7月15日開始とされたタイの新しいビザ制度だが、本当に始まるかどうか疑問視されていた。
7月14日に首相が承認すると言ったものの、本当に書類にサインして官報に掲載されたかはわからないまま。
7月15日になっても、本当に新しいビザ制度が発効したのかわからない。
7月15日、一部の在外タイ大使館からは、新しいビザ制度の詳細が発表された。
すでに出回っていたインフォグラフィックも各国タイ大使館が掲載するようになった。
この内容は本物だ。
ビザ免除対象国が増えて、ノービザ入国の滞在期間が60日へ延長される。
ただ、開始日については言及されていない。まだ正式な開始日が決まる前に資料を作ったのかもしれない。
7月15日、各SNSではいろんな情報と憶測が錯綜した。
デイリー・ミラーの報道では、スリランカが新しくタイへのビザ免除対象国に含まれるとの決定は、タイ大使館がスリランカ当局に正式に通知した後にのみ有効になるとのこと。7月14日時点ではタイ大使館はバンコクから何の確認も受けていない。受け取り次第、スリランカの入国管理局と航空当局に伝えられて、決定は有効となる。
もともとノービザ対象国は滞在期間が30日か60日かの違いだけだが、新しくビザ免除対象国に加わる国からの旅行者は面倒だ。本当にビザ免除になっていないと、タイ行きのフライトに乗せてもらえないだろうし、現場にルール変更が周知されてないと混乱する。
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60日スタンプ報告
さて、そんな中、Xのほうで情報提供を呼びかけてみた。
7月15日の昼間はまだ報告がなかったが、夕方以降には多くの報告をいただいた。情報を提供してくださった方ありがとうございます。
午後の時間帯は30日のままという報告が続いた。
遅くなると、60日もらえたという報告が上がってきた。
スタンプ部分です。 pic.twitter.com/iDF9skZzu3
— onepunchmanreturn (@onepunchman7771) July 15, 2024
スワンナプーム空港での入国スタンプだ。
たしかに滞在期間は60日となっている。
VISA CLASSは、ビザ免除60日。
ただ、30日しかもらえなかった人もいる。
また、ノンカイでの陸路入国では依然として30日間だったという報告もある。
同じ日なのに統一感がない。
タイビザに関するフェイスブックページでは、ドンムアン空港での入国で60日スタンプを押されたという報告が上がっていた。
これは勝手な推測だが、制度としては本当に開始されているが、実際に発効されてから現場に情報が降りてくるまでにタイムラグが発生しているのだと思う。
現場に周知徹底されておらず、各現場ごとに対応が異なっているのではないかと。
本日以降はタイ全国の国境検問所でノービザ入国60日滞在の新ルールは徹底されていくはずだが、こればっかりはなんとも。
そもそも、7月15日開始の新制度なのに、前日に首相がこれからサインするつもりと答える時点でどうかと思う。
現場の混乱は目に見えていた。
新しくビザ免除対象国に加わった国からの旅行者は気が気でないだろう。本当にノービザでタイに行けるのかと。
まとめ
とりあえず、日本人のタイへのノービザ入国で滞在期間60日のスタンプが得られることは確認できた。
7月15日は全員ではなかったが、これからはほぼ間違いなく60日の滞在期間が与えられるはずだ。入国スタンプを必ず確認するようにしましょう。
Xで情報提供してくださった方には改めて感謝します。ありがとうございます。
デスティネーションタイランドビザの申請がすでに開始となったかは不明だ。
このあたりは在東京タイ王国大使館などのビザ申請についての情報更新を待ちたい。
ともかくこの騒動は終息しつつある。
タイノービザ入国滞在期間60日は開始された。
(追記)
7月16日になり事情が判明した。7月15日の夜に官報掲載となり正式決定、即座に施行となった。15日の昼間に入国した人は従来どおりの30日で、夜に入国した人は60日となった。
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