベナン、ベネズエラ、ペルー、ベルギー、ボツワナ、ポーランド、ポルトガルマ行
マダガスカル、マラウイ、マリ、マルタ、マレーシア、南アフリカ共和国、モナコ、モロッコ、モンテネグロヤ行
ヨルダンラ行
ラオス、ルクセンブルク、 ルーマニア、ルワンダ、レソト、レバノン、ロシアその他
香港、マカオ
ほとんど全世界で使えますな。
ジュネーブ条約に加盟していない国でも、インドネシアのように、日本の免許証ならびに国際免許証を携行していれば、運転可能な国もあるようだ。
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国際免許証の取得方法
取得場所
各都道府県の運転免許試験所、運転免許センター、警察署
自分の免許証の発行地へどうぞ。
一部都道府県では、警察署でも手続き可能。
たとえば東京では、世田谷、板橋、立川警察署での手続きができるようだ。
詳しくは、所轄の警察署などでお調べください。
「国際免許証 自分の都道府県」で検索すれ一発ヒット。
用意するもの
・パスポート
・日本の運転免許証
・写真1枚(縦5cm×横4cm、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし、申請前6か月以内に撮影したもの。)
写真はちょっと要注意。
ふち無しの状態で、5cm×4cmのものとなっている。
このサイズは、一般的にはあまり使われないようで、わたしはたまたまパタヤで撮影したビザ用の写真を持っていった。サイズは4×5のもの。が、微妙にふちがあり、切り取るとサイズが足りないと言われて、撮り直すハメになった。
近くの写真屋さんで、800円かかってしまった。
ちなみに、こんなサービスもあるようです。これなら200円。
関連記事:パスポートやビザの証明写真は、日本のコンビニでネットプリントすれば200円。
サイズにはお気をつけあれ。
現地で購入するもの
証紙代2400円
運転免許センターや警察署で購入しましょう。
お金がないと国際免許証を発行してもらえません。
世の中、カネです。
手順
細かい手順は各都道府県によって違うかもしれないが、大筋では同じはず。
基本的な流れだけ説明。
1 窓口で申請用紙をもらって記入
とても簡単。住所と名前を書くくらいなもの。
渡航予定地を書く欄には、もちろんタイとどうぞ。
2 証紙を購入
証紙販売窓口で購入。2400円。
3 申請用紙、免許証、パスポート、証紙を揃えて提出
その場でチェックを受けて、問題なければ、引き換え券を渡される。
この時、写真はまだ渡さない。
完成まで30分ほどかかるそうなので、しばらく待つ。
4 時間になったら、窓口へ行って、国際免許証を受け取る
国際免許証の名前のスペルなどをチェックして、オッケーなら写真を渡す。
その場で係官が貼り付けてくれる。
5 最後にサイン
国際免許証の写真下部分にサインする箇所があって、そこにアルファベットでサインを入れる。筆記体が望ましいそうだ。
おしまい。
すごく簡単だった。
国際免許証発行の窓口はとても空いており、手続きに要した時間は待ち時間を入れても30分ちょっと。
あっという間だった。
有効期限は1年のみ。
1年経過すれば、また再発行可能。
国際免許証で乗れる車両は決まっており、それぞれAからEまで区分されている。
Aが自動二輪。Bが乗用車。
元々持っている日本の免許証によって、スタンプが押される仕組みだ。
念のため、きちんとスタンプが押されているか確認しておこう。
これで、海外でも自動車やバイクに堂々と乗れる。
ちなみに、日本の免許証も同時に携行しておく必要があるそうな。係官の人に念を押された。
タイでのバイクの運転
ただし、注意しておきたいのが自動二輪車、つまりバイクについて。
日本の免許証区分で原付しか取得していない場合、海外ではバイクは運転できないことが多い。
というのも、原付は排気量が50ccまでと決められおり、海外のバイクで50ccは少ない。
よって、日本の原付免許では、海外でバイクが運転できない。
(そもそも普通免許しか持っていない人は、国際免許証のA欄にスタンプが押されていないはず。よって運転不可。)
タイのスクーターも100cc以上がメイン。当然、日本の原付免許では運転できない。いくら国際免許を作っても、タイでは通じないので要注意。まあ、タイの警察官がそこまできちんとチェックできるかどうかは別問題。
ちなみに、わたしは普通自動二輪の免許を持っている。一昔前でいうところの中型免許。400ccまでのバイクに乗れる。
実際に取得した国際免許証には以下のように書いてある。
A欄
二輪の自動車(側車付きのものを含む。)、身体障害者用車両及び空車状態における重量が400キログラム(900ポンド)をこえない三輪の自動車。
バイクに関する排気量の記載は無し。
まあ、二輪車なら何でも乗っていいみたい。
日本では大型二輪に相当するハーレーダビッドソンでもタイなら乗れるのかな。
このA欄にスタンプが押していないと、タイではバイクに乗れないことになる。
警察に見つかっても、数百バーツ程度の罰金ですむとはいえ、わざわざ警察署に出向くのも面倒だし、きちんと免許証は用意しておこう。
そういえば、昔は国際免許もなしにタイでバイクに乗っていたなあ、と遠い目をしておく。
まとめ
検問の厳しくなってきたタイ。
やっぱりきちんと免許は用意しておくべし。
次回のタイ訪問の際は、この国際免許証をタイの免許証に切り替えようか検討中。
最近、免許の切り替えも厳しくなっているらしく、ちょっと面倒なような気もするが。
とりあえず、国際免許が一年有効なので、しばらく様子を見ようかな。
ただ、この国際免許証、でかい。
パスポートと見比べると一目瞭然。
これを日常的に持ち歩くのはちょっと勘弁してほしい。
タイの免許証は、日本のものと大差ないサイズ。クレジットカード大でサイフに楽々入る。
バイクと自動車の2枚別々に発行されるそうだ。
気が向いたら、切り替えに出かけようと思う。
日本の自動二輪免許を持っていない人は、現地でバイクの免許を取得しましょう。
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