日本ではあまり食べる機会がないであろう果物を食べてみた。
ガトォーン
クラトーンもしくはグラトーンとするのが正しいかもしれないが、タイ人の発音は「ガトォーン」に聞こえる。
特に日本名はない。
サントル(santol、もしくはsentul)と呼ぶみたい。
ちなみに、タイ語から直接グーグル翻訳にかけると、sentulと表示された。
このサントル、Wikipediaによれば、熱帯果樹の一つ。
原産は、インドシナやマレー半島のようだ。
フィリピンでも一般的に食べられているみたい。
今回、わたしも初めて知った。
たまたまタイ人が購入しており、ご相伴にあずかった次第だ。
ガトォーンは、タイの移動フルーツ屋台で簡単に買える。
一個30バーツと、タイのフルーツとしては、何気に高い。日本円で110円くらい。
こんな外見
梨に似ていなくもない。
屋台の人が、一番外の皮を剥いてくれる。
次に全体的に切れ目をたくさん入れる。決してリンゴのように切り分けたりしない。
あとは、自分で分けて食べるか、そのままガブリと食らいつくようだ。
なんとなくタマネっぽい。
白い果肉の雰囲気は、ちょっとマンゴスチン(マンクーッ)に似ているかな。
マンゴスチン
ガトォーンは、中の皮ごと食べることができるけど、この皮はかなり酸っぱい。
わたしは吐き出しそうになってしまった。
で、白い果肉のお味は…
マンゴスチンをさらに柔らかくして甘みも抑えめにした感じで、特にまずくもなく、美味しくもなくといった、実に中途半端なものだった。
ふわふわしつつも弾力のある不思議な食感が珍しいといえば珍しいけど。
種が入っており、その周辺だけ、甘いかなあといった程度。
う~ん、実に微妙だなあ。
ジャムやお菓子にして食べるとおいしいみたいなんだけどね。
購入したタイ人は、例によって唐辛子と砂糖をまぶして食べていた。
ばらした上で、あとから唐辛子と砂糖を放り込んでいた。
たしかにこれなら、皮ごと食べても酸っぱさは軽減されるだろう。
まあ、このまま食べるんだったら、断然マンゴスチンを選びます。
費用対効果も断然マンゴスチンのほうが上ですな。
激しく推奨はしませんが、タイでちょっと珍しい果物が食べてみたい人は、このガトォーン、どうぞお試しあれ。
保存が難しいようで、生で食べられるのは現地限定ですよ。
広告