数日前にタイ政府ならびにバンコク都の規制緩和についての発表があったが、パタヤを含むチョンブリ県の正式発表がなかなか出なかった。
おそらくバンコクと同じ措置となるだろうとはわかっていたが、アルコール類販売再開も含め正式発表がなく、すごくやきもきさせられた。
規制緩和がはじまる5月3日の朝になってようやく正式な命令文書が発布された。
アルコール類販売再開
まずは、とにもかくにもアルコールである。
セブンイレブンに行ってみると、冷蔵庫に堂々と酒が並んでいた。
カバーが外されて、普通に購入できる状態だ。
レジのうしろの棚には、撤去されたいたウイスキーやラオカオなども普通に陳列されている。
何事もなかったかのように販売再開である。
安心した。
さっそくLEOを購入。当たり前だが、普通に買えた。
従来の規則どおり、アルコール類販売可能時間は、午前11時から午後2時までと午後5時から深夜0時まで。
午後10時から午前4時までの夜間外出禁止令は継続しているため、販売時間は店の閉店時間までとなる。セブンイレブンだと午後10時少し前に閉店するので、それまでとなる。
一部大型店では、さっそく酒を求めて大量の客がなだれこみ、混雑しているとの情報もある。
またアルコール類販売禁止が再開されるかもしれないと、一部の人たちが買いだめに走っているのかもしれない。
そういった行為こそが新たな規制を生み後続の人が買えなくなる事態を生じさせるわけだが、先走ってパニック行動を起こした人のほうが最終的に得をするというは、なんとも悩ましい。
ローカルなセブンイレブンではなんの混乱も無し。
いたって平常。
酒の販売は再開しているが、レストランなどで店内でアルコール類の提供や飲むことは禁止。
むろん、人が集まっての宴会行為も禁止。
そういった違反行為が多くなると、またアルコール類販売禁止措置が下されるかもしれない。
冷静かつ礼儀正しく部屋飲みでの泥酔を励行してほしい。
ラン島閉鎖継続
住人以外の立ち入りが禁止されているラン島。いわば閉鎖状態にある。これは、外部からの渡航者が激増して、感染拡大の恐れがあったため。
チョンブリ県の命令第20号により、そのラン島閉鎖措置は延長されることになった。
ビーチでのアクティビティが禁止のままなので、妥当な措置かと。
期間は5月31日まで。
パタヤの規制緩和と規制継続
チョンブリ県の命令第21号。
5月31日まで閉鎖とする施設が公表されている。
先にバンコクでも5月31日まで閉鎖ないし規制対象となる34種の施設が発表された。
ソース:The Nation
ざっくり見比べたところ、バンコクとパタヤの措置は同じ。
チョンブリ県がバンコク都の基準に合わせたのだと思われる。いや、タイ政府発表の基準に沿ったというべきか。
5月31日まで閉鎖となる施設
映画館、劇場
パブ、バー、娯楽施設
遊園地、ウォーターパーク
水上マーケットや市場における遊技場
動物園
ローラーブレード、スケート場
ビリヤード場
ボーリング場
ゲームセンター、インターネットショップ
公共スイミングプール
闘鶏場
フィットネスセンター
展示場、コンベンションセンター
博物館
図書館
保育園
ボクシングスタジアム
格闘技スクールおよびジム
タトゥーショップ
ダンススクール
レース場、競馬場
サウナ
マッサージパーラー
アミュレットショップ
ビューティークリニック
マッサージ屋、スパ
あらゆるタイプのアリーナ
公共の場でのパフォーマンス
宴会場
制限付きで営業可能となる施設
デパートメントストア:スーパー、薬局、生活必需品、小売店、通信関連業、銀行、資材売り場、電化製品、行政オフィスのみ営業可。
理容室やビューティサロン:カットとシャンプーとセットのみで営業可。店内で他の客が順番待ちするのは不可。
ゴルフ場やスポーツ施設:複数人での競技やクラブハウスの利用は不可。
公園:オープンできるが、ウォーキングやランニングといったソーシャルディスタンスを確保できる単独での運動のみで利用できる。
(以上)
バンコクとチョンブリの発表を少し混ぜたが、内容はほとんど同じ。
バンコクとパタヤでは同じ基準と考えていいと思う。
チョンブリでは、すでにデパート内の電化製品売り場は再開しているし、理容室はずっと営業したままだ。
レストランや食堂の店内飲食は再開可能となっている。
だだし、酒類の提供は禁止。また、ショッピングモール内のレストランは持ち帰りのみ。
レストランの規模によっては営業制限があるようだ。細かい基準はよくわからない。
チョンブリ県の膨大な量の命令書には細かなレギュレーションが書いてあるので、詳細はそちらで。
チョンブリにはビーチが多いが、その扱いはまだ判然としない。
集まる行為が禁止のままなのは当然として、ビーチを完全クローズとしてすべてのアクティビティを禁止したままとするのか、単独での運動程度なら許されるのかははっきりしない。
パタヤビーチの遊歩道での単独ウォーキングは許されそうな気もするが、あまりにも人が多いと、それもまた規制対象となりそう。
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娯楽施設の閉鎖
バンコクもパタヤも、娯楽施設は5月31日まで閉鎖が決定。
かといって、6月1日にバーや娯楽施設が再開すると決まったわけではない。
状況次第では、延長もありうる。
逆に早まる可能性もゼロではない。
当初は、リスク度合いに応じて業種を4段階に分類。
2週間ごとに状況判断を行い、順次再開するかどうかを決めるという話だった。
とりあえず残りのグループを一律5月31日までの閉鎖と決めているのだと思われる。
その計算では、最もリスクが高いグループの娯楽施設の再開が決まるのは6月14日となる。
完全に机上の計算にすぎないので、実際のところはわからない。
5月3日発表では、タイ全国の新規感染者は3人にとどまる。
チョンブリ県でもパタヤでも毎日ゼロが続いている。
このまま維持もしくはさらに減少していくと、規制緩和が早まるかもしれない。
おそらく、上掲施設のうちのいくつかは繰り上げて再開することになりそう。
でも感染がまた増えていくと、規制が逆戻りすることもありうる。
バーやクラブの再開時期がいつになるかはなんとも言えない。
状況は日々変化し、そして政府や自治体の決定も日々変化している。
誰も先のことなど予測不可能。
まあ、順調に推移していくと6月頭から中旬にかけてバーは再開できそうな感触はあるかなあという程度。
感想
さっき少しだけ外を見てきたが、店内飲食を再開している食堂や屋台はあったが、大きめのレストランは準備中といったところ。
探り探りの再スタートだ。
とりあえず酒は買えた。
フィットネスジムはいまだ営業再開できていないし、バーの再開もまだまだ先のこと。
まずは酒がある。それで良しとする。
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