パタヤ沈没日記夜遊び編
21歳元バービア嬢がゴーゴーバーへ転職した話が前々回。
新規開拓したモデル顔バービア嬢がゴーゴーバーへ転職してしまい、さらにホストと付き合うようになったのが前回のこと。
なんだか、当たりのバービア嬢にはゴーゴーへ逃げられてばかり。
しかたないのだが、どうにもやりきれない。
こういったやり取りの間にも、別の21歳の元ゴーゴー嬢との関係は続いていた。
彼女とは、もう1年のつき合いになる。
最初に出会ったのはウォーキングストリートにある某ゴーゴーバー。当時は20歳。
何度か一緒に飲んでから、ペイバー。
ストーカーのように移籍先まで追っかけていったのが奏功したのか、ショート1000バーツながらも、ルックスとサービスは1軍レベル。
関連記事:数年ぶりにウォーキングストリートのゴーゴーバーでペイバー敢行。ショート1000B。
たまに連絡が途切れながらも、その後も関係を続けることとなった。
わたしがパタヤに滞在中は5,6日に1度ほどの頻度で部屋に泊まるに来る。
関連記事:元ゴーゴー嬢との安楽なパタヤナイトライフ
ルックス・サービスとも過去最高レベルだけに、関係を切ることのできない嬢だ。
地元パタヤ出身嬢
彼女はチョンブリー県が地元。
実家はパタヤから近い。パタヤ中心部まではバイクで往復可能な距離。
ずっとゴーゴーバーで働いていたそうだ。
10日雇用コヨーテとしてあちこちのゴーゴーを転々。これまで働いてきたゴーゴーは数知れず。日本人にもたいそう有名なゴーゴーバーの名前がぽんぽん出てくる。
ちょっと稼いだらすぐに移籍。まさに渡り鳥ゴーゴー嬢である。
地元出身であり、親も健在のまま実家ぐらし。イサーンに生家があるわけでもなく、子どもはおらず、送金の必要なし。
カネにはそこまで困っていない(ように見える)。
が、ゴーゴーバー稼業はもう飽きたとのこと。
その後、サロンやレストランで昼の仕事に就く。
ビアガーデンのビアチアなどでも働いていた。
が、いずれも長続きしない。
口にするセリフはいつも「ブア」。飽きた。
もしくは、「ヌアイ」。疲れた。
働けっ!
仕事をしていようがなんだろうが、わたしのところへ泊まるに来る。
完全にお小遣い稼ぎなのだが、こちらには都合がよい。
お互いの異性関係はまったく干渉なし。たぶん、向こうには男がいるだろうし、こちらも平気で他の女と遊んでいる。
お互い様だと割りきるだけ。
普段はLINEの既読スルーは当たり前だが、月末ないし月初めには、連絡の密度があがる。
この前は、電話代が高いから助けてと写真入りのメッセージが送られてきた。
ポストペイの契約だそうだが、2000バーツの請求があったようだ。
高いよ。
どういう契約プランなのか、タイ語のみの会話では判然としないが、これは高すぎでしょう。
最大速度4Mbpsでネット使い放題パッケージをすすめておいた。
で、いつもより早めのタイミングでわたしの部屋にやって来る。
きっちりお仕事を済ませ、夕方近くまで爆睡。またきっちりお仕事を済ませ、きっちり2000バーツをもぎ取って帰っていくのだ。
実に清々しい。
客と夜嬢との関係では、おそらくもっとも気楽な繋がりであろう。
暗い過去とか家族の重圧とかは無縁。
実家がパタヤ近郊だけに都合があえばすぐにやって来る。イサーンの田舎へ帰ってしまい、もう会えないなんてパターンもない。
昨年12月の寒波襲来時には、実家からパジャマ姿のまま部屋に泊まりに来た。
子どもの頃から愛用しているという、フリース地のもこもこパジャマがかわいい。
パタヤには、こうした地元出身系の夜の女性たちが増えてきている。
親世代がイサーンからパタヤへ出稼ぎにして、そのままパタヤに住み着き、子どもを産む。
パタヤで生まれ育った子どもが、小遣い稼ぎとしてパタヤの夜の店で働き出す。
いわば夜の二世嬢。
若くてルックスのいい二世が多いし、現在のパタヤは期間雇用コヨーテ全盛。すぐに仕事は見つかる。それもなるべくいい条件を求めて、平気で転職を繰り返す。
ゴーゴーの新規オープンがあれば、まるでイナゴの大群かハイエナのように期間雇用に群がる。まさにアグリーコヨーティ。
外国人慣れしていて、田舎育ちではなく都会的な雰囲気も備えており、ドリンクのおねだりは得意。ドリンクノルマがあってもクリア可能。
1日1000バーツの給料はそのままゲット。
地元のローカル食堂やコンビニで働いても日給300から400バーツ程度。ゴーゴーで働けば一日1000バーツ。うまくいけばドリンク代のバックも得られる。
客のペイバーを受けずとも、実家ぐらしということもあり、充分やっていける。
ちょっとわりのいいアルバイト感覚で働いている。実にお気楽な人たちだ。
ゴーゴーバーは基本的に誰でも連れ出し可能だが、中にはペイバー不可嬢がいる。ペイバーしても食事やディスコだけでブンブンは受けない。
レディドリンクを奢りまくったあげく、「ペイバーマイダイ」と言われて、顎が落ちた体験をした人も多いだろう。
ペイバー不可嬢の中には、こういった金銭的にそれほど不自由していない地元パタヤ系嬢が潜んでいる。
逆に、こういった地元嬢と仲良くなると、何かと都合が良い。本当にお気楽な関係だ。
短期滞在の人が、数日の滞在期間だけですぐに仲良くなったり、口説いてペイバー可能に至るのはけっこう厳しいかもしれない。
が、パタヤ在住だけにイサーンへ帰ってしまうこともない。長期的な関係を築いていけば、そのうちゲットできるかもしれない。
即物的なワンナイトラバーの楽しみもあれば、長期的な関係構築の楽しみもある。
バンコクに比べると地元嬢は少ないだろうけど、パタヤにも地元嬢はいる。悲壮な過去を持ったイサーンからの出稼ぎばかりではない。
いろんな楽しみのあるパタヤ。
これだからパタヤ沈没生活はやめられないのだ。