沈没日記25
20歳コヨーテ嬢がいきなり部屋にやって来た翌日のこと。
今度は、カラオケ嬢から連絡が入る。
こんなメッセージが送られてきたのだ。
英語はむちゃくちゃだが、要するにまたもや「マイミータン」
まったく、君たちは、それ以外の理由を知らんのかね。
嘘でもいいから、「キットゥン」とか甘い言葉を囁いてほしいものである。
だいたい、no moneyと書いておいて、笑顔のスタンプでもなかろうに。
人は変われども、2日連続でおこづかい稼ぎの依頼となった。
せめて、中一日は開けてほしかったなあ。
まあ、彼女とは腐れ縁のようなものだし、困ったときはお互い様だ。
ちょっとだけ協力してあげようか。
夜9時頃、ようやく彼女がやって来た。
このままお泊りコースにして、翌朝にブンブンするスタイルを取りたかった。
2日連続はちょっとオーバーペースなもんで。
が、今すぐお金が必要なようで、早くブンブンしておこづかいが欲しいという。
明日の朝に戻ってきてブンブンしてもいいから、先に「コータンノイ(おかねちょうだい)」とも言う。
カネの持ち逃げをするような彼女ではないけれど、なにせ気まぐれなもんで、翌朝にきちんとやって来るかは、はなはだ不明確。
借金を返すからとにかくおカネちょうだいとうるさい。
ええい、それなら、今やるぞ。
「ブンブン トンニー」と告げると、彼女は大喜び。さっさと服を脱ぎだした。
現金なやっちゃなあ。
コヨーテ嬢とはまた違うが、やはり体の相性はばっちり。
2日連続でがっつり腰を振った。
体力的に少々心配だったが、何のことはなく、しっかりフィニッシュを果たす。
おこづかいゲットの彼女も大喜び。
そそくさと服を来て、さっそうと出ていった。
うーん、いい仕事してますなあ。
下半身と財布から見事に搾り取られた夜であった。
安上がりだし、気持ちもいいけど、2日連続はやっぱり勘弁してほしいなあ。
パタヤに中長期滞在していると、こんなことはよくあるけどね。
いかにコントロールしていくかが課題です。