チャン島旅行記の途中ですが、リアルタイムではパタヤ沈没中につき、いろいろとパタヤネタも盛り込んでいきます。
すでに一昨日となってしまったが、土曜日のウォーキングストリートの様子をレポートとしてお届け。
訪問したのは午後11時半頃。
やはり週末は大賑わいだ。
それにしても、ピンポンショーとか言って怪しいゴーゴーバーへ連れて行こうとする客引きが増えたような気がする。
あれ、のこのこついて行ったらどうなるのかちょっと興味がある。いや、行かないけど。
パレス PALACE
パレスで、GREEN PARTYなるものを開催中。
以前ピンクパーティの看板は見かけたような気がする。今度はグリーンか。
場内満員御礼。
かろうじて隅っこに1席だけ空いていた。
さて、グリーンパーティである。
何のことはない、ダンサーの衣装が全員緑色なだけだ。店内の飾り付けも、もちろん緑。
ただそれだけ。
照明の影響で、緑が黄色に見える。
というか、目がチカチカしたよ。
緑の衣装と照明の相乗効果で、ダンサーたちの肌が黒ぐろとしているではないか。
これはちょっと失敗のような気がする。
ダンサーのレベルは上々。
整形顔が目立つなあ。なんだかバカラに似てきたかも。
客層は韓国人と日本人が大半で、ファラン少々といったところ。
隣のアジア人客がちょうどペイバーしていた。
ママさんいわく、バーファイン1500、ロングのチップ5000。ダンサーは午前5時に帰宅するけど、それでもいいかとママさんが確認していた。
なお、チップ自体は後払いのようだ。
わたしは、ずっとダンスを鑑賞する。
たまに営業に来るが、軽く世間話をするだけ。
それにしても、客が多いなあ。
アジア客たちがグループで次から次へと入ってくる。
韓国人が目立つし、その次に日本人、あとシンガポールかマレーシアっぽい人たちもいた。
ウェイトレスたちは大忙しだ。
ダンサーの数と客の多さに比べて、ウェイトレスの数が足りていないのかも。
そもそも、狹い店舗にダンサーと客を詰め込み過ぎだな。釣り合っていない。
これはあまり長居できそうな雰囲気じゃない。
さくっとチェックビン。
が、お釣りがなかなかやって来ない。
10分くらい待ってようやく到着。
あまりにも忙しすぎるのも考えもの。
しかたがないとはいえ、これだけ待たされて、店にはチップを出したくない。待っている間、話し相手になってくれたダンサーにチップを進呈してから退店。
以前のパレスは、けっこう好きだったけど、なんだかガツガツギスギスしてきた。
バーファインもチップも異常なほど高騰しているし。
とりあえずウェイトレスの数を増やしてあげないと、混乱するよ、これでは。
ちょっと時間を無駄にしたなあと、店を出ると、とんでもない大雨が降っていた。
ウォーキングストリートには誰も歩いていない。
パレス隣のスイートハーツへ緊急避難することにした。
スイートハーツ SWEET HEARTS
ウォーキングストリート歴はそこそこ長いけれど、このスイートハーツに入るのはこれが初めて。
だって、いかにも場末感がひしひしと漂っていて、入る気にもなれなかったんだもの。
実際に入ってみると、やはり場末感は拭えなかった。
単独お立ち台ステージが分散している作りで、昔のビーチクラブにちょっと似ている。
いや、LKメトロのKISSを大きくしたような感じかな。
そして、流れている音楽は、ヒップホップでもダンス系でもなく、洋楽メイン。というかもろにロックルンロールだ。
これが、わたしにはツボだった。
まずはフー・ファイターズのザ・プリテンダーが流れて、ちょっとテンションが上がる。
そういえば、IMPホールにライブを見に行ったなあ。あれだけ狹いライブハウスでフー・ファイターズはもう見れないだろう。デイブ・グロールが目の前で歌っていたっけ。
まあ、今、フー・ファイターズに合わせてわたしの目の前で踊っているのは、肉のタレた推定30オーバーのタイガールなのであるが。
続いてかかったのは、KISSのロックルンロールオールナイト!
おお、これはテンションが上がる。
まあ、今、ジーン・シモンズの歌声に合わせてわたしの目の前で踊っているのは、黒くて崩れたカオを何とかメイクでごまかそうと白塗りしたタイガールなのであるが。
次は何がかかるのか。DJよ、かましてくれ。
おっと、この重低音のやさぐれたサウンドは、モーターヘッドではないか!
まさかパタヤのゴーゴーバーでモーターヘッドのエースオブスペーズが聞けるとは。
レミー・キルミスターも、今頃天国か地獄かでびっくりしているだろう。
そういや、梅田のライブハウスでモーターヘッドも見たっけ。目の前で見るレミーは、そりゃあすごい迫力だった。
まあ、今、極太リッケンバッカーベースに合わせてわたしの目の前で踊っているのは極太の…
あ、意外とかわいいやないの。しかも若そうだ。
パレスでは誰も召喚しなかったが、ここでは呼びつける。
やって来たのは、20歳のダンサー。
珍しくタイ南部出身。しかもクラビだという。
この前行ってきたばかりだよと話も盛り上がる。
レディドリンクをおごって、楽しく狼藉。
かなり積極的な営業方針なようで、お互い触りまくりですな。
すぐに上階へのお誘いがかかる。
ヤリ部屋があるみたい。
テーブルの上に置かれた案内版によれば、ウォーキングストリートゲストハウス。
部屋代はショート2時間利用で390バーツ。
宿泊も可能で590バーツと書いてある。
ちなみに、バーファインは800。
ショートの希望額は2000。
ためしにロングも聞いてみると、ちょっと考えた末、3000との返事をもらう。
そりゃあロングのほうが得でしょう。
まあ、きっちり朝まで一緒にいてくれるかはわからないけれど、ウォーキングストリートのゴーゴーバーでもロング3000は行けるみたい。それも20歳のそこそこかわいいダンサーだし。まあ、少々プンプイの子持ちだけどね。
パレスが楽しくなかった反動もあって、すっかり気持ちがよくなってきた。
店内は雨のせいもあるだろうけど、客足は少なめ。常連ファランがメインのようだ。
ウェイトレスたちも接客に余裕があって、ほどよく絡んできてくれる。
うーん、楽しい。
調子にのって、普段は飲まないジントニックまで追加オーダー。ゴーゴーバーでは一番安いドラフトビールと決めているのだが、楽しければ何でもいいのだ。
また来るねと言い残して、スイートハーツを後にした。
ロックンロール好きで、やさぐれたゴーゴーバーが好きな人は、ぜひともスイートハーツに足を踏み入れてほしい。
まことに個人的見解だが、パレスよりも10倍楽しい。
冗談めかした描写をしたが、実際のレベルはそんなに悪くないですよ。
ちなみに、雨は深夜になっても降り止みませんでした。