洋食レストランの充実したパタヤにあって、ひときわ強烈な安さとボリュームを誇るRETOXのブレックファースト。
Retox本店はソイレンキーにある。
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支店がソイハニーインに。こちらは、ブレックファーストのメニューが本店とは異なり、やや高め。
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そして、サードロードにさらに新しいRetoxが誕生していた。
わたしの知る限り、これでパタヤにRetoxの名前が付く店舗は3つめとなった。
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サードロードのRetox Xtra
看板には、Retox Xtraとの表記。
まあ、別館といった感じでしょうかね。
たぶん、つい先日オープンしたばかり。
食事を求めてサードロードをふらふらと走行していると偶然見つけた。
間口は狭いが奥行きはそこそこある。
天井はまだ作りかけのような雰囲気だ。
元々あった建物を改築したのだろうけど、とても綺麗。新築の香りがする。
Retoxは基本的にスポーツ・バー。店内のあちこちにモニターが配置されていて、各スポーツ中継を流している。
プロジェクターとスクリーンらしきものがあるんで、夜は大型スクリーンでも流すのかもしれない。
本店はファランだらけの環境だけど、新店はまだ知られていないのか、客はわたし一人だった。
こういった雰囲気に慣れていない人でも入りやすいかも。
メニュー
妙齢の女性店員に聞いたところ、メニューはソイレンキーの本店とまったく同じだそうな。システム的なものも全部一緒。でも店はすべてブランニュー。「でも、あたしはnewじゃないけどね」と笑っていました。
さて、何を食べようか。いや、考える必要なし。
Retoxでは、これを食うべし。
朝の時間帯なら、ほぼ自動的にBAHT BUSTERと呼ばれるブレックファーストで決まりです。
コーヒーか紅茶を選択するだけ。あと、卵料理の指定があるなら、付け加えればいい。わたしはスクランブルエッグにしておいた。何も言わなければ目玉焼きになります。
オレンジジュースとコーヒー
これはRetox新店内で淹れていた。
が、料理はRetox本店から運ばれてくる模様。
というのも、この新店のすぐ裏手に本店があるから。
来ました、バーツバスター。
恐怖のワンプレート。
これが3度目のRetoxのブレックファーストとなるが、何度見てもおそろしい。
特徴はなんといっても、イギリス名物のブラック・プディングと揚げトーストだ。
特に揚げトーストは何度食べても戦慄の食感。噛めば噛むほど口の中へ油が染み出してくるという凶暴なやつだ。
ブラック・プディングの臭みもまたすごい。
ソーセージとベーコンは普通においしいですな。
個人的には、ポテトが大好物。揚げ加減が絶妙で、ぱりぱり感とホクホク感を同時に味わえる。
でも、全体を覆い尽くすのは、その油っぽさであろう。
どれもうまいが、とにかく油ギッシュである。
わたしは完食できなかった。
揚げトーストに敗北を喫してしまった。
ま、大満足ですけどね。このあと8時間以上腹が減らなくなるのはお約束です。
このフルセットで、お値段わずか99バーツ。(98バーツと看板に書いてあるけれど、100バーツ札で払っても実際にお釣りが返ってくることはありません。)
おそるべしバーツバスター。
破壊されるのは、財布の中のバーツではなくて、胃袋のほうだ。財布には優しい。
ちなみに、バーツバスターの上はバンクバスター。銀行を破壊するそうだが、たぶん胃袋だけでなくて健康そのものを破壊されかねないほどの量だろう。
間違いなくうまい。こんなものは日本ではめったにお目にかかれないだろう。あったとしても、この価格では無理。
パタヤへお越しの際は、ぜひともRetoxのバーツバスターにチャレンジしてほしい。
ただし、二日酔いの朝に食べてはいけない。まじで吐きそうになるから。
逆にこれがぺろりと食べ切れるようならその日の体調は良好ということだ。健康をはかるバロメーターとしても使える。ま、毎日食べていたら、確実に不健康になるだろうけど。
食べ終わると満足するのだが、同時に満腹と胸焼けで後悔もする。
でも、半年に1回くらいは無性に食べたくなるのだ。
油の中毒性ってこわいね。
パタヤのRetox地図
Retox新店の場所は、ソイレンキーをサードロードへ出て、右手へ少し進んだところ。
あいだに空き地があるけれど、本店がすぐ裏手にある。
本店
この近さで新しい店舗を開く意味がよくわからないが、もし本店が満員になっても、こちらの新店へ客を回せるという意図なのか。
ソイレンキーの本店は24時間営業。
こちらの新店は朝9時からの営業になるそうな。閉店時間は聞きそびれた。
どちらも店内禁煙。喫煙は外でどうぞ。
(2017年8月追記)
その後、このRetox別館は閉店となった。
現在は、The Bite Pattayaというレストランになっている。
もちろん、ソイレンキーの本店は健在。強烈無比なブレックファーストを食べたい人は素直に本店へどうぞ。
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