3月18日からパタヤの娯楽施設が2週間閉鎖されることになった。
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18日夕方にパタヤ市内を回ってみたところ、意外と店は営業していた。
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おそらくは通達が行き渡ってなかったのだろうとは思うが、パタヤの底力も感じた。
では、夜はどうなったのか、街の様子を見てきた。
時刻は午前0時。
そこには、ゴーストタウンが待ち構えていたのであった。
LKメトロ
やばいくらいに真っ暗だ。
夕方は営業していたスポーツバーも全滅。
おそらく指導が入って閉店となったのだろう。
かろうじてゲストハウス兼バーのレセプションに明かりがついている程度。
禁酒日の夜よりも暗い。
こんなLKメトロは初めて見たかもしれない。
ソイブッカオ界隈
ソイブッカオを歩く人は少なめ。ファランが何かを求めてさまよっているといった雰囲気。
夕方には営業していたソイブッカオ界隈のバービアもすべてクローズ。
スポーツバーも営業していない。
レストランや屋台は営業可能。ツリータウンはそこそこ人が集まっていた。
ソイハニーとソイチャイヤプーン
ソイハニーのマッサージ屋は電気を落として数軒営業しているように見えた。ソイブッカオ寄りの有名店2軒は店頭にわずかにマッサージ嬢が座って呼込みしていた。
ソイチャイヤプーンは、バー関係はすべてクローズ。レディボーイばかりのマッサージ屋は電気を消して営業してるようだ。
ソイ6
セカンドロードを通って、ソイ6へ向かう。
時刻は深夜0時。でもパタヤではまだ宵の口だ。
が、セカンドロードは車がほぼ走っていない。
これはひどい。
ソイ6内も真っ暗だ。
シャターもすべて降ろされている。
夕方時点では店先で営業していたが、もうすべてクローズ。
やはり指導が入ったのだろう。
ビーチロードとパタヤビーチ
ビーチロードも交通量が激減している。
ソイ7やソイ8付近で夕方営業していたバービアもほぼすべてクローズ。
ごく一部だけ明かりを消して営業していた。
ウォーキングストリート近くは常に渋滞しているものだが、交通量はきわめて少ない。
ビーチに寄ってみると、タイ人がわりといて、ゴザ敷いて緩やかに宴会中。あまり騒いでもいないが、のんびりした雰囲気だ。
パタヤサインとビアガーデンのネオンがもの悲しく点灯している。
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ウォーキングストリート
ウォーキングストリートに到着。
むろん、バーやディスコはすべて閉鎖。
一部レストランとコンビニだけが営業。
わずかに人が歩いているだけのウォーキングストリートである。
タイミングによっては、誰もフレームに入ってこないほど。
これほど人がいないウォーキングストリートは初めて見た。
たとえ禁酒日でももっと人は歩いているものだ。
まさに無人の荒野状態、ゴーストタウンだ。
まあ物売りもいるし完全に人がいないわけではないが、物陰には立っているのはレディボーイばかり。
パレス上のホテルを指差して1000バーツでどうだと誘われる。
本通りから入ったソイも真っ暗だ。
これはソイ15。
ここまで暗いとちょっと怖いくらい。
ソイ14あたりは通らないほうがいいかも。
まとめと注意喚起
パタヤの夜は壊滅状態となっていた。
大型店が閉店するのはわかっていたが、小規模店やオープンバーなどはひょっとして生き残るかもと一縷の望みは抱いていた。
夕方時点ではさすがはパタヤだとも感じていた。
が、甘かった。
当局からの正式通達が行き渡り、クローズへ。
今回の措置は本気で取り組んでいるとわかった。
ソイ6もウォーキングストリートもゴーストタウンと化してきた。
こんなに暗いパタヤは初めて見た。
クーデターの時よりも暗いかもしれない。
これは本気でやばいと感じる。
この状態が最低でも2週間は続くのか。
いや、むしろ2週間で終わればいい。さらに長引くことになったら、パタヤから本当に光が消えてしまう。少なくともこれまで通りの姿ではいられないだろう。いずれ復活するにしても時間がかかるに違いない。
いろいろまわってみたが、これだけ暗くて人のいない道が多いと、さすがにちょっと背筋が冷たくなった。実際に危険な場面に遭遇はしていないが、油断はできないと感じた。
仕事をなくして路頭に迷う人が増えてくるだろう。
治安の悪化が心配だ。
今のところ、警察の巡回は多く見受けられたが、どこにでも警官がいるわけではない。
夜間の不要不急の外出は避けたほうがいいかもしれない。
とりわけ人気のない暗いソイの独り歩きは避けるべき。
今は大丈夫でも、この先、治安が悪化していくのは間違いないと思う。
パタヤは混沌の街だが、意外と治安はよかった。
無茶さえしなければ、特に危険に巻き込まれることがない。夜中でも平気で歩き回れる街だ。
が、これだけ街全体が暗くなってくると、やっぱり怖いものがある。
これまでのパタヤとは違うとはっきり認識しておくべきだろう。
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