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パタヤ近況

禁酒日開始のパタヤとタイのアルコール類販売禁止措置見直し

投稿日:

タイでは2025年2月12日はマカブーチャという仏日で、丸一日のアルコール類販売禁止措置が取られる。いわゆる禁酒日だ。
禁酒措置が開始されるのが、日付が変わる2月12日午前0時より。
普段は深夜3時や4時まで営業しているバーなど娯楽施設も午前0時に閉店しないといけない。
そんな禁酒日開始のパタヤの様子を少々レポート。
そして、タイ首相がアルコール類販売禁止について見直すよう指示したという話だ。

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禁酒日開始

2月12日午前0時過ぎ。
禁酒日がはじまった。

コンビニの酒販売コーナーに張り紙。

もっとも、午前0時からは普段でも酒の購入は不可だが。

市内はあちこちで渋滞が発生。
0時に一斉にバーが閉店したものだから、店を出た客や仕事終わりの従業員たちのバイクや車でごった返すことになる。

なんとかウォーキングストリートに到着。

ウォーキングストリート内のネオンサインは8割から9割が消されている。

明かりがついているのは、レストランとコンビニくらいなもの。
トルコアイス屋が一番明るい。

バーは軒並み閉店済みだ。
けっこう厳し目に閉店させている。
ただ、ネオンサインは消したまま、中では営業を続けている店もありそうだ。とはいえ新規入店は不可だし、店内に残った客も順次退店していく。

ウォーキングストリート内はけっこうな人通りの数だ。
事情を知らずに遊びに来た人が多いはず。

閉店したバーの前にいるセキュリティに対して、「Holiday?」と質問するファランを見かけた。
無理もない。
事前に情報収集していないと、禁酒日があるなんてわかりっこないし。

ソイ15はほぼ真っ暗だ。

人通りも少なくて、ちょっと薄気味悪いほど。

ウォーキングストリート側のソイ入口付近には、バイクに乗ってきた若いタイ人男性たちが待機している。
仕事終わりの女性たちを迎えにやって来たのだろう。メンダーと呼ばれるヒモ男たちが大半だ。
普段は深夜3時とか4時になると多く現れるが、禁酒日は0時過ぎにやって来る。

両替レートも確認していこう。

キングシーフードにあるTTカレンシーは、1万円=2210バーツ。
お、また2200台に回復したか。
この調子で円が上がってほしい。

ワットチャイモンコン

ウォーキングストリートの近くにあるワットチャイモンコンへ。

仏日には縁日のように屋台が沢山出るものだ。
日本の寺社と同じこと。

深夜1時頃でもまだ食べ物屋台が残っている。

仕事終わりにウォーキングストリートから流れてきたようなキレイなお嬢さんたちも見かける。

本堂周辺では、マカブーチャの準備万端。

2月12日には、本堂周辺をロウソクを持って3周するウィエンティアンと呼ばれる祈りでにぎわいことになる。

興味がある人は、ウィエンティアン行きましょうとタイ人を誘ってみよう。
屋台も出ます。
ワットチャイモンコン周辺の渋滞がひどいことになるだろうけど。

禁酒措置の解除は、日付が変わる13日午前0時だ。
バーによっては営業する。

アルコール類販売禁止措置見直しに

さて、そんな禁酒日の前日には、アルコール類販売時間に関するニュースが流れた。
タイの首相が、規制緩和を求める業界団体からの要請を受けて、アルコール類販売禁止措置について見直すように命じたという。

禁酒日とは関係なく、タイではアルコール類が販売できる時間が決められている。
午前11時から午後2時、午後5時から午前0時までだ。
これら以外の時間帯は、アルコール類の販売が禁止される。コンビニやスーパーでは酒販売コーナーが閉鎖される。
この規制法ができたのが1972年のことで、その後撤回されずに53年間続いてきた。

もはや時代遅れだとして撤廃を求める声は大きい。
そこで首相は、午後2時から午後5時までの禁止措置を見直すよう命令したというわけだ。

このような禁止措置は、観光業にとっては大きな障害となる。外国人観光客の購買意欲をそぐものだとしている。

また、仏日のアルコール類販売禁止についても、観光業にどのように影響を与えているかについても調査するよう首相が命じたとのこと。
仏日による禁酒措置は、タイの文化に不慣れな外国人にとっては困惑する原因となり、観光業に影響を及ぼしているのではないかという。

あと、もう一つの禁止措置としては、選挙投票日にも適用される。投票前日から投票が終わるまではアルコール類販売が禁止となる。
つい先日の地方選挙においても、パタヤでは禁酒日に指定されたばかりだ。
つまり、パタヤではこの10日あまりで2回も禁酒日にあたったことになる。

せっかくの短い休暇なのに、酒は買えず、レストランでも飲めず、娯楽施設も閉まってしまう。
丸一日を無駄に過ごす羽目になる。それが2日もあったらたまったものではないだろう。

とりあえず、今回の見直し検討の命令は、午後2時から午後5時の時間帯の禁止についてがメインだ。
これまでも、この手の話題は何度も出ているが、いまに改正される様子はない。結局は立ち消えになってしまう。
今回もどうなるかは不明だ。

ただ、タイ政府としても、今年のテーマを観光の年だと位置づけており、観光産業のさらなる回復を重視している。
そのためにアルコール類販売禁止措置の問題を再検討しないといけないと述べられている。

さすがに午後の時間帯の規制はなくなりそうな気がするが、正式決定を待つしかない。
まあ、実際のところ、午後の時間帯であっても酒を売っている商店なんていくらでもあるわけで、そこまで大きな影響はないのだが。
選挙と仏日に関しては、完全撤廃されるのはちょっと厳しいかもしれない。

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