2024年7月のビエンチャン旅行で泊まったホテルを紹介。
Heavenchy Hotelという新しいホテルで、これまで数多く泊まってきたビエンチャンの宿泊施設の中ではもっとも綺麗で清潔な部屋だった。
ラオスは世界で最も滞在費が安い国とか言われることがあるけれど、実際の経験者ならわかるように、決してそんなことはない。ホテル、食事、交通費などはタイより割高なくらいだ。
たしかに安いホテルはあるけれど、はっきりいってレベルは低い。施設もサービスもタイより劣る。
今回初めて利用したHeavenchy Hotelは、タイに迫りつつあると感じた。まだまだ割高だけど、宿泊環境のよろしくないビエンチャンでは利用価値は高いと思う。
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ヘブンチー ホテル (Heavenchy Hotel)
場所は、リバーサイドエリアだ。川沿いからは歩いて5分程度で、ローカルなナイトマーケットに近くて、かなり便利な立地となる。
建物自体は昔からあったかもしれないが、綺麗になっている。
おそらく開業したのは2023年だと思われる。まだ新しいホテルだ。
ホテルという名称だが、実態としてはドミトリーのカプセルがメインのゲストハウスといえる。個室も多い。
1階部分は広いロビーになっている。
ビリヤード台とテーブルサッカーゲームなどあり。
スポーツビアと看板には書いてあるが、バーとしては営業していない。冷蔵庫にドリンクがあるので、セルフでビールを飲むことはできる。
奥にレセプション。
アゴダで予約済みでチェックインは簡単だった。パスポートを提示するだけ。デポジットなし。
ホテルの注意事項は、レセプションの男性が持っているスマホの画面で教えてもらう。
Wi-Fiのパスワードなどが記載してあるため、写真を撮っておこう。
レセプションの人がそのまま部屋に案内してくれた。
階段で2階へ上がる。
絨毯の廊下はラオスの格安ホテルでは珍しい。壁も綺麗だ。
クラシックダブルルーム
今回は個室を取っている。アゴダではクラシックダブルルームという名称だ。
ちゃんとプライベートのシャワールーム付き。
ドアを開けると、いきなりベッド。
むしろそれだけ。
事前に覚悟はしていたが、狭い部屋だ。
でもすごく清潔だ。まだ真新しい。
床も壁も綺麗。
おお、ラオスでこんなに綺麗で清潔な個室に出会えるなんて。
壁際に奥行きがほとんどないクローゼット。
クローゼットの扉を開けると、ちょっとだけ収納可能。
ヘアドライヤーが置いてある。
ベッドは壁ぎちぎちに配置。
このベッドは寝心地がすごくよかった。いいマットレスを使っているようだ。
これまで泊まってきたラオスのホテルのベッドではナンバーワンの寝心地だった。
ベッド脇に小さな冷蔵庫が置いてある。
無料の水2本、電子ケトル、インスタントコーヒー、インスタントラーメン、お菓子が置いてある。
冷蔵庫の中にはコーラとビールが少々。よくわからないが、インスタントラーメンとコーラとビールは有料だと思う。
コンセントは冷蔵庫の裏手にあり。
エアコンは効き目ばっちり。狭い部屋なので、あっという間に冷えてしまい、寒くなってしまうほど。
寝室の説明は以上でおしまい。
窓はない。もちろんバルコニーもない。
シャワールームは狭いけれど、寝室ほどの圧迫感はない。
シャワーは電気式で、もろに中国製。説明書きは漢字のみだ。欧米人は理解できるのか。
温度も水圧も強力ではないものの、普通に熱いシャワーが浴びられる。
ただ、ハンドシャワーのホースに穴が開いているようで、どこからともなく余計な水が噴射してくる。使い物にならない。天井固定式シャワーは問題なかった。
シャワーを浴びると床全体がびしょ濡れだが、これはもうしょうがない。
ただ、排水能力がすでに劣化しているようで、勢いよくシャワーを出し続けていると、水が床からあふれそうになる。
あやうく寝室にまで水が侵入しそうだった。
洗面台はまだピカピカ状態だ。見た目は綺麗。
ボトル入りのシャワーソープとシャンプーが置いてある。
さらに、アメニティが豊富だ。
綿棒、シャワーキャップ、櫛、歯ブラシ2本、カミソリまで。
ここまで揃っているゲストハウスは珍しい。
部屋はとにかく狭いが清潔で綺麗。それに尽きる。
ベッドの寝心地が素晴らしく、熟睡可能だ。
ホテル向かい側がバーになっていて、音楽もけっこううるさいけれど、部屋の向きが反対側かつ窓もないため、まったく騒音は気にならなかった。
廊下を歩く人の音が聞こえるくらいだ。
Wi-Fiとロビー
部屋の中で、Wi-Fiの通信速度は21Mbpsから30Mbps出ていた。
わりと安定している。
ただ、部屋には作業机がないため、PC作業はしんどい。
1階ロビーはテーブルと椅子が多くて、作業しやすい。電源もある。冷房もいちおう入っている。
ただ、このロビーは24時でおしまい。
部屋の照明と冷房を切ってしまうため、部屋に戻ってくれと言われた。
テラスには喫煙可能なテーブルがある。
こちらは夜中でも使えるが、蚊が多い。
まあ、ビエンチャンの夜なんて、パタヤみたいに長いわけではない。
日が変わったら寝る。
向かい側のバーも0時を過ぎると、大人しくなる。
無料朝食
朝食が無料で付いてくる。
提供時間は、6時30分から9時30分。
レセプションにメニューがあるけれど、卵料理の種類を伝えることくらい。
コーヒーはセルフサービスでいれる。
料理はテーブルまで運んでくれる。
ソーセージ、スクランブルエッグ、トマト、きゅうり、トースト2枚にバター。
まあ無料なので、これで充分でしょう。
ドミトリー宿泊者でもこの無料朝食がいただけるのはいいかと。
地図と周辺施設
地図
ビエンチャンといえば、メコン川沿いのツーリストエリアとナイトマーケットが有名だけど、今では川沿いよりも少し中に入ったエリアのほうが賑わっていると思う。
ホテル周辺はまさにそのエリアに近くて、とても便利だ。
ホテル前の通りは、韓国人旅行者向けの施設が多い印象で、多くの若い旅行者が行き交っている。欧米人も多い。
マッサージ屋やバーなどが並ぶ。
少し歩くと、大きなナイトマーケット屋台村が2つある。
ナイトマーケット以外にも路上の屋台多数あり。
ローカル価格で食べ歩きできる。
川沿いのナイトマーケットはおもしろくないので、こっち側に来たほうが断然いい。
ホテルから歩いて数分のところにビッグCミニというコンビニがある。24時間営業なので安心だ。
立地的にはすごくいいと思う。
はじめてビエンチャンに来る人でも大丈夫だろう。
宿泊料金と予約先
アゴダで予約した際は、クラッシクダブルルームが523バーツだった。2,250円ほど。
タイのホテルと比較すると間違いなく割高である。
ビエンチャンに来る前に宿泊したウドンタニーのタナブリーホテルと同じ価格帯だけど、中身は比較するまでもない。圧倒的にウドンタニーのホテルのほうがレベルが高い。
でも、ビエンチャンでこのレベルの清潔で綺麗な個室に500バーツちょっとで泊まれるのは珍しいことだ。
ビエンチャンには、300バーツから400バーツのゲストハウス個室もあるけれど、ぼろぼろなことがほとんど。快適性と清潔さがHEAVENCHYは段違いだ。それでもタイのホテルのコスパには及ばないが。
ドミトリーのカプセルベッドなら219バーツ。約940円。
ドミトリー自体は見ていないが、カプセルベッド仕様なので、安いドミトリールームに比べれば快適だろう。清潔さも維持されているはず。
クラシックダブルルームな個室とは違うけれど、もっと安く上げたい人はドミトリーにすればいい。
ウォークイン価格表。
クラシックダブルルーム 35万キープ
スタンダードダブルルーム 40万キープ
デラックスダブルルーム 45万キープ
カプセル 14万キープ
ビエンチャンではバーツがそのまま使えるのだが、バーツ払いレートだと1万キープを15バーツで計算することが多い。
クラシックダブルルームだと525バーツ。
カプセルだと210バーツ。
8月の料金をアゴダで見てみると、クラシックダブルルームが32万キープ(2,154円)、カプセルが13万キープ(882円)。
円高傾向となったため、さらに安く泊まれそう。
レートのいい闇系の両替所でバーツからキープに両替すれば、アゴダで予約するより、ウォークインのほうが安く泊まれる可能性もある。
クレジットカードで払いたいならばアゴダなどで事前予約したほうがいい。
人気ホテルのようで個室は売り切れのことも多そうだ。
⇒アゴダ
予約先は他にもあるけれど、実際に取り扱っているのはアゴダのみのようだ。他のサイトは料金が出てこない。
まとめ
ビエンチャンの安いホテル・ゲストハウスの中では、今回のHeavenchyは普通におすすめできる。
狭い部屋でよければ、綺麗で清潔な個室に泊まることができる。これはラオスではレアなことだ。
カプセルルームも安いわりには悪くなさそう。
もっと広い個室がいいならば、タイより割高なホテルを探すしかない。
ラオスのホテル探しはいろいろとむずかしいが、Heavenchyは、ほどほどの安さと清潔さと快適なベッドを求めるのならば、いいんじゃないかと。
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