閉鎖命令の出ていたパタヤのホテル業だが、6月1日に営業再開が許可された。
実際には宿泊客のいるホテルでは営業継続が認められていたが、強制的ないし自主的に多くのホテルが閉鎖していた。
営業再開許可が出ても、観光旅行者がほぼゼロの状況では、新規宿泊客の増加は見込めない。
国内旅行者だけが頼りだが、現状では厳しい。
レストランやマッサージと同じく、営業再開を見合わせるホテルも多いだろう。
昨日一昨日のパタヤ市内の様子をざっと見て回ったが、やはり営業再開をしていないホテルが目立った。
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ドゥアンナムイン取り壊し
取り壊し工事をしているホテルもある。
ソイブッカオのDuan Nam Ing（ドゥアンナムイン）だ。
在りし日のドゥアンナムイン
現在のドゥアンナムイン
瓦礫の山だけが残されている。
少し前から工事をしており、全面リノベーションでもするのかと思っていたが、完全に取り壊しとなった。
ドゥアンナムインは過去何度となく泊まった思い出深いホテル。
ソイブッカオというエリアに慣れ親しむようになったのは、ドゥアンナムインのおかげかもしれない。
初めてパタヤで年越しを迎えた時もドゥアンナムインに宿泊していた。
何度もリピート宿泊していたので、スイミングプール奥にある倉庫に荷物を預かってもらっていたほど。手ぶらでパタヤに来ることができた。アットホームでいいホテルだった。
階段の途中で毎回のようにつまづいていたのも懐かしい思い出。
設計ミスなのか、一段だけ微妙に高さが違っていたのだ。わかっていてもひっかかる罠。深夜に酔っ払って帰還すると毎回こけた。
たしかに部屋もちょっと老朽化してきていたが、まだまだ現役でいけたと思う。
はたして、ドゥアンナムインとしてホテルを新しく建て直すのか、それともまったく別のホテルや建物ができるのかは不明。
できればドゥアンナムインとして復活してほしい。
なお、閉鎖中のホテルやゲストハウスの中には、営業再開を断念したのか、売りに出しているところも珍しくない。
1階がレストランやバーで上階をゲストハウスとして営業している、パタヤでは定番の建物だが、ソイハニーのMALEEなどはFor Saleとなっている。
新築ホテルと新築コンド
解体するホテルと閉鎖中のホテルがある一方、新築ホテルも増えてきている。
全面改築が進むマイクショッピングモールは、ホテルとして生まれ変わろうとしている。
Kavara Hotelという名称。
建物がすべてがホテルになるわけではないく、低層部分は従来どおりショッピングモールで、高層階をホテルとするようだ。
現在マイクショッピングモールは営業していないらしく、詳細は不明。
いずれホテルがオープンしたら中の様子を見て期待。
そのマイクショッピングモールのセカンドロード向かい側、ソイダイアナ入り口には新しいコンドミニアムを建設中。
いつの間にか、建物の全体像が見えてきた。かなりの高層建築となりそう。
Edge Central Pattayaという名称のコンドミニアムだ。
元々は、ダイアナインという老舗ホテルがあった、よって、このソイのことをソイダイアナイン、略してソイダイアナと呼んでいる。
今ではダイアナインがなくなり、コンドミニアム建設中。でもソイの俗称はソイダイアナのまま。
すぐ近くには、The Baseという高層コンドがある。
この近辺のパタヤの風景が変わっていく。
他にも新築ホテルや新築コンドは多い。
ソイ7のバービア群が一部解体され、ホテルとなる。ここは骨組みが完成したような状態。
ノースパタヤのホリデイイン横には、OZZOホテルがほぼ完成したもよう。
サウスパタヤとサードロード交差点近くでも新しいコンドミニアムを建築中だ。
現在、タイでは外国人の入国が原則禁じられていて、観光客の受け入れ再開時期はいまだに不明。
この状況では、建物が完成しても、新たにホテルをオープンすることは難しいだろう。
でもいずれは国境がオープンとなり、パタヤに観光客が戻ってくる。
それまではひたすら我慢するしかないが、資金力のある大型ホテルグループやデベロッパーはまだしも、個人経営のような小さなホテルやゲストハウスは撤退せざるをえなくなる。
パタヤ復活の道は厳しい。
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