イサーン遠征編後半11
ほとんど何もしなかったコンケーン滞在二日間だった。
当初の予定では、次の目的地はチャイヤプーン。
が、確実に何もないのはわかっている。
あと、チャイヤプーン出身者に聞いたところ、バスターミナルから市街地がものすごく離れているという。
何だか面倒になってきた。
そして何よりまたもやパタヤが恋しくなってしまった。
もはやパタヤ病は末期症状である。
パタヤ無しでは生きられない、この身体と心。
早くパタヤへ戻りたい。
こんな時はさくっとパタヤへ帰ってしまおう。
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コンケーンからパタヤへの行き方
まあ、バスでしょう。
うん、バスだ。
午前9時。
二日間お世話になったチャダベランダホテルをチェックアウトして、大通りで客待ちしているトゥクトゥクを呼びつける。
「パタヤへ行きたい。ボーコーソーまで連れ行ってくれ」とオーダー。
すると、「どのバス会社にするんだ?」と尋ねられる。
ナコンチャイエアかチャンツアーがいいと答えると、ナコンチャイエアはパタヤ行きがないからチャンツアーにしろとのアドバイス。
あとは、407というバス会社もあるが、これはいつもウドンタニーとパタヤの往復で使っているからパス。
チャンツアーにしてみよう。
さて、コンケーンには3つのバスターミナルがある。
関連記事:ノンカーイからコンケーンへの行き方。コンケーンのバスターミナルは3つあって、ややこしい。
どこのバスターミナルに連れて行かれるのだろうか。
ちなみに事前交渉したトゥクトゥク代は50バーツ。
すると、連れ行かれた先は、旧エアコンバスターミナルだった。
あれ?
ここはもう長距離バスは使われていないはずだが。
と、思いきや、チャンツアーの窓口があった。
バスの形をした窓口がかわいい。
よくわからないので、チケット購入が済むまで、トゥクトゥクドライバーには待機してもらう。
窓口で話を聞くと、パタヤ行きのバスはきちんと運行されていた。
しかも午前10時発のバスがあるという。これはラッキー。待ち時間が少ない。
席は指定可能。
1階席と2階席があって、1階がVIPクラスとなっている模様。(チャンツアーではSクラスという名称だと思う)
迷わずVIPで。料金は530バーツ。ちょっと高いが、チャンツアーのVIP席は快適なので、こんなもんでしょう。
なお、1階のことを「チャンラーン」(下の階って意味)、2階のことを「チャンボーン」(上の階)とタイ語では呼んでいる。
無事にチケット購入。
その脇でするするとトゥクトゥクドライバーが窓口にやって来て、チャンツアーの人から20バーツ札二枚を受け取っていた。
ああ、マージンがあるんだ。
これなら、トゥクトゥク代はもっと安く交渉しておけばよかった。
チケット購入したら20バーツ、買わなかったら50バーツとでも言っておけば、安上がりで済んだはずだ。
まあ、案内してくれたから、別にいいけど。約束どおり50バーツ払ってバイバイ。
旧エアコンバスターミナルは、現在ロットゥ乗り場として使われている。
でも、一部バス会社のオフィスは残っている状態だ。
チャンツアーの他、ナコンチャイエアの事務所も健在。
はたして、ここからバスに乗れるのかは不明。たぶん、シャトルバスで第3バスターミナルまで送ってくれるような気もする。ナコンチャイエアを利用したい人は、要現地確認。
ソンバットツアー(SOMBAT TOUR)社の事務所は、もぬけの殻だった。
コンケーン発パタヤ行きCHANG TOURのバス
さて、チャンツアーはというと、実はこのすぐ近くに専用の乗り場がある。
10時発となっているが、9時20分には呼び出しを受けた。
歩いてバス乗り場まで。
大きな荷物はバス会社の人が運んでくれる。
チャンツアー用バス乗り場
バスに乗り込み、9時半には出発した。
えらい早いなあ。
9時50分頃、コンケーン郊外の新バスターミナル(ボーコーソー3)に立ち寄る。
ここで多くの乗客が乗り込んできた。
ああ、なるほど。
本来の出発時刻は、この新バスターミナルを基準にしているわけね。
となれば、旧エアコンバスターミナルから乗りたければ、早めに訪れておかないとダメということか。
勉強になった。
ナコンチャイエアの窓口もこの新バスターミナルにある。
なんだかややこしいなあ、コンケーンのバスターミナルは。
新バスターミナルを出発してから、食事配給があった。
カップケーキの他に、五目炊き込みご飯みたいな料理。
これもカオパットなのだろうが、やたらとおいしかった。日本人の味覚にぴったり。どこか懐かしい味だった。
もちろん水ももらえる。
チャンツアーのVIPシート
さて、チャンツアーのVIP席である。
1×2列シートで、かなりゆったりした配置。
さらに、電動マッサージ付き。
シート横には、コンセント差し込み口がある。実際に利用可能。
そして、すごいのは、飛行機と同じようなモニターが各席に備わっていることだ。
映画も音楽もゲームも揃っている。
映画はハリウッド製も多い。
といってもタイ人向けなので、タイ語吹替えばかりだけど。
たまに、英語字幕付きの映画もあって、わたしは、「ハングオーバー」を鑑賞していた。
いやあ、この映画おもしろいね。
「ハングオーバー2」もあったが、こっちはタイ語音声のみだった。2はタイが舞台になっていて、バンコクのソイカウボーイらしきところが出てきたりして興味深い。
きちんと日本語字幕で見たい。
また、車内にはWi-Fiも飛んでいるようだ。電波は確認できたが、実際には使っていない。パスワードはあらかじめ聞いたおいたほうがよさそう。
とにかく快適なチャンツアーのVIP席である。
飛行機のエコノミー席で6時間乗るのはしんどいけれど、バスなら窓の外の景色を眺められるし、それほど退屈はしない。
コラートからパタヤ
午後1時半、コラートバスターミナル到着。
SMKや407のような食事休憩はなかったが、20分ほど停車していたと思う。
午後1時50分、バスは再出発。一路、パタヤを目指す。
あれ?
山越えルートを通らないぞ。
Google Mapで確認すると、バンコクへ向かっている。
標識にはスワンナプーム空港の文字。
どうやら、山越えを避けて、大きく迂回しているようだ。
スワンナプーム空港近くから高速に乗って、チョンブリーへ。
あとは下道で、シーラチャーを経由して、パタヤへ。
すっかり夜も更けてきた。
午後8時20分。
ようやくパタヤへ到着した。
降車場所は、スクンビットとパタヤカンの交差点付近。
スワンナプーム空港発パタヤ行きバスと同じ場所だ。
降りる場所は、あらかじめドライバーに告げておけば融通は効くようだ。
コンケーンのチャンツアーバス乗り場を出発したのが、午前9時30分。
パタヤに到着したのが、午後8時20分。
所要時間は、実に10時間50分の長旅となった。
というか、コラートからパタヤまで6時間半もかかっているじゃないか。
山越えルートの方が早くないかね。
どっちみち、チョンブリーとシーラチャーあたりで渋滞に捕まってしまうんで、こんなものかな。
これだったら、コンケーンからウドンタニーまで移動して、ウドンタニーからウタパオ空港行きのエアアジア便に乗ったほうが良かったかも。
時間的には断然早い。ただ、ウドンタニー発ウタパオ行きのフライトが午前8時50分なのがネック。
もちろん、コンケーン空港からバンコク・ドンムアン空港行きのフライトを利用してもいい。エアアジアだけでも、一日4便飛ばしていて、よりどりみどり。
ドンムアンからパタヤへは、バスを乗り継いで3時間から4時間くらい。
まあ、結局はそこそこ時間がかかってしまう。
やっぱり、コンケーンから直接パタヤへ向かうには、チャンツアーのバスが一番いいのかなあ。
VIPシートならテレビもコンセントもあるし、スマフォでインターネット閲覧でもしておけば、時間は潰せる。
ただ座っていればいいだけなんで、楽といえば楽。
とにかく、またもや、しつこく、パタヤへ舞い戻って来た。
パタヤカンからソイブッカオへ
工事中のスクンビット通りは非常に歩きにくい。
なんだよ、歩道上に散乱した電線とガレキの山は?
リニューアルされた歩道橋を渡る。
随分綺麗になったなあ、この陸橋。
橋の上から、407バス乗り場が見える。
歩道橋を降りて、パタヤカン通りへ。
ちなみに、パタヤのチャンツアー乗り場は、パタヤカンからスクンビットへ抜ける脇道にある。
パタヤカンには、本来流しの乗り合いソンテウが走っているが、スクンビットの大規模工事の影響で本数が激減中。
なかなかソンテウがやって来ない。
しばらく待ってもダメな場合は、ビッグCエキストラ前まで行けば、乗り合いソンテウが客待ちしている。
このソンテウに乗れば、パタヤ中心部へ行ける。たぶん、ビーチロード方面行き。
左側に13という数字の標識が見えたら、そこがソイブッカオの入り口だ。
「張龍記 LENGKEE」という中華料理レストランの赤い看板を目印にするとわかりやすい。看板の少し手前がブッカオ入り口。
(ソイブッカオ入り口)
毎度おなじみの根城へ戻ってきた。
これにて、イサーン遠征は無事に終了。
またパタヤ沈没生活再開である。
(イサーン編はまだ少々ネタが残っているので、テキトーにアップしていきます。)
抱腹絶倒の第2作目。舞台はタイだ。
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