タイから日本へ帰国する際に利用したフライトが、タイ・エアアジアXのXJ612便だ。
バンコク発関空行きとなる。
このところはずっとスワンナプーム空港から日本行きのフライトを利用していたので、かなりひさしぶりにドンムアン空港発日本行きのフライトを利用する。
タイ・エアアジアXが拠点空港をスワンナプーム空港からドンムアン空港へ移転してからは初めてだ。
ドンムアン空港の様子などもあわせて紹介しておく。
広告
ドンムアン空港でチェックイン
パタヤからドンムアン空港までは、バスを乗り継いでやって来た。
関連記事:パタヤからドンムアン空港へ 新しいスワンナプーム空港エアポートバス経由で移動
21時23分にドンムアン空港第1ターミナルに到着。
タイ・エアアジアXのXJ612便の出発予定は午前1時10分。
まだまだ余裕あり。
第1ターミナル国際線出発フロア入口近くの喫煙所でまずは一服。
昔はコンビニと喫煙所があった場所だ。コンビニが撤去され、喫煙所もなくなっていたが、喫煙所だけは復活している。
ターミナルビル内に入って、チェックインカウンターへ向かう。
ボードを確認すると、タイ・エアアジアXのカウンターは5および6番。
大阪行きのXJ612便専用のカウンターが設置されていた。
また、セルフチェックインのためのKISOKがいたるところに設置されている。
エアアジアも対応している。
今回のエアアジアの航空券はトリップドットコムで購入していた。出発前には、エアアジアのホームページないしアプリ上で事前オンラインチェックインが可能で、すでに済ませている。
有料の座席指定はしておらず、自動的に通路側の席がアサインされていた。
KISOKでは、搭乗券だけの印刷も可能だ。
預け荷物はないため、搭乗券を印刷すれば、このまま保安検査場を抜けて、搭乗ゲートへ向かうことができる。
KISOKで操作を開始すると、エアアジアのスタッフがやって来て、友人のカウンターで手続きしたほうがいいですよと案内される。
出発3時間前ですでにチェックインカウンターはオープンしており、しかも誰も並んでいない。待ち時間ゼロで手続きできる。
タイ・エアアジアXの日本行きフライトでは、セルフチェックインの搭乗券やEボーディングパスで直接搭乗ゲートへ向かうことは可能だが、結局は、最後の最後に搭乗ゲート前のカウンターでパスポートの確認と紙の搭乗券の再発行が必要となる。
いちおうKISOKでのセルフチェックインもできるが、チェックインカウンターに立ち寄ったほうが話が早いというわけ。
待ち時間ゼロでカウンターへ。
チェックイン手続きは、パスポートを提示するだけだ。予約番号などは不要。
預け荷物はない。
ただし、機内持ち込み荷物の重量はしっかりと測られた。ペットボトルなどが入った小さなカバンも一緒に置くように言われた。けっこう厳し目。重量制限は7kgまでだ。余裕でクリア。
ついでに、窓際の席へ変更してほしいとお願いしてみる。
本来は有料の座席指定だけど、チェックイン時にお願いすれば、空いている場合にかぎり無料で変更してくれることがある。以前はエアアジアでも応じてくれるケースが多かった。
が、最近のエアアジアでは無理になってきた。
今回も完全に断られた。
どうやらほぼ満席のようで、前方の広い座席やクワイエットゾーンしか空いていないようで、座席変更するなら追加料金が必要と言われる。しかも、3000バーツだか4000バーツだかとかなりの高額。
今回の片道航空券は15,000円ほどで購入しており、座席変更に追加で2万円前後はあまりにも馬鹿らしい。大人しく通路側の席で我慢しよう。
チェックイン手続きはものの2,3分で終了。
きちんとした紙の搭乗券が渡された。
ドンムアン空港で食事
時間がたっぷり余ったので、ドンムアン空港内をあれこれと探索。
1階に降りると、パタヤ行きバスの販売ブース。
バンコク市内行きのエアポートバスやパタヤ行きバスが出発するサービスホール。
第1ターミナルから第2ターミナルへ移動していく。
4階にあるターミナル間の通路を進む。
ちょっとお高めだけど、いちおう24時間営業のフードコートがある。
夜中は営業しているブースが少ないけれど、夜でも食事にありつける。
フードコートを横目にそのまま直進していき、国内線ターミナルへ。
通路の脇にあるのがレートがいいと評判の両替所だ。
CLOUD EXCHANGEという店名だが、この時間帯はすでに営業終了。
営業時間の掲載がなく詳細は不明だ。日中は営業しているはず。
レートは、FACEBOOKで確認もできる。
⇒https://www.facebook.com/profile.php?id=61560596833783
ドンムアン空港でレートがいい両替所は、国鉄ドンムアン駅構内とレッドライン駅構内にあるHAPPY RICHが有名だが、たぶん、CLOUDも同じくらいのレートのはずだ。
立地的に都合がいい両替所を選べたいいと思う。
間違っても、到着口にあるような銀行系の両替所は使わないこと。あまりにもレートが悪すぎるんで。
現金両替なら、CLOUDかHAPPY RICHで。
フードコートに戻ってから、タイ国内で最後の食事にする。
22時20分頃で営業しているブースは半分弱くらいかな。
テーブルはがらがらだ。
ガイヤーンのせご飯をいただく。Grilled Chicken Rice 80バーツだ。
まあ、普通においしいですな。
デポジット式のキャッシュカードは、購入当日のみ使用可能で、払い戻しは23時30分までとなっている。
深夜便利用時には早めの払い戻しを忘れずに。
出国
いろいろ用事を済ませて、国際線出発口へ。
まず出国審査がある。
スワンナプーム空港には自動ゲートがたくさんあるけれど、ドンムアン空港のイミグレーションは昔ながらの有人ブースを使う。
イミグレーションはがらがらで、待ち時間はほぼゼロ。
自動ゲートがなくてもこれだったら早い。
自動ゲートを使わずにタイを出国するのはひさしぶりなような気がする。
ついで、保安検査場だ。
こちらも混雑していない。
荷物検査は昔ながらのX線検査で、少々時間がかかる。
やはり、中国系の旅行者が検査でよく引っかかっている印象だ。
何ごともなく保安検査場も通過できた。
イミグレーションに入ったのが22時36分で、保安検査場を抜けたのが23時43分。
所要時間はたったの7分。
深夜のドンムアン空港出発は早くていいねえ。
国際線の夜中のタイムスケジュールはこんなかんじ。
エアアジアの福岡行き、東京行き、上海行き、大阪行き、また別の東京行き、ソウル行きなど。あとはタイ・ライオンエアのみだ。しかも、上海行きと東京行きはキャンセルとなっているし、どうりで空いているはず。
昔のドンムアン空港は中国便が集中すると大混雑するイメージだったけれど、今はこんなものみたい。
まあ時間帯によっては今でも混雑しているのかもしれないけれど。
制限エリア内を探索してみる。
ミラクルラウンジが2つ営業している。
プライオリティパスがあれば無料で利用可能だ。
直接利用の場合は、一人2時間までで1000バーツとのこと。
コンコースを奥へと進む。
途中、工事中のエリアが多い。
どうやら動く歩道を作るみたい。
完成は2026年とのこと。
てっきり新しい喫煙ルームでも作るのかと期待していたが、そういうわけじゃないらしい。
ドンムアン空港制限エリア内ではいまだに全面禁煙のままだ。
喫煙ルームはないけれど、なにやら新しいエリアがオープンしていた。
DMK Experience Zoneといって、テーブルが椅子が多く並べられているゾーンだ。
ガラス張りになっていて、駐機場がよく見える。
もちろん無料利用できるので、一般人向けラウンジみたいな感じかな。
テーブルにはコンセントも設置されていて、スマホやPCの充電ができる。
時間つぶしにはちょうどいい。
ちなみに、エアアジアでも搭乗中のモバイルバッテリーの使用は禁止となっている。
また、シートにはUSBポートや電源は設置されていない。
充電は搭乗前に済ませておきましょう。
搭乗
XJ612のゲートは12番。
搭乗開始予定は、0時30分。
0時25分に搭乗口へ行ってみる。
すでにゲート前には多くの人が待機している。
下に降りると、ちょうど搭乗が始まった。
ほとんど待つことなく搭乗する。
搭乗口から機体の様子は見えず、撮影できなかった。
中に入って、びっくり。
毎度おなじみのエアアジアの安っぽい革張りのシートではなくて、布地のシートになっている。
しかも、各座席にはシートモニターがついているではないか。
どこぞのレガシーキャリアの機材を買い受けたものなんだろう。
エアアジアでシートモニターなんてはじめて見た気がする。
USBポートもついているぞ。
が、もちろん、モニターに電源が入ることはない。ただの飾りである。エアアジアに機内エンターテイメントなんてものはないのだ。
USBポートも通電していない。
でも、肝心のシートピッチはそれなりに広い。
足をそこそこ延ばすことができる。
座席の座り心地も、一般的なエアアジアの機材に比べると良好。
モニターよりもシートピッチや座り心地のほうが重要だしね。
この機材はちょっとうれしいかな。
機内はほぼ満席だ。
特に後方ブロックはぎちぎちに詰まっている。
出発
今回は通路側の席のため、窓の外の撮影はほぼできない。
1時20分頃に、出発準備がようやく整い、機内の照明が消される。
1時29分、離陸。
定刻の1時10分よりはすこく遅れたが、まあこんなものでしょう。
日本へ向けて飛び立った。
到着までは5時間くらいか。
目の前のモニターは単なる飾りだ。
有料の機内食の提供はスルー。
ひたすら寝て過ごすのが正解だろう。
通路側座席のいいところは、いつでもトイレに行けること。
トイレは、LCCでもレガシーキャリアでもそんなに差はない。似たようなものだ。
誰かがティッシュをつまらせていた。
日本時間で午前9時9分、関空に着陸。
フライト所要時間は、5時間40分だった。
9時24分、降機開始。
前方にはビジネスクラスらしきシートが見える。
レガシーキャリアではビジネスクラスだけど、LCCではビジネスクラスとは呼ばない。
エアアジアだとプレミアムフラットベッドとかいう名称になっている。
通常のエアアジアの機体のプレミアムフラットベッドと、今回の元レガシーキャリアの機材によるビジネスクラスシートとどっちがいいかはわからない。
降機してから、今回の機体の外観をようやく見ることができた。
エアアジアとは思えぬ全身白の塗装だ。
小さくエアアジアの標語「Now Everyone Can Fly」と書いてあるだけ。
以前にどこの航空会社の機材であったかは不明だ。
日本帰国
関空の国際線到着エリアは全面リニューアルされている。
動線も変わったし、店舗や施設などもすっかり様変わりした。
日本はイミグレーションで自動ゲートが使えるため、苦労はまったくしない。
今回も待ち時間ゼロで通過できた。
イミグレーションを抜けた先には新しい免税店がオープンしていて、ここで日本のタバコが免税価格で購入できる。
それから税関へ。
Visit Japan Webで税関電子申告を登録済みだ。
KIOSK端末で税関電子申告のQRコードとパスポートの読み取りおよび顔写真撮影をすれば、税関自動化ゲートが通過できる。
が、従来の有人税関ブースを使っても問題ない。QRコードを読み込ませて、税関職員にパスポートを見せればいい。
列には誰も並んでおらず、待ち時間ゼロを通過できた。
9時24分に降機して、税関を抜けたのが9時43分。
ここまでの所要時間は19分だ。
関空での帰国手続きは早いよなあ。
今回はドンムアン空港の出国手続きも早かった。
エアアジアの変わった機材もわりと良かった。
ドンムアンからエアアジアで日本に帰国するのも悪くない。
まあやっぱりスワンナプーム空港のほうがいいけれど。
広告