昨日5月3日より、ようやくチョンブリ・パタヤにおいてアルコール類販売禁止措置が解除され、販売が再開された。
約3週間の長きにわたる酒の販売禁止であった。
個人的には、買い置きしてあった酒が切れてからは10日ほど。
待ちに待った解禁日であった。
酒を求める人々
タイの各メディアやSNSでは、混雑するスーパーマーケットの様子を伝えていた。
酒売り場に群がる人々、レジには長蛇の列。
スーパーは開店していても、酒類販売開始は午前11時。それまではレジを通すことができない。
で、レジに並んで11時を待っていたわけである。
個人で消費するとは考えられないほどの量を購入しているのは、おそらく町中にある小さな商店の人だと思われる。
販売禁止令が出ているあいだは、小売だけでなく酒の輸送や流通も強制的にストップとなっていた。
在庫がなくなった商店がわざわざスーパーまで仕入れに来たということらしい。
流通を待っていては客を逃してしまうというわけだろう。
わたしは昼過ぎにセブンイレブンでビールを購入した。
パニック感はゼロ。
平和なものだった。
夕方のビッグC
夕方にビッグCで食料の買い出しへ。
街中の食堂は店内飲食可能となっているが、まだ準備中のレストランもあった。
ビッグC内にあるレストランは、KFCもMKも持ち帰りのみで営業。
ショッピングモール内のレストランは店内飲食ありの営業は許可されていない。
MKやサンタフェやフジレストランはモール内に店舗が多いため、かなり不利な条件。
サンタフェは月がかわり、Grabと提携した新しいプロモーションメニューに変わっていた。
チキンステーキベーコンとコーラのセットをオーダーするともう1セット無料でついてくる。
このチキンベーコンは前回のプロモにもあったが、かなりうまいのでおすすめ。
関連記事:サンタフェステーキ×Grab Foodのプロモーションが安くてうまい
一人暮らしなら2皿もいっぺんにいらないけど。
ビッグCはそれほど混雑していなかった。
SNSで見かけた長蛇の列はまるでなし。
酒コーナーは、一部の棚が空に近い状態まで減っていた。
センソムや285といった安いウィスキーが品切れ。
チャンビールもほとんどなかった。
他のビールはそれなりに揃っている。
少し高めのものや輸入ものは余裕であまっている。
おそらくビッグCにはまだストックがあるはずだが、閉店時間も近いし、無理に倉庫から出してきてないだけかも。
新しく配送もされるだろうし、明日の朝にはまた山積みになっているはずだ。
街角のコンビニには酒が豊富に置いてある。
個人消費という観点ではパニックになる必要はまったくない。
といいつつも、ついついわたしも追加でビールと焼酎を購入してしまったが。
食品コーナーは日曜日ということもあり、ビッグC自社ブランドの肉が品薄だった。
あとは普通に何でも揃っている。
もう買いだめなんて時代遅れも甚だしい。
少しずつだが着実に、タイそしてパタヤは元の日常を取り戻しつつある。
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鍋とビール
晩飯は鍋にすることにした。
これから飲酒が復活するとなると、健康管理に今一度注意しないといけない。
まずは野菜。白菜、ニラ、しめじを鍋に投入。
それから、冷凍パンガシウスと豚肉をのせる。
鍋の素は、日本から持参した「鯛と帆立の極みだし鍋」キューブだ。
水にキューブを一個入れるだけの鍋が完成する。
誰でもできる簡単自炊。
具材はオールタイ製でスープが日本製。
ちなみにパンガシウスとは、タイではおなじみの白身魚。
フィレの部位だけ冷凍したものが1キロ130バーツくらいで売っている。
パン粉を付けてフライにすることが多いが、鍋に入れるのが手っ取り早い。
ナマズの一種らしいけど、わりと淡白な味で好き。
鍋が完成。
鍋とくれば、次はビールだ。
LEOのプルタブを開ける音のなんと恍惚たる響きであることか。
約10日ぶりに味わう泡と苦味とアルコール成分が醸し出すハーモニーのなんと甘美な調べであることか。
地球に生まれてよかった~と快哉を叫びそうになった。
鍋とビールがあれば、まあ、世界も人生も災厄に見舞われ、いろいろと嫌なことがあったり、苦しいことがあったり、悲しいことがあっても、とりあえずそんなことは忘れて、一時の多幸感に包まれることができる。
いろいろあるけど、今はこれで良し。
ポン酢で鍋をくうとさらに良し。
すりゴマを足すともっと良し。
パンガシウス、意外といけるな。
今度、ソテーやフライにしてみよう。
LEOが進む。
今夜も外出禁止令だ。明日もあさっても、たぶん今月末まで続く。
でも希望が見えてきた。
夜間は外出しないから、酒類販売禁止令だけは復活させないでほしい。
今日は鍋で飲んだ。
明日はイサーン料理をつまみに飲みたい。
毎日をパタヤで生きていく。
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