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フライト情報

エアアジアのE搭乗券、成田OKで関空NG

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エアアジアの便利なサービスであるEボーディングパスについて、関空のエアアジア地上スタッフに確認してきた。
2024年10月時点、関空ではEボーディングパスの利用はなおも不可のままだ。日本の空港では成田空港でEボーディングパスの利用が可能となっている。
もちろんバンコク・ドンムアン空港ではEボーディングパスが使える。
関空がもっとも遅れた空港となってしまった。
あらためてエアアジアのE搭乗券について解説しておこう。

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エアアジアのオンラインチェックインとE搭乗券

エアアジアでは、事前のオンラインチェックインが可能だ。
エアアジアホームページからはWEBチェックイン、エアアジアアプリであるMOVEからはモバイルチェックインができる。
予約番号と名字を入力すれば、簡単にチェックイン可能。

これは、エアアジアで直接購入した航空券だけでなく、トリップドットコムといった代理店経由での購入でも同様だ。ただし、一部代理店では団体枠での購入のケースもあって、その場合はオンラインチェックインができない。
トリップドットコムで航空券を個別に購入した場合は問題ない。エアアジアホームページかモバイルアプリ上で予約番号と名字を入力する。

オンラインチェックインを済ませると、Eボーディングパスが発行される。エアアジアの日本語説明では、E搭乗券と記載してある。

搭乗券は、WEBチェックインした場合はPDFで出力される。紙に印刷してもいいし、スマホにPDFとして保存してもいい。
モバイルチェックインしたならば、アプリ上でE搭乗券を表示させることができる。
これらのいずれかの方法でE搭乗券を用意しておけば、搭乗当日に有人のチェックカウンターに並ばずとも、そのまま保安検査場を抜けて、搭乗口へ向かうことが可能となる。
受託手荷物がある場合は、セルフバッグドロップカウンターないし有人のバッグドロップカウンターで荷物を預ける。有人のバッグドロップカウンターではその際に紙の搭乗券を改めて発行してもらえる。
預け荷物なしで、E搭乗券を持っておくと、とにかく便利だ。
チェックカウンターの列にはまったく並ぶことなく、搭乗口へ直行すればいい。
最終的には、搭乗ゲート前に設置されたカウンターできちんとした紙の搭乗券を発行してもらう必要があるが、ともかくチェックカウンターはスルーできるのがいい。

さて、こんな便利なエアアジアのE搭乗券だが、すべての国のすべての空港で利用できるわけではない。

エアアジアホームページの説明にはこうある。

「エアアジアが運航するほとんどの空港で利用可。ただし、インド、ベトナム、中国、カンボジア、モルディブ、日本、カザフスタン、ブルネイからの出発はのぞく。」

いつ時点の最終更新かは不明だが、おそらくこの情報は正しくない。
フィリピンの空港でもE搭乗券は使えないはずだ。有人カウンターで書類確認を受ける必要がある。
日本の一部の空港ではE搭乗券の利用が可能となっている。
(E搭乗券でゲートまで直行できても、最終的に搭乗口での書類確認と搭乗券再発行が必要なケースも多い)

関空と成田でのエアアジアチェックイン

関空発バンコク行きのタイ・エアアジアXの便に搭乗する。

前日にはすでにWEBチェックイン済みだ。

PDFでこのような搭乗券が発行される。

赤字で注意書きがしてあり、「入国確認書類のため出発空港チェックカウンターへお立ち寄りください」と書いてある。

また、このようなE-Boarding Passの発行も可能。英語表記のみ。

これも注意書きがあり、「チェックインは確認されたけれど、あなたが出発する空港ではE搭乗券の使用は認められておらず、カウンターで物理的な搭乗券を入手する必要があります」とのこと。

やっぱりE搭乗券の利用は無理らしい。

当日、関空のエアアジアのチェックカウンターで改めて確認することに。

まず、関空に設置されたセルフチェックインのキオスクへ。

セルフチェックインすれば、紙の搭乗券が発行されて、預け荷物がなければそのまま搭乗口へ直行することができる。
JAL、ANA、タイ航空などが対応している。
エアアジアの表記は無し。キオスクのセルフチェックインは不可。

それから、エアアジアのチェックインカウンターへ。

一般レーン、WEBチェックイン済みバッグドロップ、プレミアムフレックスの3つのレーンに分かれている。
WEBチェックイン済みのカウンターへ。預け荷物はないけれど、ここで手続きするしかない。

パスポートなど書類確認を済ませて、ボーディングパスが発行された。

地上スタッフにE搭乗券について質問する。
関空では、エアアジアのE搭乗券の利用は不可のままだという。
なんでも、日本の空港では関空だけがEボーディングパスでの搭乗が不可とのことだ。
成田は間違いなく使えるという。
名古屋と札幌など他の空港については個別に確認していていないが、どうやらEボーディングパスが使えるらしい。
関空で働く地上係員なので他のすべての空港について理解しているわけではないだろうけど、成田OK、関空NGは確かだ。

成田でのE搭乗券の利用方法は、バンコクの空港と同じ流れと言っていた。
WEBチェックイン、モバイルチェックインで搭乗券を発行すれば、そのまま保安検査場を抜けて、搭乗口へ向かうことができる。
最終的には搭乗ゲート前のエアアジアのカウンターで、ドキュメントチェック(パスポートなどの渡航書類の確認)を受けて、改めて紙の搭乗券が発行されることになる。
このシステムは成田もバンコクも同じだ。最終的には紙の搭乗券を使うことになる。

関空でE搭乗券が使えない理由は、関空側のシステム上の制約があるためらしい。エアアジア側ではないみたい。
いつ利用可能になるのかもわからないと言っていた。

関空は万博に向けて大型リニューアル中だ。
国際線制限エリアが大きく改装され、出国審査場も一新されたばかり。
システムの再構築が追いついていないのかもしれない。

現在、タイ・エアアジアXのバンコク行き路線は、成田・関空・中部・札幌から出発している。
タイ・エアアジアによる福岡・那覇発のバンコク行きもある。

エアアジアのE搭乗券は、関空不可で成田可。
それ以外の日本国内の空港でも使えるようなことは言っていたが、実際に確認しているわけでないので、搭乗予定の人は現地で確かめるようにしてほしい。

バンコク・ドンムアン空港でのE搭乗券

2024年10月1日よりタイ・エアアジアXは、スワンナプーム空港からドンムアン空港へ移転した。
日本行き(成田・関空・中部・札幌)はドンムアン空港より出発する。

ドンムアン空港では、エアアジアのE搭乗券が利用可能だ。スワンナプーム空港とシステムは変わらない。
E搭乗券があれば、そのまま搭乗口へ直行することができる。
預け荷物がある場合は、バッグドロップ専用カウンターへ行けばいい。

また、ドンムアン空港にはスワンナプーム空港と同様に、セルフチェックイン用のキオスク端末が多く並ぶ。

エアアジアにも対応しており、セルフチェックインが可能だ。

WEBチェックインないしモバイルチェックイン済みでも、キオスクで搭乗券の発行ができる。
E搭乗券でもいいけれど、保安検査場入口や免税店などで搭乗券を提示する機会が何度かあるため、紙の搭乗券があったほうが利便性は高い。
よって、WEBチェックインしておき、キオスクで紙の搭乗券を印刷する方法を推奨。
あとは、搭乗ゲート前で最終的なドキュメントチェックを受けることになる。

まとめ

以上、エアアジアのE搭乗券について詳しく述べてきた。
要するに、成田OKで関空NGだ。ドンムアン空港はもちろんOK。
他の日本の空港については要確認。
個人的にはE搭乗券はほぼ使わない。事前にWEBチェックインをしておき、あとは空港のキオスクでセルフチェックインするパターンがほとんどだ。印刷された搭乗券のほうが都合がいいからだ。キオスクがあればさくっと印刷できて便利。
関空ではWEBチェックインだけしておき、WEBチェックイン済みのカウンターで手続きする。
関空においては、まずE搭乗券対応可にしてもらって、さらにはキオスクでセルフチェックインできるようになってほしい。

WEBチェックインだモバイルチェックインだキオスクのセルフチェックインだEボーディングパスだのなんだの、頭が混乱している人はきっと多いはず。
わけがわからないから、とにかく昔ながらの有人のチェックカウンターに並んでしまおうというタイプの旅行者が大半かもしれない。地上スタッフに全部まかせてしまうのが一番楽だからだ。何も考えずに済む。
この手のシステムは一度わかってしまえばどうということはないけれど、とっつきにくいのも確かだ。
時間を節約したい人は、オンラインチェックインとEボーディングパスを活用してみましょう。関空、がんばれ。

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