25日目つづき
【セントラルでNと会えず】
一時間後、Nとセントラルで落ち合うはずが、急用ができたとのことでドタキャン。
電話口でタイ語を一方的にしゃべられても理解できない。
「行けないから、一人でご飯食べて」という下りは理解できた。
まあ、別にいいか。まだまだ先は長いし。
一人でセントラルのフードコートで食事。
焼き飯とチキンのセット。正式名称は不明。指さしで注文すると、おばさんは「カオパットね」と確認していた。
これも若干の値上がりだ。少し前まで80バーツだったのが、今回は85バーツ。
これだけ大きなもも肉が入って85バーツなら、日本と比べるとまだまだ安いんだけどね。
【無料バイタクでバービアへ】
夜9時半頃、そろそろバーへ繰り出す時間。
宿を出たところで、バイクに乗ったタイ人の男から声をかけられる。
馴染みのバービアで、たまにDVDを売りに来たり、そのままビールを飲んでビリヤードをしているタイ人だ。何度か一緒に飲んで仲良くなっていた。
「Where you go?」
と言うので、本当は目的地は決まっていなかったが、そのなじみのバーの名前を口にした。
「OK」
と、後部シートを指さす男。
無料バイタクのできあがり。
バービアに着くとママさんが大笑いして迎えてくれた。
「パイ・ショートタイム・レオ・ロー(ショートタイムに行ってきたのか?)」
そのままバービアでビール。送ってくれたタイ人はバイクでどこかへ消えてしまった。ありがとう。
斜め向かいのバーではNが出勤していた。
あとで行くと合図をして、ビールとビリヤードとワールドカップ。
試合が終わってから、Nのバービアへ移動。
昼間のドタキャンの理由はよくわからないまま。気にしない。
ここでもNとビリヤード。
まだ働き出して3週間とのことで、あまりビリヤードはうまくない。
しかもやたらとせかせかしている。じゃじゃ馬娘だ。
ゆっくり狙ってショットしたいのに、すぐに「レオレオ」と急き立ててくる。
球がドロップするたびに、きゃははと笑う。
若いっていいなあ。
2時の閉店までバーに居座る。
今日はペイバーなし。
そもそもカネがないし、二日連続の試合は体に悪い。
サッカーと同じで、万全の体調で試合に臨むには中三日が必要なのだ。
Nと明日こそセントラルに遊びに行こうと約束。
映画を見るか、シャブシが食べたいらしい。
困った娘だ。
でも憎めない。