沈没日記10
(9からの続き)
バンコク初日は、タニヤ嬢と1時間一緒に飲んだだけで終了。
翌2日目。
早起きして、体調はほぼ回復。
特に予定はないし、今日はぶらぶらするだけ。
パッポンのTook Lae Deeで朝食
朝食を取りにホテルを外出。パッポン2通りにあるFOOD LAND SUPERMARKETへ。
スーパー併設のレストラン、TOOK LA DEEで定番のブレックファーストを食べる。
ここは24時間営業の使えるレストラン。店内は広くて清潔だ。
ALL DAY BREAKFASTで79バーツ。でも、午前5時半から9時までなら62バーツとなる。
ま、内容は、ごく普通のアメリカンブレックファーストですけどね。
フルーツジュースまで付くのはありがたい。
62バーツなら利用価値大です。
パタヤ店はこちらで紹介済み。
関連記事:TOOK LAE DEEの朝食は62バーツから。フードランド各店でどうぞ。
どちらも味は一緒です。
シーロム雪隠詰
本日、タニヤ嬢は、実家へタンブン帰省。
明日はバンコクへ戻ってきて、出勤するそうだ。
で、明日の夜にペイバーしてからロングで一緒に寝るという約束になっていた。
そんなわけで、本日の予定はゼロ。
他にペイバーする気もないし、高いホテルに宿泊するのはもったいない。
どうせならカオサンでも行ってみようかと思ったが、どうにも面倒くさくなって、そのままシーロムのホステルに泊まることにした。
カプセルドミトリーで1泊400バーツだ。安上がり。
で、タニヤ嬢と一晩を過ごすために、明日はそれなりのホテルに泊まればいい。
こうすれば1泊あたりの平均単価を下げることができる。
新築のホステルで中庭付き。
なかなかいいところです。いい年したおっさんがホステルもどうかと思うが、ゲストハウスのドミトリーと違って宿泊者同士の交流はほぼ皆無だし、居心地は悪くない。
どうせ寝るだけならカプセルホテルで充分という、日本の出張ビジネスマン並の発想ですな。
昼間は、ホステルの共有スペースでひたすらPC作業。
外出ついでに、シーロム周辺のグルメスポット調査。
夜になったら、パッポンの夜遊びスポット調査。
あっという間に一日が過ぎていく。
ゴーゴーバーめぐりをしていると、けっこう酔っ払ってきた。
深夜0時過ぎにホステルへ戻る。
余裕の徒歩圏内なんで楽でいい。
シャワーを浴びて、あとは寝るだけ。
ドミトリーのカプセルベッドへ静かにもぐりこむ。
同部屋の客たちは、すっかり寝入っているようだ。いびきも聞こえる。
あまり物音を立てないようにしないとね。
タニヤ嬢から深夜の電話
と、マナーモードにしておいた携帯電話がぶるぶると震えた。
発信者は、タニヤ嬢。
ああ、こんな時に。
ドミトリー内では通話できないので、あわてて部屋を出る。
1階ロビーで通話開始。
ホステルに泊まるような外国人がいきなりタイ語で電話をはじめたもんだから、フロントの男性はちょっと驚いていた。
で、受話器越しのタニヤ嬢の声はすっかり酔っ払っていた。
呂律がまわっていないぞ。
さては実家でタンブンのあと酒盛りでもしているんだろう。
が、よく聞いてみると、タニヤからの帰り道だという。
ん?
話が見えてこない。
今日は田舎へ帰省しているはずでは。
なんでも、タンブンを終えてから、バンコクへ戻ってきて、少し遅めにタニヤのカラオケへ出勤したとか。それで、客に酒をたくさん奢ってもらって酔っ払ったとかなんとか。
どういうこっちゃ。
しかも、明日は仕事を休むから会えないともいう。
それなら、直接部屋へ来て欲しいとお願いすると、それは無理だとか。
おいおい。
話がまったく噛み合っていないぞ。
わたしのタイ語能力の低さのせいなのか、彼女の自由奔放なタイ人マイペンライ精神の発動なのか。
どっちにしろ明日は無理みたい。
何のためにシーロムに3泊もするのか。
せっかく明日は、ちょっと高めのホテルを予約しておいたのに。
会えないんだったら、とっととパタヤへ戻っておけばよかった。
ホテルはキャンセル不可だし、独り身のままシーロム雪隠詰延長決定。
シーロム3日目
そろそろシーロムも飽きてきた。
が、予約済みのホテルに泊まらないわけにはいかない。
まあ、ホテル自体はそこそこ満足できた。
関連記事:タニヤ夜遊びに最適な格安ホテル、タライ スイート (Talai Suites)宿泊レポート
ここなら連れ込みしても文句は出ないだろう。
というか、連れ込みたかった。
昼間は引き続き、シーロムのグルメスポット調査。
ローカルなフードコートも発見できた。
帰り道に、タニヤ通りにあるCHA PAYOMで抹茶ラテを購入。
タニヤだけあって、日本語で店名が書いてある。パヨム茶。
メニューはタイ語と英語だけみたい。
ここの抹茶ミルクラテ(チャーキアオ)は、安定したおいしさ。タニヤでも25バーツですね。
パタヤにもチャーパヨムは何店舗かある。
一番わかりやすいのは、ソイブッカオ店かな。
関連記事:CHA PAYOM(チャーパヨム)はどれでも1杯25バーツのカフェ。抹茶ミルクがおすすめ。
炎天下には、甘くてほんのり苦い抹茶ラテをどうぞ。
夜は、タニヤでカレーを食べる。
辛右衛門という店。
唐揚げカレー149バーツ。味噌汁付き。
当たり前だけど、普通に日本の味。カレールーはココ壱に似ているが、ちょっと塩気が強い気がする。
大きくカットされた人参は芯が残っていてちょっと固い。あとはおいしくいただけた。無料の水あり。
タニヤに来ると、どうしても日本のものを食べてしまう。
昼間はシーロムでローカルタイ飯。夜はタニヤで日本飯。
この流れがいいみたい。
タニヤ遊びはせずに、またパッポンへ。
ゴーゴーバー調査やら、怪しいマッサージ調査など。
タニヤ嬢にすっぽかされたおかげで、パッポンの夜遊びに少々詳しくなってしまった。
これでよかったのか何なのか。
関連記事:バンコク・パッポン周辺の怪しい客引きの怪しいマッサージ屋へ付いて行ってみた
関連記事:2017年、パッポンのゴーゴーバー夜遊びレポートまとめ。キングキャッスルが大にぎわい。
パッポン夜遊び終了。
タニヤを通って、ホテルへ帰還することに。
本当に単に通過するだけ。
が、彼女の働くカラオケ店の前でママさんに声をかけられた。
さすがに2,3回通ったので顔を覚えられたようだ。
軽く挨拶だけして、そそくさとホテルへ戻った。
が、ホテル玄関のドアを開けたところで、さっそくタニヤ嬢から着信アリ。
こりゃあ、ママさんから彼女のところへ連絡がいったな。
慌てて彼女が電話してきたのだろう。
「ユーナイ(どこにいる?)」「タムアライユー(何してる?)」とか、いつものような会話の切り出しだが、完全に女遊びを疑っているパターンだな。
タニヤは店の前で顔見せしている女性が多いし、さらにママさんもスタンバイしている。
特定のカラオケ嬢との付き合いがあると、あっという間にバレるね。
ウォーキングストリートのゴーゴーバーよりも情報伝達は早そうだ。
レセプションを通りながら、「ユーコンディアオ(一人でいるよ)」と切り返すと、それを聞いていたホテルのおじさんが苦笑い。
本当に他の女と遊んでいるわけじゃないんで、やましいことはない。
いや、そもそもカネで繋がった関係なのに、浮気も何もないじゃないか。
ま、こういったやり取りも含めて楽しむのが、タイの夜遊びというもんでしょうな。
タニヤ嬢をなだめてから、今夜も一人寝。
ほんと、何しにシーロムに来たんだろう。3泊してすべて一人寝とは。
収穫はいろいろあったんで良しとしよう。
でもやっぱりパタヤだな。
明日はパタヤへ戻るぞ。