oishi系列店であるShabushi。
看板には「しゃぶしゃぶの寿司」と掲げている。
回転寿司の要領で、しゃぶしゃぶの具材がまわってくると考えればわかりやすい。
食べ放題大好きで日本食にも興味津々のタイ人のハートをがっつり掴んだのか、どこも大繁盛。
訪れたのはパタヤのセントラル・フェスティバル6階。
平日の午後6時半頃に店につくとすでに5組待ちの状態。
テーブル席が空くまでには30分近く待つ必要があった。
日本人から見ると、かなりいびつな日本食に思えてしまうが、それはそれ。
遠くタイの地で独自に進化した日本食スタイルを楽しんでしまおう。
以下、簡単に紹介していく。
ちょっと興味はあるけど、食べたことはないという人は参考にしてほしい。
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シャブシのシステム
食べ放題かつ飲み放題。
ビールは別料金だ。
単品メニューもあるようだが、当方未確認。
特に何もしなければ、ぽっきり価格だ。
料金は359バーツ。
これはパタヤのセントラルフェスティバル店の価格。
他の店では違うかもしれない。おそらく地方の店に行けば、もう少し安いはず。
数年前まで300バーツ以下だったが、あっという間に値上がり。
時間制限あり。
ここでは80分。以前は90分だったような気もする。
請求書に終了時間が明記されているので、確認しておこう。
延長は可能だが、もちろん別途料金がかかる。
1分10バーツだったか、それくらい。これも請求書にきちんと明記されている。
(追記)
2016年10月、同じセントラルフェスティバル店を訪れた際、値上げしていた。
大人419バーツ、子供209バーツ。
(ただし、土日プライスの可能性あり。)
また、制限時間は75分となっている。
超過料金は10分あたり20バーツ(一人)。
店内が少しリニューアルされているが、システムなどは一緒。
メニュー
すべて取り放題なので、好き勝手にやればいい。
順番としては、まずソフトドリンクを取りに行く。
グラスはドリンクバーに置いてある。氷も自分で入れる。
緑茶や玄米茶も置いてあるが、砂糖入りだ。苦手な人は水にしよう。
次いで、寿司や天ぷらコーナー。
もっとも日本食の色が強いエリア。
寿司の種類がしょぼくなってきた。
以前はサーモンの握りがそれなりに食べられる味だったが、今回見当たらなくなっていた。マヨネーズのかかった小さなサーモンっぽい寿司ならあった。
あとの寿司は、なんちゃってロールものが多い。素のカニカマも大量に並んでいる。
寿司を目当てにするのはやめましょう。
ちなみに寿司は回ってこない。自分で取りに行くシステム。
揚げ餃子はまずまず合格点の味。
エビの天ぷらは、あまり考えないようにしよう。
大根おろしもついているが、みじん切り状態であまりおいしくない。
(追加写真)
この日本食コーナーは、日本食とは数ヶ月以上ご無沙汰しており、心の底から日本食に飢えていたら、ようやくそのありがたみを感じられるレベル。
鍋
やはりメインは鍋。
しゃぶしゃぶと名乗っているが、まあ、ごった煮鍋と考えたほうがいい。
スープは選べる。
普通の透明スープ(ナムサイ)と、辛いトムヤム。
でも、鍋が半分に仕切られており、別々のスープにできる。
また、スープが少なくなったら、補充してくれる。
スープのことは、普通にスープと呼べばよい。
あとは回転寿司の要領で、まわってくる皿を好きなように取っていくだけ。
野菜、きのこ、魚、貝、エビ、イカ、豚肉、鶏肉、よくわからん肉、うどん、などなど。
がんがん取って、がんがん鍋に放り込んでいこう。
肉は、豚バラが一番おいしいと思う。
あとは、ほんとよくわからん肉ばかりなんで。
辛みのあるタレがテーブルに置いてあるはずなので、肉やシーフードを食べる時は、お好みでタレをつけよう。
スープだけでは味が足らない。
日本人ならポン酢があればうれしい。こっそり持ち込んでみるのもいいかも。たぶん、見つかっても怒られないはず。
個人的には白菜がうれしい。
鍋にすると、野菜がたくさん食べられる。
一皿あたりの量はとても少ない。
あっという間にテーブルの上に皿が山積みとなる。店員を呼べば、皿は回収してくれる。
制限時間が80分程度とはいえ、回転は早いんで、時間が足りないってことはないと思う。
がんがん食うべし。
締めには、アイスクリームをどうぞ。
感想
価格上昇をのぞけば、けっこうわたしは好きだ。
エアコンの効いた店内で鍋が食べられるし、野菜もたっぷり取れる。
タイに長期滞在していると、たまに無性に食べたくなってしまう。
実際には、タイ料理が苦手な日本人の友人知人が来た時しか食べないけれど、それほど悪い店じゃないと思う。
日本食だと過度に期待しなければいいだけだ。
コストパフォーマンスでいえば、ムーカタのほうが上かな。
ドリンク代が別途必要だが、ニンジャなら食べ放題で1人200バーツ。
時間制限もなし。
ただ、パタヤ中心部から少し離れており、移動代が必要。屋外のため、蒸し暑い。
関連記事:パタヤの食べ放題ムーカタ屋、ニンジャ。行き方と食べ方など。
どこに価値を見出すかで評価は変わってくるものだ。
英語やタイ語が不安な人でも、シャブシなら特に言葉は必要ない。
誰でも簡単に入れる。
いちいち注文を繰り返す必要もない。実に気軽だ。
あとは値段。
わたしには359バーツはとても高く感じる。
でも、多くのタイ人はその価格に納得して通っている。
日本円に換算すると、1330円ほどだ。
これを高いと感じるかはその人次第。
興味のある人は、一度自分で食べてみてはいかが?
(追記)
その後、さらに419バーツ値上げされている。さすがにちょっと高すぎるかなと思うが、それでもタイ人でにぎわっている。
セントラルフェスティバルには、シャブシと似たようなカイテンという食べ放題の店もある。
⇒焼肉とシーフードとしゃぶしゃぶ食べ放題のKAITEN(回転)@セントラルフェスティバルパタヤ
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