ビエンチャンで宿泊した激安系ホテルを紹介。
Rainbow Hotelという名称だが、ホテルというよりゲストハウスだ。バックパッカーや沈没者が多く宿泊している。
ホステルもあるが、今回は安い個室に泊まってみた。エアコンとホットシャワー付きの部屋としては、ビエンチャンでもかなり安い部類に入ると思う。
壁は穴だらけで、汚いけれど、バス・トイレ・エアコン付きの個室が1,400円。
リバーサイドという好立地を考えると、お得なホテルだ。
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Rainbow Hotel Vientiane(レインボーホテルビエンチャン)
ビエンチャンのリバーサイドのメイン道路から路地に入って少し進んだところに虹のペイントをした建物がある。
それがレインボーホテルビエンチャンだ。まあわかりやすい。
ドミトリーが30,000キープと看板に出ている。今のレートだと50バーツだ。でもさすがにそれは無理。
ホテル玄関前はテーブルが並べてあり、日中はレストラン利用もできる。
中に入ってチェックイン。
ラオス人ではないようなアジア系の人が担当。南アジアかなあ。ラオス語でもタイ語でもなく英語で会話する。
アゴダで予約してあり、チェックインはすぐに完了。デポジット不要。
説明事項としては、無料の朝食が付くということくらい。
奥に螺旋階段があって、部屋まで上がる。
かなり急な角度の螺旋階段で、けっこうつらい。
しかも4階だ。目がまわりそうになった。
4階の廊下。
部屋の種類は豊富。
ドミトリー、シングルルーム(共用バスルーム)、スタンダードツイン(共同バス)、スタンダードダブルルームなどなど。
個室でも共用バスルームの場合もある。
共同の洗面所
共同のバスルーム
まあ、古いけれど、むちゃくちゃ汚いという感じもないかな。
昔ながらのアジアのゲストハウスに慣れている人な余裕の許容範囲だ。
スタンダードダブルルーム
今回はスタンダードダブルルームにした。部屋にバスルームもエアコンもついているタイプだ。
もうドミトリーはしんどい。個室じゃないとしんどいお年頃。でも宿泊費は抑えたい懐事情。
スタンダードダブルルーム内へ。
入ってすぐ左にバスルーム、奥に寝室だ。
部屋の照明スイッチ。扇風機もここでオンオフ。
カードキーで通電するタイプではなく、常にエアコンつけっぱなしも可能だ。
部屋は想像していたよりはいいんじゃないかと。
ベッドは大きいダブルサイズだ。
ちゃんと窓も付いている。
天井には扇風機。
むろんエアコンも付いているし、ちゃんと動く。
窓際には、ハンガー掛けらしき木枠とテーブルが置いてある。
窓の外の景色は特になし。隣の建物が見えるだけ。
でも日光はばっちり入っていくるので、圧迫感はない。
ハンガーがあれば洗濯物も干せそうだ。
テーブルの上には、水2本、石鹸2個、エアコンのリモコン。
ベッドのマットレスは少し固めだけど、個人的にはかなり好み。わりといいマットレスを使っているような気がする。安ドミトリーではこうはいかない。
ベッド脇には椅子が一脚置いてある。
コンセントはドアの近くに2箇所あり。
が、1箇所の電源は完全に切れていた。
使えるのはドアの脇にあるコンセントのみ。
テーブルと椅子を移動させて、無理やりPC作業環境を整えた。
使いづらいなあ。
Wi-Fiは、時間帯によって通信速度がかなり変わる。
昼間で3.3Mbps、夜間は29Mbps出ていた。
バスルーム
ラオスではよく見るタイプのシャワーとトイレが一体化した造りだ。
トイレが一段上がったところに設置されているのがポイント。
かなりぼろいし、正直、清潔とは言い難い。天井もちょっと穴が空いている。
でも大丈夫だ。
ホットシャワーはちゃんと出る。
洗面台もちゃんと使える。
ちなみにトイレットペーパーは付いていなかった。
バスタオルは最初用意されていなかったので、レスプションに伝えると用意してもらえた。
トイレットペーパーのリクエストすればもらえそうだ。
バスルームは共同のものとほぼ同じ。
洗面台は共同のほうが広く使える。
ということは、無理にバス・トイレ付きの個室にこだわる必要はないかもしれない。
なお、夜はすごく静かだった。
ほとんど物音がしない。
同じ階にドミトリーがあるのか不明だが、他の宿泊者がうるさくすることもなかった。
ベッドのマットレスが好みなこともあり、夜はぐっすり熟睡できた。
まあ、天井には余裕で穴が空いていたりと、お世辞にも綺麗な部屋とは言えない。
でもアジアの安ホテルなんてこんなものだ。
もっといいホテルがいいなら、この2倍から3倍の宿泊費を出さないといけない。
廊下に張り出してある注意書き。
チェックインした宿泊者以外のゲストを部屋に入れることは厳密に禁止しているとのこと。違反者には罰金20万キープ。
あと、現在はレインボーホテルという名称だが、以前はMixay Guesthouseだったもよう。
無料朝食
無料の朝食は午前7時から9時半まで。
ロビーに食材が置かれている。
トースト、ジャム、バター、インスタコーヒー、バナナだけの簡素なものだ。でも無料で食べ放題なのはありがたい。
ビエンチャンのホテルは朝食付きのところが多い。
インスタントコーヒーがDAO COFFEEなのも嬉しい。ダオコーヒーおいしい。
トーストとバナナとコーヒーをいただく。
トーストとコーヒーはさらにおかわり。
表のテラス席では灰皿が置いてあり、喫煙可能。
言い忘れたが、室内は禁煙だ。
テラスには冷蔵庫があって、ビールやコーラなどを販売。
昼間は料理の提供もあるみたい。
レセプションではバスやタクシーの手配も可能だ。
このあたりはどこのゲストハウスやホテルもやっている。
地図と周辺施設
リバーサイドのナイトマーケットまでは近い。
周囲にレストランやカフェ多数。
コンビニは川沿い道路を曲がったところに1軒あり。
観光客にとっては申し分ない立地だ。
リバーサイド全体にいえるが、タラートサオバスターミナルまでは中途半端に遠い。
早歩きで15分から20分くらい。歩くと汗だくになるが、行けなくもない距離だ。
宿泊料金と予約先
アゴダで予約して、スタンダードダブルルームの決済額が1,422円だった。
検索時はバーツ建てにしており、1泊360バーツ。直前予約の割引をしており、通常価格よりやすかった。通常価格では500バーツほど。
シングルルーム(共用バスルーム)なら300バーツほど。
ドミトリーなら180バーツほど。
現地ウォークイン価格表
ダブルベッドプライベートバスルーム(スタンダードダブルルーム)595バーツ
シングルルーム(共用バスルーム)が420バーツ
ドミトリー210バーツ
ファンのみの個室が280バーツ
マンスリーだと300USドルより。
看板にはドミトリー30,000キープとなっているが、実際はウォークインでも130,000キープだ。4倍以上。
ラオスの物価上昇はえぐい。というより、キープの暴落によりキープ建ての価格を上げざるを得ない状況だ。
ちなみに、ウォークインか価格でのキープとバーツのレートは、1万キープ=16バーツという計算になっているようだ。
バーツ暴落により、銀行両替レートよりも市中の勢闇レートのほうがかなりいい。ホテルでの現金両替もしているが、570キープ=1バーツだ。つまり、1万キープ=17.5バーツ。
ホテルで現金に両替するより、タイバーツで直接払いしたほうがお得だ。
とはいえ、アゴダで予約するほうがウォークインより安くなるが。わざわざ両替する必要はなく、最終的には日本円でクレカ決済される。
スタンダードダブルルームのウォークイン価格の595バーツは高いと思う。
400バーツ前後であれば利用価値は充分あるかなと。
まとめ
ビエンチャンのホテルのコスパは、タイに比べると格段に落ちる。
ビエンチャンは滞在費が安いとかホテルが安いとか言っている人もいるかもしれないが、タイのウドンタニーやパタヤに比べると格段に見劣りする。
安いホテルやゲストハウスはたしかにビエンチャンにあるけれど、レベルが低い。
その中でもレインボーホテルはまだマシなほうだと思う。
部屋の天井や壁に穴が開いていたり、コンセントが使えなくとも、これでもまだいいほうだ。それがビエンチャンのホテル事情。
ビエンチャンのいい立地で、ドミトリーではなく、それなりに安くてそれなりに快適な個室に泊まりたいならおすすめできる。期待は厳禁だが、安ゲストハウスに耐性があれば問題なしだ。
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