(49日目つづき。夜の部)
パタヤの夜を楽しめるのは、本日と明日のみ。
昨晩は久々にペイバーしたけれど、満足できる結果ではなかった。
予算の都合もついているので、連夜のペイバーも可能。
今夜こそはいい子と素敵な一夜を過ごしたいものだ。
バービアでビールとビリヤード
少し早めに夜のパタヤへ繰り出す。
まずは、いつものバービアでビールだ。
ビール2本とビリヤード三昧。
最後までやることは普段と変わらない。
なじみのバービアで、なじみのバービア嬢と常連ファラン相手に飲んでいると、とても落ち着くのだ。
バービア沈没スタイルが、やはりわたしのパタヤ滞在の基本である。
今回の滞在でもビリヤードばかりやっていたような気がする。
おかげで、けっこう上手くなってきた。
調子がいい時は、熟練ファランやタイ人に連勝できる。
ただ、フォームなどはすべて自己流のため、安定感がない。
次回への課題だな。
本日のおつまみ
ソーセージ。
これはサイクロックというようだ。
サイクロークとも表記できるかな。
最初に聞いた時は、サイクロップと聞こえたけど。
コンケーン発祥のイサーン料理らしい。
豚肉とカオニャオが入っている。春雨(ウンセーン)が入っていることも。
1本10バーツ。
特に辛くない。少し臭みがある程度で、ビールのあてにはぴったり。
あと、イサーンのソーセージでネームというのがある。
こっちはかなり癖があり、酸味も強い。
単独で食べるのはちょっときついので、キャベツとかの野菜と一緒に食べる。
で、サイクロックを食べている最中に、口の中に異物を感知した。
「ガリッ」って音がした。
吐き出してみると、金属片だった。
おいおい、異物混入なんて騒ぎじゃねえぞ。
責任者出てこい~
と思ったら、わたしの歯の詰め物だった。
奥歯の詰め物がぽろりと取れたのだ。
なんてこった。
腸詰めを食べて、歯の詰め物が取れるなんて。
ましてや旅行中にだよ。ついていない。
外国で歯医者は面倒だなあ。
まあ、あと2日で帰国なんで、このまま過ごすことにしよう。
31歳美人バービア嬢をペイバーしに行く
ついで、ソイ7へ。
詰め物が取れたとはいえ、食事は必要だ。
なんだかタイ料理の気分ではなくなったので、軽くケバブを食べる。
いつものソイ7のケバブ屋だ。
今回の2ヶ月弱の滞在でおそらく3,4回は食べているはず。
手軽なものでついつい食べてしまうのがケバブ。
味もまあまあいいしね。
腹もふくれたところで、31歳のバービア嬢のところへ。
昨日訪れた際に、今日はペイバーするぞと約束しておいた。
おっと、ファランの客がついている。
横目でわたしが入店したのを確認するバービア嬢。
笑顔だけで挨拶をかわす。
きっと、あのファラン客が帰ったら、わたしのところへ来るだろう。
が、あろうことか、ファランにそのままペイバーされてしまった。
あっという間の出来事。
バーからファランと出て行く時に、彼女はわたしの肩をぽんと叩いていった。
まあ、商売だからしょうがないとはいえ、もうちょっと待ってくれよ。
ペイバーするって言ってたのに。
そういえば、以前わたしの部屋へ遊びに来てから、もう2週間くらいたっている。
(関連記事:カノムチンと、部屋へ遊びに来たバービア嬢)
あの時、無理にでも押し倒しておけばよかったかな。
紳士的に対応してその先の展開を有利にしようと試みたのが裏目に出た。
普通に1000バーツでも払って一発やっておけばよかったのだ。
もう遅い。
一人残されたバーで飲むビールは正直おいしくない。
舌で奥歯を触ると、明らかに歯が欠けているのがわかる。
冷たいドリンクが染みるわけじゃない。
でも、本来あるべきものがない空白感は埋めようがない。
隣の席には誰もいない。
なんかもういいや。
すべてがどうでもよくなってきた。
歯の詰め物は取れるし、目当ての女性は目の前でペイバーされるし、まったくツイていない。
あと二日しかないけど、今日はもうダメなような気がする。
もういいや。
帰って寝よう。
(でも、やっぱりつづく)