昨日のニュースとなるが、読売新聞が独自の報道をおこなった。
【独自】入国制限の緩和、4か国で検討…タイ・ベトナム・豪・NZ
⇒https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200531-OYT1T50078/
現在、日本は全世界を対象とした入国制限を実施しているが、その制限を段階的に緩和していく方針。
緩和の第一弾として、タイ・ベトナム・オーストラリア・ニュージーランドを対象とする方針で検討中とのこと。
上記4カ国の人間なら誰でも無条件で入国できるわけではなく、ビジネスマンを対象にしており、出国前にPCR検査で陰性証明書の取得と、入国時に再度検査を受けることを条件とする仕組みを想定。
タイなど4カ国が選ばれたのは、国内での感染が落ちついてきたことと企業関係者から渡航再開を求める声が大きいことが理由。
タイには日本企業が多いことも理由に挙げられている。
なお、中国と韓国は制限緩和の第1段からは見送られる見通し。
現在の入国制限は6月末まで。
入国制限の緩和はまだ正式決定ではない。
今後の感染状況を見極めて、夏以降に第1段の緩和を実施するものと見られる。
以上のような報道内容。
たしかに、タイでの感染状況は落ち着いている。
国内での新規感染はほぼなくなった。
海外からの帰国者への検疫で感染者が見つかっている状態だ。
ここ最近では、日本からタイへの帰国者で感染が発覚した例は見当たらない(以前はあったが)。
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タイの入国制限は?
日本の入国制限緩和のニュースは、タイの新聞でも報じられている。
記事の中身は、日本の読売新聞がこのように報道していると伝えるにとどまっており、特にタイ側での反応や新たな情報といった要素はない。
ここ最近のタイのニュースでは、外国人のタイ受け入れ再開をいつにするのかといった話題がヘッドラインを飾ることが多い。
まず中国人からプーケットなどの隔離された島に呼び入れるとか、外国人の受け入れは10月になるとか、ワークパーミット所持者は入国受け入れ再開するとか、7月1日で非常事態宣言が終了となり規制はなくなるから入国できるようになるとか、連日のように情報が飛び交っている。
現在のところ、タイへの一般的な観光目的の旅行者の受け入れ再開がいつになるのか、公式発表は一切ない。
ワークパーミット保持者の受け入れ再開を表明したばかりの段階だ。
それもかなり厳しい条件付きとなっている。
健康証明書、10万ドル相当の保険加入証、タイ大使館での渡航許可書、さらに入国時の14日間強制隔離検疫(費用は自己負担)。
あまりにもハードルが高い。しかもワークパーミットが最低条件ともなれば、一般旅行者にはまったく関係ない。
一般旅行者の受け入れ再開はまだまだ先の話となりそう。
もしも日本がタイからの入国制限を緩和するとなると、タイへの渡航制限にもいくらかの影響はあるだろう。
外国人受け入れには二国間協定が必要とも言われており、お互いの国で感染状況が落ちつていることが条件。
両国が同じような状況でないと、互いの往来は難しいと思われる。
まとめ
まだ何もわからない。
いや、本当に何もわからない。
日本の入国制限緩和第1段がタイを対象とするのかも正式には決まっていない。
タイ政府がどのような反応を示すのかもまったく不明。
が、タイの外国人受け入れが中国と韓国を優先すると見られている中で、日本政府の動きはちょっとした明るい兆しではないかと思う。
日本国内の感染状況が今以上に落ち着いていけば、タイ側も受け入れ態度を早期に軟化させる可能性もある。
とにかく正式発表待ちだ。
今は日本の国内感染を抑えて、少しても早くまたタイに行ける日を心待ちにするしかないかと。
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