アンヘレスのフィールズアベニュー裏手にあるリーシャンビレッジレジデンスに泊まってみた。
ホテルではあるが、長期滞在用サービスアパートメントのような作りとなっている。
まだオープンして日が浅いようで、部屋はすごく綺麗なまま。
キッチンもあって、長期滞在用にはぴったり。
もちろん短期滞在のホテル利用でも問題なし。
アンヘレスのホテルにしては珍しくバルコニーがあるのも気に入った。
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目次
リーシャン ビレッジ レジデンシズ (Rishan Village Residences)
デベラホテルから歩いて移動した。
フィールズアベニューを少しだけ東へ進みテオドーロ・ストリートへ入る。
しばらく直進すると、右手にZIPANGUというカフェレストランがある交差点へ。
その交差点を左折して、エリサ・ストリートを進む。
すると、左手に小綺麗な建物が立っている。
それが、Rishan Village Residencesだ。
読み方は、ホテル予約サイトによって微妙に異なる。リーシャンビレッジレジデンシズだったり、リーシャンビレッレジデンスィーズだったりする。
まあ別になんでもいい。
玄関から入って右手がレセプションとロビー。
ソファーがあるだけの簡易的なロビーだ。
テーブルの上にはアゴダやブッキングドットコムの高評価ボードが置いてある。
アゴダで予約していった。
チェックインは簡単。パスポートを提出して、ちょっとサインするだけ。
鍵とWi-Fi用パスワードと現地領収書のようなものを渡された。
正午過ぎだったが、部屋の用意ができていて入室可能とのこと。
部屋まで案内してくれた。
建物は3階建て。全部で28部屋。
エレベーターなし。
中央が吹き抜けになっている構造で、吹き抜けを挟むようにして客室が並んでいる。
吹き抜けの1階部分にテーブルが並ぶ。
夜はこんな雰囲気。
また各階の踊り場にもテーブルあり。
テーブルのは灰皿が置いてあって、喫煙可能。
廊下
鍵は普通のシリンダー錠。
部屋の電気はカードをさして通電させるタイプではないため、外出時にエアコンつけっぱなし可能。
スタジオアパートメント部屋内部
予約したグレードは、スタジオアパートメントという部屋。他にも1ベッドルームがあるみたい。
ドアを開けたところ
手前にキッチンと浴室、奥にベッドという作り。
普通に綺麗で、思ったよりも広い。
ダブルベッドの脇にはそれぞれサイドテーブルとコンセント差込口あり。
タオルは、バスタオルとハンドタオルが2セット。
クローゼットの扉は鏡張りだ。ベッドのすぐ脇にあるため、いろいろとお楽しみの機会が出てきそう。
クローゼット内にセーフティボックスあり。なぜかアイロン台まで置いてある。
セーフティボックスに使い方は、電池ボックスの中にあるリセットボタンを押して、4桁の暗証番号を再設定すればよい。
キッチン付き。
流し台があり、電子ケトルとクッキングヒーターが置いてある。
棚の中には、鍋とまな板もあり。
簡単な自炊ならできそう。
冷蔵庫の中は空っぽ。冷蔵庫の上には電子レンジあり。
食卓には、無料の水2本、無料のインスタントコーヒー類、食器類。実に便利。
テレビの映りは良好。日本のチャンネルはNHKワールドしか見当たらなかった。
テレビ台の下にはスリッパが置いてあった。
さらに作業机もあり。
椅子の座り心地良好。横にはバルコニーがあって閉塞感をおぼえることなくPC作業に集中できる環境だ。
エアコンはフィリピンでよく見かける壁埋込み式。
ざっくりしたモード切替と温度設定ができるだけ。
効き目は問題ないが、ちょっと音がうるさい。
バルコニー
狭いながらもバルコニー付きとなっている。
小さなブリキバケツが置いてあり、灰皿として使える。室内は禁煙だが、バルコニーでは喫煙可能だ。
外の景観はほとんどない。
向かい側の部屋のバルコニーと鉄条網が見えるだけ。
鉄条網が物騒だが、フィリピンなんで用心に越したことはない。
また、ベッドサイドに窓がある。
全開できる構造ではないが、採光と換気には便利。
どうしてもじめじめしがちな部屋の多いアンヘレスにあって、窓とバルコニーの存在はかなりうれしい。
夜はとても静か。
ホテル前の道路は車もあまり通らず、騒音はほとんどない。
季節的なものだろうけど、夜はとても涼しくてエアコン不要だった。
しかも、窓は網戸がついていて、虫が入ってきにくい。窓を少し開けながら寝ると快適に眠れた。
浴室
やや狭めのユニットタイプ。それでもデベラホテルに比べると広い。
洗面台はシンプルで使いやすい大きさ。
アメニティキットの中身は、石鹸、歯ブラシ、シャンプー。
シャワーは電気式。
水圧は普通にあるが、温度は今ひとつ熱くならない。水量を少なくすると、ちゃんと熱湯になった。
シャワーカーテンの仕切りがあるものの床に段差がないため、シャワーを乱暴に浴びると洗面台の床まで濡れる。
全体的に綺麗に保たれているが、シャワーブースの床とタイルは少々汚れている。特に気になるレベルではないけれど。
なお、トイレにはタイでおなじみのハンドシャワー付き。
すっきりできますな。
フィットネスジム
館内設備はスイミングプールもレストランもない。
レセプションでドリンクを売っている。
あとは、小さなフィットネスジムがあるだけ。
びっくりするほど小さいジムだ。
ランニングマシンとウェイト機器が1台ずつあるだけ。
Wi-Fi無料
専用のログイン名とパスワードが書かれたバウチャーがもらえる。
端末一台あたりバウチャー1枚ずつ必要。
デフォルトは2枚もらえるが、リクエストすれば追加可能。
まずは、ホテルのWi-Fiにパスワードを入力して接続する。
するとブラウザが開いて、サインアップのページへリダイレクトされる。
次に、渡されたバウチャーの番号を入力すればいい。
これで接続完了。
接続状態は良好。
昼間の通信速度は、13Mbpsと出た。
アンヘレスのホテルではかなり上出来。
ストレスなく快適にネットが使えた。
ただし混み合いがちな夜はこれよりは遅くなる。
ジョイナーフィー無料
JFは無料。
玄関ではセキュリティが常駐していて、出入りに関してはわりと厳しめ。
外出時に部屋番号を聞かれることもあった。顔を覚えてもらったあとはスルー。
ゲストはIDカード預け必須のようだ。
帰りは玄関までゲストを見送りするのがベターか。
地図と周辺施設
地図
ホテル前の民家は鉄格子と鉄条網でがっちりガードしてある。
ホテル近辺の夜はこのような感じとなる。
人通りこそ少ないが、女性が独り歩きしていたりして、特に治安の悪さは感じなかった。
とはいえ、日本とは違う。警戒心は常に持っておきましょう。
ウォーキングストリートへ行くには、地図上では東へ抜ける道があるし、実際に抜けていけるのだが、けっこう時間がかかる。
一度フィールズアベニューまでぐるっとまわったほうが早いかも。
歩いて6分ほどかかる。
最寄りのコンビニはやはりフィールズアベニュー沿い。
ホテルのすぐ近くに25ペソのハンバーガー屋がある。
ZIPANGU CAFEは日本人オーナーのようだ。
また、Norma's Exchangeという両替所はレートがいいと評判。
ジョリビーも近い。
クラーク空港からのジープニー降車場所であるメインゲートから余裕で歩いて行ける。
ただ、ホテルの場所は裏道となるため、アンヘレスがまったく初めてという人は、少し迷うかも。
最初はわかりやすいデベラホテルや950コンドテルのほうがよさそう。
関連記事:アンヘレス:デベラ ホテル (Devera Hotel)宿泊レポート。喫煙部屋に泊まってみた。
関連記事:【アンヘレスのホテル】950 コンドテル (950 Condotel)宿泊レポート
ウォーキングストリートとフィールズアベニュー界隈の地理が大雑把にわかっているなら問題なし。
少しだけ歩くが立地条件はけっこういいと思う。
静かなのも高ポイント。
すぐ近くにトライクの溜まり場は見当たらない。
荷物が多い移動の際は、Grabを使うのがおすすめ。
関連記事:Grab Carは安くて便利。パタヤでもアンヘレスでも使える。
部屋はすごく広いとは言えないが、日中は一人で滞在して夜にゲストを招くくらいなら、すごく快適だ。
長期滞在向けのアパートような雰囲気は、プリメタにあるルミアパテルホテルとよく似ている。
関連記事:【アンヘレス・プリメタのホテル】ルミ アパテル ホテル (Rumi Apartelle Hotel)宿泊レポート
部屋はリーシャンのほうがやや広くて、採光もあって気持ち良い。
バルコニー付きなのがとりわけ嬉しい。
また立地条件も断然リーシャンのほうがいい。
宿泊料金と予約先
アゴダで予約してこの価格だった。
1泊3,021円。
フィリピンペソ建てだと、1,450ペソくらいかと。
なお、現地の領収書には1,600ペソと書いてあった。おそらくこれがウォークインの価格だろう。
この綺麗で快適な部屋が3,000円なら文句なし。
ホテルのレセプションで話を聞いたところ、部屋数が少なくて人気のため、予約は早めにしたほうがいいとのこと。満室のことが多いようだ。
ただ今回のように直前でも空き室が出ることもある。
チェックは怠りなく。
まとめ
これまで宿泊してきたウォーキングストリートやフィールズアベニュー界隈のホテルではナンバー1のコスパの良さかもしれない。
個人的にはかなり気に入っている。
1500ペソ程度で泊まれるなら、また利用したい。
フィールズアベニューやウォーキングストリートから徒歩圏内でなるべく安く綺麗な部屋に泊まりたい人にはおすすめ。
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