パタヤ沈没日記夜遊び実践編
これは昨年12月頃の話。
ゴーゴーへ転職していったバービア嬢が二人。
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この二人とは縁遠くなってしまった。
地元出身の元ゴーゴー嬢との関係は続いている。
相変わらず、5日に一度ほどのペースで部屋にやって来る。
が、他にも相手がほしい。
これがパタヤというもの。
一人の女性に縛られるのはおもしろくない。
かといって手を広げすぎると収拾がつかないし、金銭的体力的精神的にも落ち着かない。
手駒は2,3人にとどめておくのがベターか。
新人バービア嬢
とりあえず、新規開拓を続行。
すると、たまに顔を出すバービア嬢に見慣れぬ顔を発見した。
ちょっとお姉さんタイプの美人顔。けっこう好きなタイプ。向こうもわたしのことをちらちらと見ている。これは脈がありそう。
話してみると、田舎からパタヤへ出てきて2日目のド新人嬢だった。
英語はまったくダメ。タイ語のみ。
年齢は24歳だが子どもいないと言う。
望むところである。
いや、むしろ大好物だ。こういう逸材を常に探している。
すぐに仲良くなり、ペイバーを告げる。
そもそも、ペイバーの意味もよくわかっていないようだが、理解はしてくれた。
「一緒に寝よう」と持ちかけると、喜んで首を縦にふってくれた。
時刻は深夜1時頃。これから部屋へ連れ帰り、一戦を終えてから眠りにつくのが午前2時か3時くらい。
ゆっくりお昼頃まで寝ようねとも付け加えておく。ロングでの早起きはつらい。
ロング代として2000バーツを提案すると、これまた喜んでオッケーをもらう。このクラスのバービア嬢へのチップとしては相場と言える額。問題なかろう。
よし、手はずは整った。
ここで割って入ったのがおばさん系バービア嬢。
ママさんではない。ただのお目付け役のようだ。
チップはいくら払うのかとわたしに聞いてくる。いやいや、本人にすでに了承もらっているから。
2500払えと言われるが、本人了承済みのため、もちろん拒否。
お目付け役のおばさんが彼女に確認して、チップの額は問題なくなった。
が、さらにこそこそと耳打ち話を続けている。
漏れ聞こえているタイ語には「ガップ ホックモーン」という言葉が混じっていたように思えた。
ちょっと嫌な予感はしたけれど、そのまま連れて帰ることに。
バイクの後ろに乗せて、わたしのアパートへ。
新規ペイバーして連れて帰る時の高揚感がたまらない。
シャワーを浴びて、タオル姿のままベッドへ慌てて潜り込む彼女。
電気は消してくれてと懇願された。
タオルを剥がし取ってみると、体の線は崩れていない。どうやら子どもがいないのは本当のようだ。
完全受け身スタイルだが、この素人っぽいウブな反応がたまらない。またもや胸がどきどきする。
もちろん、カネで体を売っている以上素人であるはずがないのだが、これこそバービア新人嬢をペイバーする醍醐味だ。
ことが終わってから、裸のまま抱きついてくる彼女。
うーん。いいねえ。
深夜2時半頃、就寝。
何時間経っただろうか、突然、叩き起こされる。
体感ではまだ早朝のはず。
時計を見ると、午前6時。
ベッド脇に立つ彼女は、いつの間にか服を着ているではないか。
見下ろしながら、「家に帰る」と告げる彼女。
嫌な予感が当たった。
「どうして?」と聞くも、もう朝だから帰るとの一点張り。
うーむ。
この早朝帰りを避けるために、事前確認しておいたんだけどなあ。
パタヤ夜遊びの暗黙のルールとして、ロングタイムは最低朝6時までは一緒にいるのが決まりみたいなもの。
タイの時間の数え方で、午前6時はホックモーンチャーオ。文字通り朝6時となる。午前5時はティーハー。まだ夜の扱い。やはり朝は6時から。
6時まで一緒に過ごすとロングが成立するという理屈だろう。
だから6時帰宅はルール違反ではない。深夜の早帰りよりはよっぽどましだ。
パタヤで夜遊びし始めた当初は、ゴーゴーでロングペイバーしたものの、深夜に早帰りされて涙を流した経験が何度もある。あれは辛い。
今回はロングでの早帰りではないけれど、どうにも納得がいかんよなあ。
でも、もうしょうがない。
帰りたいと言うものを無理に押しとどめておくのは、お互い楽しくない。これも経験上、よくわかっている。
ロング成立のもう一つのルールとして、2回戦がある。
男側の事情で実際にやるかやらないかは別にして、朝のお勤めを受容してくれないことにはロングとは言えまい。
パタヤバービアでは、夜と朝の二回戦がロングペイバーのデフォルトだ。
これは守っておきたい。
で、もう一回戦を申し込む。さくっとやって、さくっと帰ってもらおう。
が、これも完全拒否。
いろいろ粘っていると、彼女はスマフォでビデオ通話を始めた。
画面には、昨晩のお目付け役のおばさんバービア嬢が登場。
早く帰してやってくれとの一点張り。
こりゃあ、もうだめだな。
彼女自身に問題があるというより、余計な口出しをするお目付け役がまさに余計な存在だ。
たしかに、右も左もわからない新人嬢を保護したいという気持ちはよくわかる。
でも、きちんとタイ語で意思疎通にして仲良くなっているのに、横から変なことを吹き込むのはやめてほしい。
こちらはパタヤのバービア基本ルールを十全に把握しているつもりだし、変なこともしない。
最初はウブな新人嬢も、こういったベテランおばさんに絡め取られ、変な知恵をつけられ、あっという間に擦れていってしまうのかねえ。
もういいや。
チップの額を1500に減らそうかとも思ったが、どうにも面倒になった。
きっちり2000バーツだけを叩きつけるように渡してバイバイ。
彼女はこちらを振り向くことなく足早に去っていった。
最初の出会いは良かった。顔もスタイルも好みだ。性格も良さそう。
このまま長く関係を続けたいと思っていた。
が、もう次はないな。
LINEはすでに友達になっているが、連絡することはないだろう。
と、その数日後、先方からLINEでスタンプが届く。ハートマーク付きだ。
さらにメッセージが続く。
なんでバーに来てくれないのとタイ語で書いてある。キットゥンとも書いてあるなあ。
半ば喧嘩別れしたのに、何事もなかったかのようにメッセージを送ってくる。これもタイガールあるある。
うむ。
こちらも未練がないと言ったらウソになる。
でもすぐ会いに行くのは気が引ける。
数日空けてから、彼女の働くバーに顔を出してみた。
やっぱり何事もなかったかのように笑顔で出迎える彼女。
レディドリンクをおごると、デレデレ接客。
やっぱり美人だのう。かわいいのう。またやりたいのう。
花束を欲しがる彼女のために、思わずプレゼントしてしまった。
実は未練たらたら。ヨダレもだらだら。
ロングがダメなら、ショートでもいいか。
ショートで連れて帰ってみるか。とりえあず、もう一回やりたいんや。
パタヤバービアのショート相場価格の1000バーツを提示。
すると、1000バーツは1時間だけ。2時間なら1500バーツだと、大真面目な表情と口調で切り返された。それまでのデレデレ接客の甘さは一瞬にして消え去っていた。
正直1時間もあれば充分なのだが、そうはっきりと時間で区分けされると、ちょっとげんなりする。
パタヤのバービアは時間感覚がゆるゆるなのが最大の魅力ではないのか。
ショートともロングとも約束せずに連れ出し、結局、次の日の夕方まで寝ている。さらには、その次の日も直接部屋にやって来てお泊りコース。
こういった緩さこそ、パタヤのバービアというものだ。
日本の風俗や会社勤めじゃないんだから、時間に縛られたバービア遊びなどごめんだ。
出会いから一週間ほど。
当初はペイバーの意味すらわかっていなかった彼女はすでにプロフェッショナルな娼婦と化していた。
先輩バービア嬢からの入れ知恵のせいなのか、彼女自身の素質と意思なのか、それはともかく、いっぱしの夜嬢の誕生だ。
彼女ほどのルックスがあれば、たくさんの客をつかまえられるだろう。
きっちりと稼いでいってもらいたい。