パタヤ沈没日記夜遊び実践編
前回の話⇒タイ夜遊びの大定番、金(ゴールド)の指輪をプレゼント
ゴールドの指輪をプレゼントした元ゴーゴー嬢とはその後も順当かつ不純な交際が続く。
夜に泊まりにきて、昼過ぎまで一緒に過ごすだけの関係。
実にお気楽なもの。
その一方、少し前に仲良くなったバービア嬢ともやり取りは継続。
パタヤの夜遊びで相手を一人だけに絞るのは、至難の技。こんなものはお互い様なので、気にしてもしょうがない。
バービア嬢とムーガタを
さて、21歳のバービア嬢。
体型は少々残念だが、顔と性格とサービスはそこそこいい。
話を聞いてみると、大のムーガタ好き。何かというとムーガタへ連れて行ってとおねだりされる。
そんなにムーガタばかり食べているから太るんだよ。
ダイエットしなさい。
ま、ゴールドに比べれば、ムーガタなんて安いもの。
第一、わたしもムーガタは大好物だ。そして、わたしの腹もぽっこりと膨らんでいる。人のことを偉そうにいえる体型ではない。
ダイエットが必要なのは、お互い様である。
彼女の仕事終わりに合流してからムーガタを食べに行ってもいいが、それだと深夜2時か3時になってしまう。
深夜のムーガタはダイエットの大敵。
どうせペイバーしても300バーツ。
さくっとペイバーして連れ出すことにした。
ムーガタ食べに行くぞと言うと、彼女は大喜び。
バイクの後部座席に乗り、うしろから抱きついてくる。
こらこら、わたしのぽっこりお腹をつまみながら、ケラケラ笑うんじゃない。
PANPANのムーガタ
スープがおいしいチムチュムの店として紹介したPANPAN。
関連記事:ムーガタとチムチュムとカラオケの店、PANPAN(パンパン)
場所はサードロード。
チムチュムはクッキングヒーターとアルミ鍋で食べるスタイル。
ムーガタも電熱器を利用。
巨大蚊取り線香みたいだが、なかなかの火力。
炭火を起こしたり、風を送る必要もなし。火力が減る心配もなし。
風情もなくなるが、実に便利。
ムーガタは食べ放題ではなく、定量制。
スモールサイズが159バーツ、ビッグサイズが209バーツ。
二人なんでビッグサイズをオーダー。
(ちなみにチムチュムは、小が129バーツ、大が209バーツ。)
ムーガタの肉と野菜。
あとは、他店のムーガタと同じ。味も似たようなもの。
二人でひたすら肉を焼き、鍋をつつく。
ペイバー後に一緒に食事に行くなら、やっぱりムーガタかチムチュムがいいね。
てっきり彼女はばくばく食うかと思いきや、あまり食べない。
散々わたしがダイエットしろと促すものだから、ちょっと気にしているのか。
肉が余りそうになったが、それはもったいない。よって、最後は一人で肉を片付ける。
ああ、ダイエットがまた遠のく。
水が20バーツ、アイスバケツが20バーツ。
合計支払いが259バーツ。
ゴールドに比べれば遥かに安上がりだが、あとには脂肪が残る。
ムーガタには気をつけねば。
PANPANは、外のテーブルで喫煙可能。
店内は禁煙だが、エアコンとカラオケ付き。
電熱器で快適にムーガタとチムチュムを食べるならおすすめ。
ムーガタはいたって普通なんで、独特のスープが魅力的なチムチュムのほうがいいと思う。
ソイブッカオから徒歩圏内だが、タイガールが歩いてくれるかは別問題ですな。
パンパン
さて、PANPANという店名。普通にカタカナ読みでパンパン。
問題はそのイントネーション。
ちょっと発音を間違うと、大笑いされる。
なぜか?
パンパンといえば、ブンブンと同じ意味となるからだ。
タイでは、ブンブンに並ぶような擬音語スラング。たぶん、東南アジア各地でもジキジキと並ぶようなスラングだと思う。ブンブン、パンパン、ジキジキ、ソクソクなどなどわかりやすい擬音語擬態語ばかり。
日本ではパンパンという俗語は、太平洋戦争後に街角に立っていた娼婦を指す。転じて、パンパンするなんて使い方もあるようだ。
日本のパンパンの語源は諸説あるみたいだが、まあ、東南アジアと同じく音由来でしょうな。
(このあたり、自信はない。欧米からもたらされた言葉もあるだろうし、アジア圏における下品系スラングの発生と伝達についての包括的な研究がないもんだろうか。)
店名としてのパンパンは大声で連呼しないほうがいいかも。間違って、あの行為のほうの発音になっていたら、かなり恥ずかしい。
でも、逆に笑いを取ることもできる。
パンパンと言いながら、両手の指を組んでから手のひらをパンパンと音が鳴るように叩くとベター。すぐに理解してくれる。
というわけで、PANPANでムーガタを食べてからは、ベッドの上でパンパンとなる。
ダジャレ&エロ好きのおっさんにとっては、これ以上ないベタな展開。
焼肉のあとで、別の肉も堪能する。
脂が乗っていて、やや大味だけど、それはそれでうまい。
ムーガタを奢ってあげた効果なのか、いつもよりサービスは濃い。
塩漬けにされたカチカチの肉よりははるかにいい。
肉は鑑賞用ではない。おいしく食べてなんぼである。
いろんな意味でもうお腹いっぱい。ムーガタ分のカロリー消費はできただろうか。
彼女はベッドにごろんと転がり、テレビを見ている。
わたしももう動けない。
ベッドの上に豚二頭。
あとは寝るだけ。
エアコンを付けてくれとお願いする彼女。
この時期は涼しいからエアコン不要だと思うのだが、体にまとった肉襦袢のせいで暑いのか、それともエアコンの効いた部屋の大きなベッドで布団に包まって眠るのがイサーン出身の彼女にとっては一種の快楽なのか。
ちょっと寒いんで、抱き合って就寝。
例によって、昼過ぎまで彼女は爆睡。
早く起きてくれんかのう。
朝、いや、昼過ぎの再戦も無事に終えて、彼女のアパートまで送っていく。
お手当はいつもどおりの1500バーツ。まっとうなパタヤバービア価格。
ペイバーして、ムーガタを食べて、ブンブン、そしてお泊り。
パタヤ夜遊びの大定番コースですな。
そんなにしょっちゅうはいらないけれど、たまにやると何だかすごく楽しい。
がっつり食べ放題のムーガタを食べたいなら、現在の一押しはパタヤタイの新しい店かなあ。